西加奈子著《サラバ!》
{821D0436-7C9D-495A-A43A-7FFE94FB30C1:01}
楽しみにしてたサラバ!
やっぱ、西加奈子面白い!
主人公が1977年のテヘラン生まれというのは作者と同じで彼女からでないと出てこない設定なのだろうなぁと感心しきり。
マイノリティを第一に考え、怒りを生きる力にする姉と、自由で激情的で美しい母に挟まれた僕の話。
能動的に動きのではなく空気をひたすら読んで、時には自分を消して、状況に馴染んで自分の位置をコントロールし確立し、生き延びていく美少年。
自分のずるさも客観的に気づいて苦悩するので、どんな行動をしていても、いいんじゃない?って思ってしまう。
サラバは、エジプトの時の心の友との合言葉。
彼が家族の不穏から逃れるための大事なコトバでもあった。
叔母の夏枝が個人的にはステキと思う。
上巻は彼の高校時代まで。
下巻に突入中。