ARIA  荒井楽器のフォークギター ADF200R /N

ARIA は ARAIを並び替えて誕生!1960年からのブランドで、アリア=詠唱と言う意味…。

(検索によるとARIAの商標はKAWAIが持っていたとも有るのでKAWAI楽器系列の流通で国内は販売⁉︎)

極最近までADF-200と言う機種はAriaの入門用に販売されていて、荒井貿易(株)96年以降は、表単板で製造地が韓国→中国 広州(香港に拠点) 価格も半世紀以上も2万円台をずっとキープしていました。クラシックギターのARIAには史郎氏デザインのスペイン製も有ります。現在はdesigned by …、で国籍不明⁉︎

フォークギターなので、胴体は約9cmと細めです。


ネックの文字は旧字体 フォークギターの上位機種なので貝殻の螺鈿製⁉︎

一応、整備品(中古)を買って暫く飾りにしていました。 弦スケール650mmの標準で細い1弦を押さえる指が痛くて即挫折。以降は観賞用⁉︎で、来客でパラパラ弾く人が居た程度。ARIAのアコギはR.MATSUOKA(クラシックギター専)にもOEMで出されていたので(AriaのクラシックギターにはR.MATSUOKA製も)アリア名は昔から知っていました。

 

指板&ブリッジはローズウッドでは無くマホガニー製⁈

流石に弦は痛み過ぎていたので交換しました。(Morris medium EX.bright弦)

Morris(寺田楽器)にも F12,F15は有りました。(同、飯田楽器のOEM品にはレーベルの何処かに I の文字が入ります…Morrisへの場合…。AriaへOEMは⁇) ドレッドノートのWシリーズもW-(10)13.15.18. 20と同じ型番で同価格でした。


製造は1960年代⁇ 当時の2万円は上位機種。

サイド及びバック材は?…60年代なら総単板で2万円台のクラギ(サイド&バックは楓材かマホガニー製)では有りました。

製造番号 66年9月の313台目と読んで良い⁇ 荒井のギターは1956年の創業で10年目? 創業者の史郎氏はクラシックギターを専門とした人。

Yahooオクで調べて旧型エンブレムの同型では 6610….6704…,6812…の3台しか出品されて無かったです(希少⁇ その中でも一番の御老中⁉︎)

60年代だとするとMorrisと同じく寺田楽器製?

1970年代後半からはマツモク製(松本木工)のOEM品(特にエレキギター)の販売となりました。70年代半頃ならMorrisに自社新工場が出来ましたので、デザイン、規格良く似て居ますので、其処からのOEM品の可能性も有ります。

当時は高級な機種だったのでトラスロッド付きモデル(F10.12モデルはネックの釣鐘カバーの方で、F15には⁇  (F18以上にはトラスロッドが有る)

ARIAは3桁型番で F100.F120.全合板、F150は?F180,F200〜は表単板をこの年代から生産終了になる迄 ARIAは貫き通しました👏👏

バインディングのプラも変色して象牙(っぽく見える)色に…表面のラッカーが剥がれている小さな部分は有りますが、バインディングに剥がれや欠けは無し。

表単板の裏の力木?も大きめ (F-12 Morris)よりも本体も重いです! 

 

ヘッド&ネックはマホガニー製 ペグも上位機種仕様の高級品

濃いめの木目の色も綺麗です。

 

小さな傷やラッカーに経年による白濁も少し見られます。

サイド&バックに若干のラッカー白濁箇所&小さな打傷(ラッカー剥がれ有ります)  材はインド紫檀製?(インディアン ローズウッド)又はインドネシアで栽培の同品種(ソノケリン⁇)も有るそうです。

(お三弦に使われるインド三材…カリン 紫檀 紅木の中では紫檀材の胴と色合いが良く似ています)

又は南米ホンジュラス産のローズウッド材、アフリカ材のマダガスカル ローズウッド⁇(パリッサンダー)では無さそうです。

 


超初心者(挫折)ですが響きを感じて頂けるか?チューニング(チューナーを使っての)

 

高音域1.2弦の張りのある響きと残響(ローズウッドボディのサスティーンが長い)

 

 

 

(アコギは左手小指は基本使わない事を最近になって知りました) …ビートルズ リバイバル期に独学〜のピアノ弾きでしたので、小指を立てて弦を押さえるのは比較的苦手では無かったので、普通に小指も使っていました!(高校のギター部はフォークギターのグループ活動でしたので、入部せずに終わりました…ギターの大合奏をして見たかったので…。)