イタリア旅行日記
続きです
ミラノの象徴といえば
ドゥオーモ
Duomo di Milano
日本語だとミラノ大聖堂
今回の旅の目玉のひとつ
世界最大級のゴシック建築で
全長157m、幅92m、高さ108m
バチカンの
サン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさ
1386年着工、1813年完成
完成までなんと400年超
サグラダファミリアどころじゃない
西側のファサード
たくさんの彫刻にブロンズ製の扉
中央の扉にはイタリアの彫刻家
ルドヴィーコ・ポリアーギが
手掛けたレリーフ
現地で当日チケット買って
並んでも入れるけど
大人気なので
事前にネットでフルアクセスの
優先入場チケット買って
屋上テラスへのエレベーターを
日時予約しておきました
ファストパスってやつです
これだと並ばなくていいし
屋上行くのに階段上る必要もない
高いところ好きだからか
パリでもフィレンツェでもミラノでも
ドゥオーモに行ったら屋上は必須と
私は思うのです
なかでもミラノドゥオーモの屋上は
すごいよ
ゴシック建築好きなら
死ぬまでに絶対行くべき場所
エレベーターで
スルッと上に上がるとこの景色
間近に繊細な彫刻が見える
ドゥオーモの上をぐるっと約1周できる
緑の線は避難経路なので短いけど実際はもっと先まで行けます
それにしても大理石の美しさよ
マッジョーレ湖近くで採れる
カンドリア大理石
非常にデリケートで変色しやすく
劣化すると割れてしまうので
絶えず清掃・修復がされている
今回もメンテ中のところが数カ所
20年前に見たときはもっと灰色だった
2008年に終わった大改修工事で
美しい姿を取り戻したらしいので
この美しさを見れてよかった
壁面の彫刻は面白いのがある
口あいてるのよね
色んな形がある
これは空想上の動物をモチーフにした
ガーゴイルと呼ばれる排水溝
全部で150体
排水溝ですらアート!
柱に何気なく添えられたこんな顔とか
探すのも楽しい
彫刻全部でなんと3500体!
全部違うのでそれを見るだけでも
楽しい
見下ろすとときどき小さな広場がある
中には入れないけどね
通る途中に広場があることも
建物の丸い部分の端にくると
建物の細長い部分の側面が見える
たくさんの彫刻や装飾の素晴らしさに
圧倒される
尖塔は全部で135本もあるんですって
この斜めの橋みたいなのは
フライング・バットレスという
外壁補強の柱
美しい階段を登って
屋上の中央テラスへ
ここは建物の細長い部分の屋上
景色を楽しむ人々がたくさん
大尖塔の上にある黄金の聖母マリア像
キラキラです
上ってきた階段方向を見下ろすと
ヴィットリオ・エマヌエレ2世ガレリア
反対方向
すぐ向かいのビルの屋上では
お食事を楽しむ人たち
遠くには高層ビルがいくつか
下を見るとさっき歩いた通路
フライング・バットレスは
排水の仕組みも兼ねてるのかしら
ここの大理石
修復の前と後が混在してる感じ
ダメになった部分だけ交換されてる?
20年前は灰色が多かった記憶
隙間から覗いてみると
大聖堂広場の工事中の囲いの中に
銅像が隠れてるのが見える
イタリア王国の最初の王
ヴィットリオ・エマヌエレ2世の
馬術銅像
今回は見れなかった・・・
また今度
中央テラスの奥から入口を振り返る
一番奥は西のファサードの上
まん中以外は結構な傾斜になってて
大理石でちょっとすべるので
行くならスニーカーがおすすめ
さて帰りますか
きたときとは別の階段おりる
基本的に全部一方通行
最後に上をもう1回仰ぎ見る
美しい大理石と装飾の奥に
黄金の聖母マリア像
何度来てもいいところだなぁ
きっとまた来ます
細くて暗い階段をくねくね下りると
ドゥオーモの中
フルアクセスのチケット持ってたので
見せて中に入れてもらいます
テラスだけというチケットもある
フルアクセスチケットじゃないと
外で並ばないと中に入れない
長くなったので続きます