ネタバレあるのでご注意ください。
では、ここらではじめます。
不妊治療について取り上げたお話です。
まず、不妊治療とはなんぞ?という定義からどういう段階を経て治療が行なわれるのか書かれています。
体外受精に関しては、この本の初版が2008年ということもあり、今とはちょっと違う面もあります。
本の中では受精卵を2~3個戻すとありますが、実際は1~2個です。3個戻す考えはもう過去であり
今では存在していないと思われます。
そして体外受精で生まれた子は奇形率があがる。。。というのは間違いである。ということ。
いまは、不妊カップルが増えている。でも治療費は自己負担であること。
国がもっとうごくべきだ!ということを、主人公が大学で生徒に講義をするようにして、読者に現状を伝えている。
不妊治療を知らない方にも、わかりやすく書かれていると思います。その点は◎
ですが、やはり小説なんで、少しスリリングさがないといけないのかもしれませんが、そのスリリングの矛先を
そこやっちゃった!?(><)って内容になっています。
これはモロネタバレなので、これから読む方はとっとと、このページを閉じてね。
では書きます。
子宮頸がんで子宮を失った主人公は、薬を飲んで卵巣も腫らせます(わざと)
そして子宮摘出のときに片方の卵巣も取り出すようお願いをする。
そしてそれをホルマリンではなく冷たい水のようなものの中に入れます。
手術をしているのは不倫関係にあるドクターにお願いをしていて、ナースとかは手術室にいない。
取り出した卵巣から卵子を取り出し、この医者の精子(コンドームから採取)を使って受精させて、
ダンナの母に代理母出産させる。
自分だけが診察をして、主治医は末期ガンの院長とする。
そして生まれた子は、主人公が産んだことにする。
自分とドクターの受精卵を他の不妊治療患者にも移植。
(患者本人は知らず)
でも、それを知った不倫ドクターは主人公に牛耳こまれ真相は闇の中へ・・・・
これって、体外受精根本からNGになるようなフィクションですよね。
不妊治療を知らない読者がせっかく生命誕生のキセキや、体外受精のことを知っていただける!って感じなのに
「こーゆーこともできるのか!?」「こんな医療行為自体すべきじゃない!」
なんて思う人も増えるんじゃなかろーかと危惧しております。
あくまでもフィクションだから・・・と
思ってもらえるのであればいいんですけどね。