(左 低音部 右 高音部この向きで録音されています…ステレオマイクを大屋根自宅の空間内にブームスタンド等を使いセットした近接録音↓の様です)
(旧型ベーゼンドルファーインペリアルの鉄骨)
↑5つ有るセクションの最高音部のみプレッシャーバーが弦を抑える。1〜4セクションまでは各音毎に真鍮製のアグラフの中を弦を通して振動部の端側としているので、一つ一つの音がハッキリと粒立って聴こえる。
左端…↑通常の88鍵は白いラの鍵盤迄、インペリアルはさらに6度低いドの音まで9つ、低い弦の音が多い。(鍵盤が全て黒い部分)指で弾くことは無くても、右ペダルによる共鳴で独特の倍音が付加される、ふくよかな中低音域の響きが魅力なインペリアル。
新型インペリアルは第4.第5セクションにプレッシャーバー(カポ ダストロ バー)が付いてます。
低音が中央から左側、高音部が右側に音像定位していてピアノの前に座って聴く(弾く)気分です。
同 第2楽章
緩徐楽章での静かな中に深い重低音の響きがベーゼンドルファーインペリアルらしいです。
冒頭からの重低音の響き方で、使用ピアノがベーゼンドルファーインペリアルである事が分かります。高音域の軽やかで美しい響きも特筆に…。
ベートーベン ピアノ協奏曲 皇帝
若きアルフレッド ブレンデルの演奏
指揮 ズービン メータ ウィーン交響楽団
米VOXに版権が有る様ですが、ベルギーの会社の録音原盤⁈ 若きブレンデルの弾くLP盤は別レーベルで有ったので其処が録音した(優秀録音)
(オーストリア製では無く、Canadaでした(記憶違い) しかも盤は Made in JAPAN‼︎ でした
マスターテープ(オープンリールテープ)の音を余すところ無くCDへ 真面目な日本人の職人技!
(初期のCDなのでノイズキャンセラーも無く←ノイズと一緒に大切な 雰囲気迄もカットされてしまう…特にベーゼンドルファーインペリアルの低音9鍵からの重低音弦の共鳴は初期のコンピュータによるノイズキャンセラーだと一緒に(騒音だと認識されて)消されてしまい変な音のインペリアルになってしまっていた アナログ→CDも結構有ります。
このCDと同じ音源で全曲YouTubeUPは無い様です。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 皇帝
第一楽章から
同 再現部〜終結部
オケもウィーンフィルでは無くウィーン交響楽団で
第二楽章は YouTubeから (全)
同 第3楽章(全)
第3楽章はベーゼンドルファーの 鋼の音と言われる最高音域のf ffの特徴的な響きが有ります!(第5番セクションの太いカポ ダストロ バーの威力)
バックハウスの名演の1950年代末のステレオ録音盤とは数年の違いですが、録音技術に大きな進歩を感じさせます。(再生帯域の広がり、奥行き感 左右のスピーカーの位置よりも音が広がる音像とその定位の良さ …ダイナミックレンジの拡大とその音質)初期の優秀ステレオ録音盤です。
多分、一番聴いた 皇帝です! …若かりし頃、少し大型なSONYのCD ラジカセに入れたままで(当時は高価なCDでしたが、¥900と安かったので)…、日曜日の朝、6時前からラジオで、こども音楽コンクールがタイマーでかかって、(月に2日の完全休日には(昭和は普通にブラックです)その後、FMでブラスの響きを聴きながら又、寝落ち(仕事の時は こども音楽コンクールで起きた) 10時半からこのCDが駆って全休の日曜日には皇帝を聴くのがルーティン)で、(一応、ピアノのたしなみも有るので…) 昼前に簡単なブランチを…。
そうか、まるでピアノを弾いているかの様な、奏者側からの音像の定位で、(目覚めも良く)響きに馴染みをもって聴いていたんだなぁ…と今頃 気付く。
ジャケットを見て、若き ブレンデル & メータの指揮だったと二度驚く‼︎
(同じ頃の録音で ショパン ポロネーズ集のLPジャケット レーベル名はVangard USA. になっています。) 米Vox ないし Vangardレーベルの若きブレンデルの音源はベーゼンドルファーを使用していると思います。
再生オーディオシステムは いつもの様に、
McIntosh MAC1900 1970年代のもの
YAMAHA製の樹脂ドームツィーター +
Victor ER40005 10cm コーン紙は日本の和紙。
+ベーゼンドルファーインペリアル及びオケの重低音の再生の補助にBOSE ウルトラベースシステム