元書店員の一香がはじめた新しいバイトは、古い洋館の家事手伝い…

そこでは調香師の小川朔が、幼馴染みの探偵・新城と共に、完全紹介制の「香り」のサロンを開いていた…

亡き夫の香りを求める女性の依頼や、匂いを手がかりに行方不明の娘を探す案件など、風変わりなオーダーが次々に舞い込む📖




カフェで働く朝倉満は客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される…


朔のもとには香りにまつわる様々な執着をもった依頼人が訪れる…

その欲望に向き合ううちに、朔が満を仕事に誘った本当の理由がわかる📖





お邪魔しているブログのあちこちで見かけたらこちらの本、なるべく続けて読みたかったので続編の予約が減るタイミングを狙って借りました!


「香りは永遠に記憶される」


確かに、香りとともに誰かを想いだすことはあるような気がします。


料理の香りで一緒に食べた人を想いだしたり…
ふとすれ違った人の香りで、懐かしい人のことを想いだしたり…


香りの表現は難しいはずなのに、読んでいると知らない香りまでわかる気がする不思議で素敵な文章でした✨


もともと私も香りに敏感なのですが、朔の様子を読んでいると、私は人並みなんだなと←当たり前ですが(笑)


お話は静かに進むのに、なんとなく気持ちがザワザワするのはなぜなのか…ちょっぴり考えてしまうシリーズでした🍀