小学五年生の咲陽は「父親が仕事で帰ってこない」という同級生の小夜子を心配して家に連れ帰る…
しかし、コロナを気にする母親に小夜子のことを言い出せないまま、自分の部屋に匿うことに…
翌日、小夜子を探しているという刑事が咲陽の家を訪ねてくる…
咲陽は、小夜子の父親が町田で起こった殺人事件の犯人ではないかと疑念を抱く📖
《仲田・真壁シリーズ》第3弾です。
このシリーズは、子どもの貧困や虐待が描かれているのですが、今回はそこにコロナ禍が加わります💧
親が原因で、子どもの生活が脅かされる現実…そしてコロナ禍によって、急に生活が変わってしまう苦しさも描かれていました。
主人公の咲陽は小学五年生ですが…今の小学五年生ってこんなにシッカリしているの?という感じ💦
行動力がありすぎて…なんだか現実味がなかったし、さすがに自分の部屋に長期間にわたって友達を匿うのはバレるでしょうと(笑)
それでも小説として読み応えはあり、真実はどうなのか気になる展開でした✨
仲田刑事が、子どもを救うために必死になる原因は次作でわかるようなので、楽しみにしたい1冊でした🍀