グレン グールド ゴールドベルク変奏曲1955年録音盤

バッハのゴールドベルク変奏曲をチェンバロの演奏で色々と聴き進めてゆくと…最期は此処に着き当ります。

 

この盤は何度目か⁉︎の再販盤で、®️78  年です。

初版盤の方は中古で手に入れて、かなり聴きましたので、ノイズ傷がかなりな状態となり、Best 150選 2,300円の時に購入したものです。CBS SONY盤でカッティングヘッドがSX68…MKⅡ….SX74.MKⅡ…と進化し、初盤に比べると 柔らかく太い響きがレコードに記録出来る様になりました。良く言えば、初盤のJAZZっぽい響きと言われた(当時日本では馴染みの少なかったNY STEINWAYの響き) が かなり変化したと感じられます。CDの時代になり、カナダ盤で手に入れたグールドのベートーヴェンの交響曲第6番 田園 ピアノソロ版(リスト編曲)で ベートーヴェンの運命の時とは全く違う 彼のNY STEINWAYとは違う、柔らかな響きの田園 (一番似ていた響きはクラシックでCBSから出ている、マレイ ペライアの弾くNY STEINWAYの響き)に驚いた時の響きを思い出します。マスタリングに依るものなのかは分かりませんが…。

 

今回はYouTube音源からです

初盤のデジタルリマスター盤から(全曲)

 

 

 

 

 

再録音盤 pf.グレン グールド

ドキュメントにもなっており、レコーディングがビデオ撮影もされていましたので、彼を生の演奏を聴けなかった日本人には貴重な記録です。

この録音より前に彼の愛用していたNY STEINWAYを運送会社が落として壊してしまったそうで、

再レコーディングの時にはYAMAHA CFⅢ  (まだCFⅢSの発売前のレコーディングだったかと…)が使われて話題にもなりました。

 

…演奏のテンポも かなり変わり通常よりも遅めのテンポで進められて行きます。自身は さんざ聴いた初盤のテンポ感と響きが(身体に染み付いていて⁉︎) 好きな様で、違和感の方が多くて…。

 

 

 

別の人のピアノ演奏で

古い初期のNY STEINWAYのコンサートグランドのフルOH を使って弾いています。鉄骨(交差弦パテント1869年と刻印されており、三叉鉄骨のうちの後付けのスタインウェイの鉄骨の一番右が今のスタインウェイとは違っていて、二叉+斜め鉄骨1本となっています。

ライブ演奏 NYのピアノ会社KLAVIERHAUS  にて。

 主催者の挨拶が有り、演奏は6分15秒辺りからです。

 

参考に…。大型ヒストリカルチェンバロによる日本での演奏。福島県いわき市美術館にて

曲の解説テロップ付き 演奏. 大塚 直哉

チェンバロはドイツ 1754年のツェル/ハス型で2008年に製造されたもの。

上鍵盤8フィート(標準)+4フィート(オクターブ上)

下鍵盤8フィート+16フィート(1オクターヴ低い音)

演奏者の手のアップも多いので視覚的にも参考になる演奏です。