六本木ミッドタウン
サントリー美術館で開催中の
 

    
四百年遠忌記念特別展

大名茶人 織田有楽斎

 


 

 

休館日に
メンバー貸切内覧会と
スライドレクチャーに参加


その備忘録

写真NGなのでテキストのみ

 

 

織田有楽斎とは

 

 

織田信長の弟 織田長益

 

信長の長男・信忠に仕え

本能寺の変で

主君が二条御所で自害したとき
自身は御所を脱出

その後信長の次男・信雄に仕え
徳川家康と豊臣秀吉の講和を調整し
存在感を示したものの
信雄が改易されてしまい

今度は秀吉の御伽衆に加わり
関ヶ原の戦いでは東軍として参戦

大坂夏の陣の前には
家康の許可を得て主君から離れた

 

 

どうする家康にこんな方いたかなぁ

思い出せないの

 

 



信長、秀吉、家康の三天下人に仕えて
時流を乗り切り

晩年には京都・建仁寺の塔頭
「正伝院」を再興、隠棲

正伝院内に有楽斎が建てた茶室
「如庵」は国宝に指定されている

 

40代前半には有楽斎と名乗っている

有楽斎は「うらくさい」と読みます


東京・有楽町の
地名の由来にもなっている


有楽斎展のサブタイトルは

鳴かぬなら 生きよそのまま ホトトギス




今回の展覧会では
多数の手紙が展示されている

それらの手紙から
茶の湯を通して広い交友関係を
築いていたことが伺える

当時茶の湯は政治の重要なツールだった


展示されてる手紙のひとつに

急ではあるが明日の朝お茶会するので
絶対きてくださいね


という感じのものがある

(現代風に意訳)

こんな風に急遽招集されるのは
珍しいことではなかったらしい

そこでは一体
どんな会話が交わされたのか




有楽斎は名物と呼ばれた茶器
たくさん持っていた

それらは孫・織田三五郎の遺書により
形見分けされ
残りは恩ある正伝院に寄贈された

今回も茶道具が多数展示されている




絵の展示もいくつかあり

狩野山楽の蓮鷺図襖

とても大きな襖絵で
正伝永源院から外して持ってきている

通期展示なのでいつでも見られる

絵にはコサギ、ゴイサギなど
水辺に棲む鳥がたくさん描かれている

蓮と水鳥は古代中国でよく描かれたテーマ

絵にひとつだけ双頭蓮が描かれている

双頭蓮とは1つの茎に2つの花が咲いた
とても珍しいもの

見ると幸せになれるとか

四つ葉のクローバー的ね


私も見つけることができたニコニコ

展覧会行ったら、ぜひ探してみてね



どれだけ珍しいのか検索してみたら
50年から100年に一度らしいのに

2023年は奈良・喜光寺と
大船フラワーセンターで咲いていた

次は50年後?
それとも、それほど珍しくない?
どっち?