PARCO劇場にて

破門フェデリコ
 ~くたばれ!十字軍~





実の息子も敵に回し
全世界を敵に回しても
前人未到の道に進もうとした
皇帝フェデリコの物語

佐々木蔵之介×上田竜也で
中世ヨーロッパの壮大な物語が
動き出す!



佐々木蔵之介さんの舞台
面白くないはずがない


布や照明を印象的に使った演出や
俳優さんたちの熱演

フェデリコが繰り広げる破天荒ながらも
案外緻密な平和外交戦略

世界各地で戦争が起こり
収束が見えない今だからこそ

この異端の皇帝の生きざまは
私たちに何かを教えてくれているようだ



◆出演
佐々木蔵之介

神聖ローマ皇帝フェデリコ


上田竜也


フェデリコの息子
ドイツ王ハインリヒ



那須凜
フェデリコに仕える女官イザベル

ハインリヒの姉的存在
実は常闇の一族の末裔

栗原英雄
イスラムの君主アル・カーミル
フェデリコと友情を結ぶ

六角精児
ローマ教皇グレゴリウス
フェデリコの養父的な存在だが後に対立

田中穂先 石原由宇

磯部莉菜子 加賀谷奏音 熊野義貴 増山海里 山崎類 渡辺はるか


◆上演時間

第一幕 70分
休憩 20分
第二幕 70分
合計2時間40分



◆感想

こんな正統派の舞台をあまり観ない
私のお目当ては

マシュマロ会(旧アニキ会)の若頭
上田竜也くん

見た目はいかついけど
意外と礼儀正しくて真面目なお方

翔担の私たちのことを
アニキの姉さん と呼んで
リスペクトしてくれてる

私にとってはかわいい弟なんだよね

これは見ないわけにはいかない


パルコ劇場のお席は毎回
ゴールド会員の友人がとってくれて
いつもかなりいいお席なのに
今回は真ん中の通路より後ろ

幕が開いてそのわけを知る


フェデリコ役の佐々木蔵之介さんや
兵士役のみなさんに加えて

ハインリヒ竜也王子が
何回もその通路に来てくれるの


すぐ近くでひるがえるマント!

彼のビジュアルと華麗なマントさばきは
今回のキャスティングの鍵だったのかも

眼福でございましたラブラブ



調べてみると内容はかなり史実に忠実

フェデリコは
アラビア語を含む種々の言語に通じ
イスラムの文化にも通じた
先進的な国際人

武力によらず交渉によって
聖地エルサレムをキリスト教世界に回復

息子ハインリヒは教皇にそそのかされて
反乱を起こすもすぐに降伏

王位と継承権を剥奪され
盲目にされた上で城に幽閉される
(その後自殺したことになっている)


内容もそんなに難しくなく
学生時代の世界史を思い出しながら
興味深く観劇した


俳優さんたちがさすがの演技なので
申し分ない

もやもやが一切残らない
大満足の作品でした




◆あらすじ HPより
13世紀、中世ヨーロッパ。

神聖ローマ皇帝となったのがフェデリコ2世(1194~1250)。

100年やっても決着しない戦争の無駄に気付き、得意のアラビア語を駆使し敵の長と「文通」。

十字軍を停戦し奇跡の平和を築く。

だが神の意に沿わぬ和平は教皇の怒りを生み、中世最大の罰「破門」(戸籍抹消。社会的な死刑)を受ける事に。

“神の代理人”教皇との罵詈雑言の応酬や、父が天才すぎて理解できぬ息子の悲哀と確執

その父子の対決と理解の長い旅路は、世界に何をもたらすのか…
『破門フェデリコ』の壮大な物語が始まります。




お花がたくさん届いてたみたい



ほぼ蔵之介さん宛ね
人気者なんだなぁ

竜也くん宛はフジテレビさんだけ


東京公演は9月1日まで
当日券で入場してた方もそれなりにいた

まだチャンスはあるかも

その後地方公演があります