松尾純一郎、57歳…

大手ゼネコンを早期退職し、現在無職…

妻子はあるが現在は別居中、再就職のあてはないし、これといった趣味もない…

ある日、ふらりと入った喫茶店でコーヒーとタマゴサンドを楽しみ、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた…

これからは趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしようと📖






原田ひ香さんの新刊です!  


タイトルからして、今回はお金の話ではないんだな…と思っていたのですが、そうでもなく(笑)


「本当になんにもわかっていない」と周囲の人から言われる主人公…


自分の「好き」だけを満喫して生きているような主人公が、後半で急に父親ぶって正論をかざすところが興ざめでした💧


そして何が起こっても、切り替えてすぐに喫茶店巡り…なんて人、ある意味ウケました(笑)


最初に出てきた「タマゴサンド」のお店が実在するのは知っていたので、その後に出てくる数々のお店も実在するところがあるのだろうなぁと☕


原田ひ香さんの他の小説でもそうですが、出てくるお店、そして料理の描写が魅力的です✨


残念ながら簡単には行けないので…登美子さんのレシピでナポリタンを作ってみようと思った1冊でした🍀