先日
帝国劇場

千と千尋の神隠し
観てきました



期待にたがわず
いや、期待以上に素晴らしい舞台で
とっても面白かった


2階最前列のセンター寄りのお席で
隅々までよーく見えた
ぴあさんに多めのチップ払ったかいがあった


宮﨑駿さんの不朽の名作
千と千尋の神隠し
世界初の舞台化



翻案と演出を手掛けるのは
ジョン・ケアード氏

ナイツ・テイル作った方よね

レミゼの世界初演の潤色・演出を
担った方だというのは知らなかった




※ソフトネタバレあります



いやー
この人、まさに天才だ


異形の八百万の神々が登場する
あのファンタジーアニメを
狭い舞台の上で
生身の人間で再現するという
無謀とも思える挑戦


常人は思いつかないし
仮に思いついても
やってみようとは思わないよね


実写化すら大変そうなのに


それが違和感なく完璧に再現されてる


完璧に
といっても
ずっと昔に見た映画の記憶は
かなり儚くなってて
あまり自信はない

それもそのはず

調べてみると
映画はなんと20年も前のこと


でも舞台を見ていたら
アニメの場面が脳内に蘇ってくるから
かなり再現度は高いんだろうと思う


帰って映画のあらすじを調べてみると
かなり忠実に再現されていることが
わかって、またまた驚く


あのアニメを一体どうやって
舞台に再現するのか
見る前は不思議に思ってたことも
難なくクリアされてる


湯婆婆の大きな顔とか
6本足の釜爺の動きとか
白竜と一緒に千尋が空を飛ぶとことか

オクサレ様がきれいになって
河の神に戻るさまとか

カオナシが暴走して
どんどん大きくなるとことか


例をあげたらキリがないほど


被り物やぬいぐるみも上手に使って
種も仕掛けも黒子も見えてるけど
違和感なく受け入れられる
世界感を邪魔してないのよね



千尋役は
橋本環奈ちゃん
上白石萌音ちゃん

Wキャスト

どちらも身長152cm
奇跡のキャスティングよね


私が観たのは萌音ちゃん
両方観たいと頑張ったけど
環奈ちゃんの回はどうしても取れなかった



萌音ちゃん
10歳の少女の雰囲気
しかもあのアニメ的な動きが
とてもよく表現されていた
すごいわぁ


カオナシもね
普段はぼーっと立ってるんだけど
突然コンテンポラリーな感じで
お洒落に踊りだすの

カオナシ役はダンサーの菅原小春さん

この意外な組み合わせがナイス

 

 

湯婆婆もすごかったわよ

もう、そのものだもん

本家の夏木マリさんも拝見したかったな



全体的に完成度高く感じたのが
驚くべき点だと思う

ふつう初演のときって
もたつきがちで退屈だったりするよね

はじめからこんなに完成度が高いって
すごいわぁ

スピード感も心地よく
舞台に集中して見ることができた



今回の帝劇のチケットは完売してるけど

間違いなく再演されると思うし

世界中で人気の作品だから
世界展開もすぐにあるだろうな
と思う


東京のあとは
大阪、福岡、札幌、名古屋の予定

 

 

何年か後に再開するのが

とても楽しみな舞台です




◆キャスト

宝石赤 上白石萌音:千尋
宝石ブルー 醍醐虎汰朗:ハク
宝石赤 菅原小春:カオナシ
宝石赤 妃海風:リン/千尋の母
宝石ブルー 田口トモロヲ:釜爺
宝石赤 朴璐美:湯婆婆・銭婆

宝石ブルー 大澄賢也:兄役/千尋の父
宝石ブルー 吉村直:父役
宝石ブルー おばたのお兄さん:青蛙



◆あらすじ
10歳の少女・荻野千尋は引っ越し先に向かう途中、父の思いつきで森の中の奇妙なトンネルから通じる無人の町へ迷い込む

そこは八百万の神々が住む、人間が足を踏み入れてはならない世界だった

神々の食べ物を勝手に食べて両親は豚にされてしまう

千尋が迷い込んだのは魔女の湯婆婆が経営する「油屋」という名の湯屋(ゆや)

少年ハク、釜爺、リンに助けられながら、両親を助けて人間の世界に戻るために、千尋が奮闘する物語




帝劇の1階にこんなコーナーが



キャストの方々のコメント見れる







そうそう

調べててわかったのは
映画で湯婆婆の息子・坊の声を
神木隆之介さんがやってるの

20年も前のことよ!
子役時代から大活躍なのね