ブラジル サンパウロ製のピアノ(つまりブラジルで一番良いピアノ) Fritz Dobbert,

1983年ピアノブームの頃、ブラジルから直輸入したのだそうです。艶出し塗装の為、木目も(しつこく無く)穏やかで綺麗です。

 

 フリッツ ドベルト 高さ126cm,

ローズウッドの中でも 欧州で言うパリッサンダーの方でしょうか⁉︎ 日本のマホガニー塗りとは違います(大概がラワン材かバーチ材の明るめの茶色塗装)

 

 アクション等 内部の整備はこれからです。


鍵盤蓋の後ろ側のサイド(外さないと分からない) 国産と比べても純木で重いです!

角材の組み合わせの集積材…ベニアでは有りません。←という事は本体の木材も無垢板!本体を叩くとコーンコーンと良く響きます。(真ん中に硬い芯材を入れた3枚合わせ合板の可能性も有りますが、厚く艶出し塗装されていて分かりません、当時の日本製の高級品でもラワン製の5.6枚の合わせ合板に、薄くスライスした木目の突き板貼り、Y.  K.社の黒塗りは大鋸屑を固めたパーチクルボードに黒艶ラッカーでした)

 

下板の裏側ですが見事な木目です

ギターで言う ブラジリアンローズウッドの最高材のハカランダでしょうか⁉︎(Jacaranda ジャカランダ←ブラジルはポルトガル語属) ハカランダはスペイン語属の発音読みです!

80年代〜現在はブラジリアンローズウッドは輸出制限が掛けられていますので、

輸入する事も難しい状況だそうです。

 

 1990年代からは米国製のピアノの鉄骨はブラジルでの製造が多かったです(Baldwin他) 

ラテン系で少しおおらか⁈ 響鳴板の左側、枝打ちした部分の木部の処理の無い、そのままを板にしています。(それでも合板ベニア製に板目紙プリント貼りや細かなチップ木材を固めた板よりは数段マシ‼︎ )


湿気防止 ダンプチェイサー (黒い横棒)

米国製の除湿器を取り付けました。100v/20wの電熱棒でピアノ内部の温度は少し上がり、内部は外部よりも低湿度となり、湿気が篭もるのを防止…結果 錆防止にもなります)寒い冬の日の朝や雪の日に鉄骨や弦への結露防止にもなります。

(内部温度が上がるので、先ず弦が伸びてピッチが下がって来ますが、その後はずっと安定します)

 

現在の調整前の響きです。 バッハ 平均律クラヴィーア曲集第一巻 ハ長調プレリュード

 素人調律です。(iPhone📱無料アプリのチューナーで)

低音部は約半音 最高音域は約1全音程ピッチが下がっていましたので…。

これから12月迄に4回の調律でA=440Hz以上にもってゆきます。現在A=437位です。(昨日にピッチ438に上げて、一晩ダンプチェイサーを付けて(常時つけるもの)今朝は435以下で、再度ピッチを上げました…安定するまで暫く掛かります)