小学館の全集の中のバッハ マタイ受難曲(抜粋)

72曲からなる長大なマタイ受難曲(全曲演奏では大概3時間超える) の第36曲目から始まる第二部の抜粋盤です。


合唱もアルトのユリア ハマリの声も澄んだ響きが魅力

ソリスト等はそれ程 有名では無い⁉︎

Ten.ニコライ ゲッタはオペラ歌手として有名‼︎ 

南ドイツ マドリガル合唱団 コルソルティウム.ムジクム合奏団 指揮. W.ゲンネンヴァイン

コルソルティウム.ムジクム合奏団は古楽器奏者達でしようか?(その点の記載は無し) 弦の控えめなヴィブラード奏法、オーボエの響きが太く柔らかくバロックオーボエっぱく響いています。

最後は南ドイツマドリガル合奏団の声を堪能

 

ドイツ(ドイツ帝国)一つのドイツと思われがちですが、

元々は王様(王国)→州知事?の連邦共和国なので、北と南では同じドイツ語の発音も音楽→音の嗜好も違います。ピアノのスタインウェイに代表される北のハンブルク←硬めで重厚な響き。

ベルリンを代表するベヒシュタイン(中央) 東のライプツィヒのブリュートナーらは、かつては澄んでいてポンポン言う木質な響きのピアノ。バッハの住んだ街。

南ドイツにはシュトットガルト(かつてはRennerレンナーもピアノを製造 . シードマイヤー ←今はチェレスタの製造…チャイコフスキーのくるみ割り人形 金平糖の踊り での使用が有名) ミュンヘンが有り(美味しい料理が沢山!)  ニュールンベルクにはワグナーも愛用したイバッハのピアノがあり、とても明るいハッキリした響きをしていた。(現在は中国ブランドで東北ピアノ製)又、現存する隠れた名器として、シュタイン グレーバーのピアノも明晰な響きと高級なピアノ(スタインウェイよりも値段の高い)としても有名です。

 

 バッハのマタイ受難曲は 覚悟して…さあ、今日はマタイを聴くぞ!と心の準備をしてからで無いと(3時間超の曲の長さも有り)…その点、第二部の抜粋盤では約30分で聴き終わるので、気楽に愉しめます。

マタイ受難曲はマタイ伝の第26.27章に由来する曲名であるが、第二部は26章の後半部と27章〜に由来するので、その意味で第二部のみの抜粋版も意義があります。

(第一部にはマタイ伝に由来しない詩が多い…)