不妊治療クリニックで胚培養士として働く長谷川幸…
子供の頃から虫めがねにはまり、小さな世界、そこに息づく命に魅了されてきた…
受精卵と向き合い、命の誕生を願うこの仕事を天職だと思っているが、実は幸自身も出生に秘密を抱えていて…
報われない挑戦、人生の選択、それぞれの幸せ…
生殖医療にかかわる人間たちの葛藤と希望を描く📖
お邪魔しているブログで紹介されていたこちらの本!
読書の好みが似ているブロ友さんのイチオチなので、絶対私も好きなはず!と読んでみました♪
まず、胚培養士という仕事があるということを知りました。
そして、なんとなくわかっているような気になっていた不妊治療の過酷さと、お金のかかり方…本当に大変なんだなと💦
この本のように子供を望んでも授からない人もいるのに、子供を授かっても大事に育てられない人もいる…なんだか切なくなりました💧
作中に出てくる、子供を授からないことを嫁のせいにする姑…息子に原因があるとは全く思っていないところが腹立たしかったです💢
帯と巻末にお名前のあった北里紗月さん…作家で胚培養士としてもお仕事をされているそうで。
知らない作家さんでしたが、読んでみたくなりました✨
ラストの皆でステーキを食べるシーン…それぞれの想いが詰まっていて、笑いたいような泣きたいような…複雑な気持ちになった1冊でした🍀