小川洋子著《猫を抱いて象と泳ぐ》図書館でタイトルを見て、なんのこっちゃ?と手にしました。
チェス指しリトルアリョーヒンの生涯のお話でした。
彼がどのような子どもだったか、どのようにチェスと出会い、どのようにリトルアリョーヒンになり、どうして人形チェス指しになったのか。
確かに彼は猫を抱いて象とチェスの広く深い海を泳いでいました。
そして、チェスの相手とチェス盤上の詩を盤下で聴く。
知らぬ間に、見た目は小さくても芯が強く利他的で思いやりがあるリトルアリョーヒンを愛おしく思い、
物語の終わりには泣いてしまいました。
小川さんの形容の仕方ってホントに素敵です。
なんでこんな表現が出てくるのだろうとウットリします。
チェスを簡単なルール程度しか知らなかったので、やっぱり熟知している人が読んだらもっと楽しめたのかな?とは思いました。
ちなみに気になり調べてみたら、アリョーヒンは実在したロシアのチェス選手で、彼の名前がついたディフェンスもあるそうです。
この本を読んで、私はやはりしゃべり過ぎだなと。
20代から今まで十分しゃべったから、これからはなるべくしゃべるのを控えていこうと思いました。
特に、空気を気にして気を遣ってしゃべったりするのを極力控えていこう。
そうしたら、もしかすると今まで見えてこなかったものが見えてくるのかもしれない。