ウーマン・イン・ブラック
~黒い服の女~
観劇しました
スーザン・ヒルの小説をもとにした
英国ホラー演劇の傑作
ホラー苦手な私でも大丈夫かしら
ドキドキしながらの観劇でした
なるべくネタバレなしで感想を
それはもう怖かったー
効果音と照明
俳優さんの演技
それだけで
あんなに怖くなるものなのね
観劇中3回くらい飛び上がりましたよ
出演が
向井理さん
勝村政信さん
2人芝居
1987年初演から
ロンドンっ子を恐怖で震え上がらせ
世界40ヵ国あまりで上演されている
恐怖劇の傑作
PARCO劇場でも
なんと8度目の上演
私は初見でした
いやー
これは面白い
ヒットするわけです
頭を冷やしてストーリーを整理すると
とてもシンプルなおはなしなんだけど
本当に怖いものってシンプルなのかも
カテコで見えてはいけないものが
見えてしまったワタクシ
恐ろしいあのことが起きてしまったら
どうしよう
劇場を出てからも怖い
蒸し暑い夏にぴったりの作品
11列目ほぼセンターの
お席だったんだけど
素晴らしい演出のおかげで
向井理さんをかなり近い距離で
拝見することができた
気付くと近くにいたんですよね
まわりみんなざわついた
至近距離でイケメンオーラ浴びて
すこぶるゴキゲン
イケメンなだけでなく小顔長身で
とんでもなく手足が長い
お会いするのはハリーポッターに続いて
2度目ですが
今回はすぐ近くで見れたので
とっても幸せ
観客に女性が多かったのは
向井さん目当てかしら
勝村政信さんの七変化
すごかったー
ベテラン俳優のとてつもないパワー
感じました
俳優が2人しかいないのに
作品にとっても奥行があるのは
勝村さんの演技の深みに負うところが
大きい気がする
おかげで向井さんの演じる「若い男」が
より活きてくる
とにかく素晴らしかった
恐怖劇というジャンルで
自分が感動するとは思わなかった
先月行ったばかりのイギリス
気付いてなかったけど
イギリス発の舞台やミュージカルには
随分とお世話になってる
当日券あるらしいので
お時間ある方はぜひ劇場へ
◆上演時間
第一幕 55分
休憩 20分
第二幕 55分
合計 約2時間10分
◆ストーリー 作品HPより
ヴィクトリア様式の小さな劇場。
舞台には特別な装置やセットはなく、ガランとしている。そこへ中年の弁護士キップスと若い俳優が相次いで現われる。
キップスには青年時代、家族や友人にも告白できないような呪われた体験があった。以来、その記憶のために悪夢に悩まされ、安らぎのない日々を送っていたのだ。
悩みぬいた末、キップスはこの忌まわしい記憶を、家族に打ち明けようとする。あの怪奇な出来事を劇場で語ることによって、悪魔祓いにかえ、呪縛から解放されようというのだ。その手助けに、若い俳優を雇ったのだった。
キップスの告白はひどく長い。そのため、俳優が“若き日のキップス”を、“キップスが出会った人々”をキップスが演じるという上演の形が、俳優から提案される。そして「芝居」は始まった。
若きキップスは、勤務先の弁護士事務所の顧客アリス・ドラブロウ夫人の死から語り始めた。この身寄りのない老婦人は北イングランドの片田舎で亡くなり、その葬儀と遺産整理のためにキップスが現地まで行くことになったのだ。夫人は地元の町クリシン・ギフォードの誰とも交流を持たずに、ナイン・ライブズ・コーズウェイの先、イール・マーシュの館で暮らしていた。そこは潮が引いた時にしか行き来のできない孤立した場所だ。
クリシン・ギフォードの人々は、キップスがドラブロウ夫人の名前を出す度に、表情を凍りつかせ不審な態度をとるのだった。彼女の葬儀に参列し、その後で館を訪れた彼は、そこで人々の態度を理解することになった。
彼は見たのだ。葬儀の教会と、そして無人の館の裏で。いるはずのない黒い服の女を。
中年のキップスは、録音技術による効果音にも助けられ、勢いを得て俳優との過去の再現に熱中していく。
恐怖の体験から一夜置いた若きキップスは、町で事情を知るはずの人々に、自分の見た女が誰か、ドラブロウ夫人とその館にまつわる因縁が一体どんなものかを問いただそうとするが真実は闇の中だ。それでもキップスは再び館に戻り、自分の仕事を果たそうとする。
再び館で迎えた夜。彼がそこで体験した出来事。その後の彼を襲う、さらに恐ろしい悲劇。
キップスの記憶が再現されるにつれ、劇場でも、奇妙な変化が起きていた・・・。
会場にはお花たくさん