六本木にある

国立新美術館で開催中の

マティス 自由なフォルム




備忘録の続き

セクション5
《ヴァンスのロザリオ礼拝堂》



ニース郊外にある小さな村ヴァンスの
ロザリオ礼拝堂

最晩年のマティスが切り紙絵を応用し
建築の室内装飾や司祭服をデザインした
マティス芸術の集大成



以前2回訪問したけど
写真禁止なので入口しか撮ってない


今回の展覧会では写真が展示されてて


 

そうそう
こんな感じ

実際は自由見学はできなくて
子供たちの集団に混じって
英語のガイドを聞きながらだった

なのでとても賑やかだった記憶


外観の模型?



そしてレプリカで再現された部屋

主祭壇の奥に
陶板壁画 聖ドミニクス



ステンドグラス


青、黄、緑の3色を用いて
生命の木をモティーフとしている


主祭壇の前はこんな感じ



陶板壁画

十字架の道行



陶板壁画

聖母子



この部屋の手前にあった
聖母子の習作スケッチ

その上にはマティスの写真

マティスの前には別の習作

陶板壁画は修正がきかないので
何度となく習作を繰り返して
結局とてもシンプルな絵に行きついた



気付くと暗くなってる




と思ったら
小鳥の鳴き声とともに明るくなって

ステンドグラスが朝日に照らされて
床に映りこんで美しい


時間の移ろいとともに
光の方向が変わり
ステンドグラスの影が動いていく



その様はため息がでるほど美しい


実際は礼拝堂に早朝から夕方まで
ずっといることはできないので
ここで疑似体験させてもらってる感じ

質感はどうしても本物とは違うけど
これはこれで得難い体験



手前の展示室には
マティスがデザインした
カズラ(上祭服)の展示も
カズラとは礼拝のときに司祭が着用する祭服

真っ黒はお葬式用かしら


ポップなもののほうが多い

 

 

 

 



どれもとってもお洒落
私、普通に着てみたい

ショップには売ってなかった
あるといいのにね


南仏に行きたい熱があがってしまう
そんなマティス展でした