気になる作家さんのおひとり、早見和真さんの新刊です📖


少し前に、早見和真さんの《95》 を挫折してしまったのですが、デビュー作《ひゃくはち》に続く野球小説なので楽しみにしていました♪


こちらはタイトルでもわかるように、高校球児の母親の目線で描かれています。


野球部にある「父母の会心得」…明記していなくても、暗黙の了解でこのような規則がある部活は多いのでは💧


私の息子はサッカー部でしたが、この本に出てくるような理不尽な決まり事がやっぱりありました💦


特に、試合時の監督のお弁当準備…なんで自分で買ってこないん💢と思っていましたが、この本では当番母が手作り弁当を用意するという決まり…怖すぎる(笑)


どこを切り取っても共感してしまい、スタンドで試合を観ることが苦痛だった時期を思い出してしまいました💦


私も役員をしていたけれど…結局は長いものに巻かれてしまったので、菜々子が理不尽なことに意見し、変えていこうとする姿が眩しかったです✨


そして菜々子の息子・航太郎がすごく魅力的でした♡
私の勝手な思い込みなのですが、野球部の子って皆、良い子(笑)


菜々子と香澄の関係も良かったです、一緒に闘える仲間がいるって心強い❗
菜々子と香澄が、小学生の男の子と焼肉屋で話すシーン…泣けました💧


親子の絆あり、同じ夢を目指す仲間たちの絆あり、清々しい気持ちが残った1冊でした🍀