上野公園にある
国立科学博物館


今回初めて入ってみました



そこで開催中の
特別展 和食
 ~日本の自然、人々の知恵~



たまたま目について
思い立って行ってみたら
すっごい面白かったむらさき音符



「和食」がユネスコ無形文化遺産に
登録されて10年

日本列島の自然が育んだ多様な食材
人々の知恵や工夫が生み出した技術
歴史的変遷、そして未来まで
身近なようで意外と知らない
和食の魅力に迫る展覧会



和食を知ることは日本の自然と
そこに暮らす人々の知恵や歴史を知ること


本当は2020年に開催予定だったのが
中止になって今年開催


東京は2月25日まで

その後
山形、宮城、長野、愛知、京都
熊本、静岡とまわる予定



第1章 和食とは から始まる



和食の多様な食材は
南北に長く、海山里と表情豊かな
日本列島の自然によってもたらされている

命を育む水
風土と関わりの深いキノコや山菜
海外から持ち込まれた野菜や穀類
多種多様な魚、貝・甲殻類、海藻

これらが順番に展示・説明されている


まず

和食の基本は
出汁や調理に水を多用すること

和食に向いているのは軟水

同じ軟水でも都道府県ごとに
水道水の平均硬度が結構違うのが驚き

関東は意外と硬度が高い


ペットボトルのお水も取水地によって
結構違う

同じいろはすでも違うんだー



次は豊かな植生

日本列島は南北に3000km以上
冷温帯から亜熱帯気候まで多様

陸地の7割以上が山地で複雑な地形

その多様な気候や地形のおかげで
植生がとても豊か

日本の7500種の陸上植物のうち
2700種が固有種

日本は世界に36しかない
生物多様性ホットスポットに
指定されている



日本にあるキノコは3000種
世界のキノコは約2万種だから

とても多い

松茸ってこんなに大きくなるのね


こちらは毒キノコ

サクラタケなんて可憐で可愛いのに
美しいものには毒があるのね


山菜

100種類くらいの山菜が食べられている



野生植物から食材に適して効率的に
栽培できるものを人為的に作り出した
それが野菜

人類が穀物の栽培を始めたのが1万年前

野菜はそれより遅く
タマネギの誕生が8000年前
それ以外の多くは3000年前

日本には野菜は自生してなくて
ほとんどが外国から持ち込まれたもの


大根、春菊、白菜がヨーロッパから
持込まれたものだなんて、意外

 

 


その大根
日本の地域ごとに色んな種類がある

今でもこんなに違う



お魚

日本には4500種類も生息する

同じ島国でもイギリスでは300種類
ニュージーランドでは1300種類ほど

日本は桁違いに多い


出世魚




マグロは種類たくさん




海藻おしばがきれい



美しいトサカノリは神津島産


海藻を食べるのは日本人だけらしい
海藻を消化するための細菌は
日本人の腸にしかいないんですって



まだまだ興味深い展示があったけど
長くなったので続きはのちほど

備忘録として何回かに分けて
書けたらいいな