汐留美術館で開催中の

 

テルマエ展
お風呂でつながる古代ローマと日本



どんなきっかけで読んだのか
ヤマザキマリさんの
テルマエ・ロマエ

あまりの面白さに電車で読んだら
アブナイ人になっちゃうやつ
全巻買って夢中で読んだ

映画ももちろん見た
一回原作マンガで大笑いしてるのに
映画も面白くて大爆笑

どちらも日本人なのに
顔が濃い阿部寛さんと
すっきり系の上戸彩さんの対比も
楽しかった

そんな人ならとっても楽しめる
おすすめ展覧会



栄華を極め輝かしい歴史を持つ
古代ローマで
紀元前から発達したお風呂
テルマエ(公共浴場)

大のお風呂好きの日本人の入浴文化

両方が楽しめる

一部撮影OKの展示あり


展示はまず
古代ローマの暮らしから


ローマなどの大都市には
政府高官、貴族などの富裕層から
商人、職人、労働者、奴隷たちなど
多様な人々が暮らしていた

下層民の住空間は狭く
水道や台所、風呂の設備はなかった

大衆の不満を解消すべく作られたのが
奴隷の剣闘士が戦うコロッセオや
演劇を含む見世物など娯楽の提供など

加えてテルマエ


テルマエのルーツのひとつに
古代ギリシャの運動施設の水風呂が
あるので

テルマエに行くと軽く運動してから
冷浴、温浴、熱浴、マッサージと
現代日本のスーパー銭湯のような流れ


撮影OKコーナーの
カラカラ浴場の図面




東京造形大学のみなさまが作った
250分の1サイズの復元模型



復元CGの映像も流れていた



広大なプール

優雅ですねー


ちなみに男女は別で
料金は格安だったそうです


いやん

その名も恥じらいのヴィーナス
はるばるナポリから来日


モザイク
牧神頭部

これはアーティゾン所有


ドイツのバーデン=バーデン
イギリスのバースなど
遥か遠くの植民地にも
ローマ浴場跡がある

ローマのテルマエ文化恐るべし!



次は日本の入浴文化の展示


日本でも古くから温泉で湯治する
習慣があった

人工的な入浴施設としては
仏教の寺院内につくられて
汚れと穢れを清める場として
広まっていった

江戸時代には入浴の習慣が定着し
町の中に湯屋が整備される


湯屋の模型

入口は男女別


横から見ると洗い場がある



洗い場の奥には湯舟



その裏に釜場



ちなみに2階は男性専用の休憩所
ん?
差別じゃない?


昭和30年代のシャンプー

粉とかチューブ入りなの


明神湯のジオラマ

昭和32年創業の銭湯

今でも存在して営業してる



よくできていて横から見ると



縁側でお風呂上りの女性が涼んでる

奥は脱衣所
にゃんこが覗き見爆  笑


その奥は洗い場



いやーん
裏方のおじさまから丸見え!



反対側の横からは男湯が見える

なんだかおおらかね


ケロリン桶



現代では各家庭にお風呂が
備えられてるようになる


出口


カラカラ浴場に立つルシウスさん
浴衣きてケロリン桶持ってる





寒くて凍える冬も
暑くて汗だくの夏も

毎日自分のうちでお風呂に入れる幸せ

ありがたいよね