「メジャーを目指すなら、甲子園は目指すな」と長谷川滋利氏 | 明け暮れファイターズ

明け暮れファイターズ

北海道日本ハムファイターズを昭和世代のオヤジが語る。

「選手の健康管理を考えてしっかりやっていくことがいちばん大切で、もはや甲子園での夏の大会は無理だと思う」との荻生田文部科学大臣の発言が関係者の戸惑いと反発を招いています。目

 

この大臣は以前にも、大学入学共通テストに導入される英語の民間試験について「身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」などと発言して批判を浴びるなど、「失言大臣」のレッテルを張られそうな感じ。29日も弁明に追われていました。ダウン

 

でも、甲子園に関する発言は大臣としての立場でなければ、最近はよく聞かれる内容です。オリックスからエンゼルス、マリナーズと活躍した長谷川滋利氏も著書の中で、「大谷翔平クラスのメジャーリーガーを育てたいなら、甲子園は目指すな」と言っています。野球

 

この10月に出版された「私が見た大谷翔平とメジャー新時代」(祥伝社新書)を読みました。この中の「第4章・日米の野球教育を比較する」の中で、現在の日本の高校野球の問題点について詳しく触れています。えー

曰く、「メジャーのマウンドで長く投げる投手を育てたいなら、あるいは、大きく構えてフルスイングでメジャーのスラッガーに負けない打者を育てるなら、甲子園を目指さないことでリスクは減らせる」、「夏の甲子園は災害級の酷暑であり、そこでプレーするのも観戦するのも危険」、「(私がすすめる高校の基準は)連投させない指導者、連投させる指導者を雇わず、具体的な指針を出している学校。投手のブルペン投球は60球、試合は、たとえ完全試合をやっていても100球を絶対に超えない」…等々。ニコニコ

 

そのほかにもいろいろと書いており、「甲子園という呪縛を離れて本物のスラッガーを育てよう」、「ショーケースとしての甲子園の役割は終わった。甲子園に出なくても日本の隅々までスカウトの目は届いており、NPBやメジャーの選手になれる」などとしています。野球

 

とは言え、国民的行事とも言われ、野球少年の多くが目指す甲子園大会のことですから、そう簡単にはこれまでの考え方が変わることもないでしょう。予選決勝を回避した佐々木朗希のような事例が増えてくれば、選手・関係者・ファンの見方も徐々に変わってくるのかもしれませんね…。ニコニコ

よろしければ、クリックお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 北海道日本ハムファイターズへ
にほんブログ村