パナソニック「スマートビエラ」のテレビコマーシャルについての考察 | 株式投資に関わる経済ニュースをブッた切り!! 株leaksブログ

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パナソニック「スマートビエラ」のテレビコマーシャルについての考察
編集長X著


 7月19日に、サッカー界のスーパースター、ブラジルのネイマールjr.とのグローバルパートナーシップ契約を結び、世界各国のテレビCMへの出演などが決まったことを発表したパナソニック。31日に発表した13年4~6月期連結決算は、円安に加えて薄型テレビや電池事業の収益が改善したことなどを受け、当期の最終損益が前年同期比8.4倍の1078億円の黒字となり、4~6月期としては過去最高益を記録するなど、このところは明るい話題の提供が続いていた。



 そんななか、面白いニュースが飛び込んできた。4月から販売されているパナソニック「スマートビエラ」のテレビコマーシャルの放映を、民放各社が拒否していることが明らかになったというのだ。パナソニックのような大手スポンサーのCMを各局が放送しないというのは異例中の異例。どうやら、「スマートビエラ」のセールスポイントになっているある機能が、地上放送事業者連絡会・BS放送事業者連絡会で制定しているガイドラインに抵触しているようである。



 その機能とは、電源を入れたときに最初に表示される画面をユーザー自身の手でカスタマイズでき、テレビ番組の画面に加え、インターネットの検索画面も同時に表示できる「マイホーム」なるものだ。「スマートビエラ」は「ビエラ」時代にはなかった無線LANユニットを内蔵することにより、インターネットとの連携を強化。その結果、この「マイホーム」機能が誕生することになった。一見、便利な機能のように思えるが、「視聴者から見るとインターネットブラウザと放送画面が一体に見えるため、視聴者は放送番組と、地域情報等も放送局が提供した情報と誤解してしまう可能性がある。番組の一意性が確保されていない状況を招くので、このような表示は避けるべきである」(前記ガイドライン)なのだという。要するに、放送局の意図に反する内容が、同一画面内にあるインターネットに表示される恐れがあり、それは都合が悪いというわけだ。



 ここまでの話であれば、「放送メディアとは、なんと器の小さいことか」で一蹴して済ませばいいだけなのだが、興味深いのは、この放映拒否されたCMが「ビエラ」のサイトで視聴できるという点である。通常のテレビCMは「自ら進んで見るもの」ではなく「見せられるもの」であることから、よほどのインパクトがないと内容は気に留まらない。しかし、この手のニュースを見ると、人間の心理として自ら進んで見たくなってしまうもの。つまり、テレビCMよりもはるかに高い広告効果が得られる状況ができるかもしれないというわけだ。このニュースの広まり次第によっては、パナソニックにとっては結果オーライの事態に発展する可能性もなくはないといったところだろう。



 ここ最近、興味深い話題をなにかと提供してくれるパナソニック。“次”はどんなニュースを振りまいてくれるのか、楽しみに待ちたいものである。






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