ドラフト6位・今川優馬とその家族を、ドラフト当日を中心に追ったTBS「バース・デイ 8人大家族の夢」が30日、HBCで放送されました。6人きょうだいの長男。父母と弟4人妹1人がしっかりと支えた結果のプロ入りです。
この番組は道内ではネットされていませんが、支配下選手では最後に指名された今川の大学・社会人での這い上がりぶり、ちょっと無茶とも思えるバッティングスタイル、そして大家族みなそっくりの顔立ちをしているところなど、テレビ向きのキャラがTBSの目に留まったのでしょう。東山紀之の語りも素敵でした。
内容的にはすでに道内ローカル局が取り上げていた部分が多かったです。2年前、大学4年での指名漏れの失意を家族とともに味わった今川。今回のドラフトの場面では最後に名前が呼ばれると、札幌でテレビを見ていた家族全員がうれし泣きしていました。
きょうだいが多いプロ野球選手というと、漫画「巨人の星」の左門豊作を思い出します。熊本農林高を経て、大洋ホエールズに入団。父母を早くに亡くして親戚の家で厄介になっており、高校進学が難しかったところを、弟妹たちが、「僕たちが働くから、あんちゃんを高校に」と養父母を説得し、野球を続けることができた設定でした。
今川も何かの折、「僕だけが大学まで進ませてもらい、野球を続けることができた」と家族に感謝の気持ちを伝えていました。そんなところも左門豊作とかぶります。
ドラフト指名を受けて、今川家は大喜びでした。しかし、ここがゴールではありません。ここからが本当のスタート。でも、ハングリー精神旺盛な今川なら、プロでもまた這い上がって来るのではないでしょうか。ドラ6からの下克上を大いに期待しています。頑張れっ
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