フォーレ  ピアノ五重奏曲第1番. 第2番 (1枚はピアノ四重奏曲第1番とピアノ連弾組曲 ドリー)

チェロとピアノの為の エレジー. アンダンテ. 子守唄    ピアノ連弾組曲 ドリー (仏シャルラン盤)

 


フランスのエスプリを堪能させる演奏で…、

YouTubeにこのCDと同じ音源がupされています

フォーレ ピアノ五重奏曲第1番

 ORTF弦楽4重奏団 pf,ジェルメーヌ ティッサン ヴァランタン

このアナログ録音の頃にはフランス国内にも倒産したプレイエルやエラールのピアノが良い状態で有ったとも思われますので…、銘柄は不明です。ハンブルク スタインウェイもフレンチ奏法の方が弾くと重厚さよりも響きの美しさが引き立ち(悪く言うと スタインウェイの特許のアリコートブリッジやベルサウンドシステムの響きを廃した様な音とも感じさせますが)  それはYAMAHA CFⅡの響き方にも似通っていて…、エラールよりはプレイエルっぽく(3本弦の低音域の響きが)聴こえますが…、スタインウェイならフルコンサートグランドピアノD274では無く、C227かB211の少し小型GP使用かも知れません。(プレイエルのフルコンは260cmと少し小さい、YAMAHAにもCSⅡ 250cmのコンサートグランドが当時は有った)


フォーレのピアノ曲を生で聴いたのは、日仏協会主催のコンサートで日本のピアニスト 山岡 優子さんでピアノ五重奏曲第1番を聴いたのが初めてでした。(フランクのヴァイオリンソナタも同じく…) 戦前からの安川(草間)加寿子さんに次ぐフレンチピアノ奏法を実践されていた方で、スタインウェイでの演奏でしたが、ピアノの響きの美しさが引き立っていました。


 

1993年発売 仏シャルラン原盤(A→D)国内発売元がJAZZ盤で有名な Venus Record.Inc,です。

1枚1,000円で発売のCDなのでアナログのマスター音源をCD化しただけで(テープノイズ処理やdigital リマスターはしてない様です) digital録音の CD1枚分の値段で3枚買えた廉価盤です。

 

フォーレ ピアノ五重奏曲第2番 YouTubeから

 ORTF弦楽4重奏団 pfのヴァランタン女史はフランスピアノ界でもフォーレのスペシャリストとして有名なピアニストでした。

 

今年になって 喉と咳の風邪ですが(発熱は無いのですが)拗らせてしまっているので…既に3週間経過…、フォーレの室内楽は おしつけがましく無く
リラックスして聴けるのが良いです。CDでピアノ四重奏曲第1番.ピアノ五重奏曲第1.第2番…

ピアノ四重奏曲にはカップリングでフォーレのピアノ連弾 組曲ドリー が入り、当時のフランスピアノ界の重鎮 アンリエット ピュイ ロジェ女史だったので購入しました。全曲通してのピアニストはジェルメーヌ. T= ヴァランタン 女史の様です。

 

ピアノ連弾組曲ドリー YouTubeから

 pf, M.タリアフェロー & D.ヴァルサーノ

 

 A charlin 仏シャルラン レーベルです。ワンポイントステレオ録音(アナログ オープンリールテープ録音)が原盤で(マイクは2本〜補助を含めて4本程度での録音が多い)

Venus Record の ↑ エンブレムは ビル エバンス等のJazz盤でお馴染みです。


フォーレ チェロ & ピアノ エレジー 

 Vc. ピエール フルニエ

 

フォーレで有名なのは 夢のあとに

 Vc, ポール トルトゥリエ

 

再生装置は…、

6L6GB シングル真空管パワーアンプ

左の少し小さな球はグリーンプリントの6L6WGB軍用管 右端はレッドプリント(普及品6L6GB …6L6WGBの軍用管に比べると少しハムノイズが多めかな?と無音の時には感じますが)共に米SYLVANIA製中央MT管12AU7AはGE製 60年代のもの。6L6GBは低音が少し太めに跳ねるが、弦楽四重奏やチェロ独奏の響きには向いている(JAZZのウッドベースはGE製6L6GCと比べると少しボン付く感じがある)左chの6L6WGBはヴァイオリンの響きとの相性から…で、LP盤での再生の時から右chの球を替えました。

…ピアノ四重奏曲と連弾の再生には…

右chを米SYLVANIA製6L6WGB のブラックプレート(黄色)ゴールドレベルに替えた方が良かったです。(LP盤では弦楽の室内楽再生の組み合わせ)

1960年代の米GE製6L6GCはLP盤の再生には非常に良いのですが、CD6アナログ(録音でも)相性が良くありません。アナログ録音からのCDには民生用最高品質の黄色プリントのゴールドレベルの球が良かったです。

プリアンプ部でトーンコントロールを使って調整(音質劣化を招く)よりも球を替えてしまって基の音質を替えて再生する方が良い響きで聴けます。真空管パワーアンプでの再生の 面倒臭さ⁉︎  究極のアナログの楽しみと感じます。


SANSUI SP50の箱の中に

+Technics製 アルニコホーン型ツィーター(SANSUIの印が押されていますがOEM品です)

ALTEC 402A  20cmアルニコフルレンジユニット…1960年代の品で再生帯域もやや狭く〜12,000Hz辺り迄で、フレンチのピアノの響き(やや甲高く感じる)やヴァイオリンの音の再生には高音域にツィーターの補助が必要と感じます。(20cmフルレンジはHigh Cut無しで 凡そ5.000Hz〜上にツィーターの響きが足されます。再生帯域は〜20,000Hzに広がります。