1920年代の米国製(国内Victor組み立て期)

  VV1-90 木製Wホーン卓上型蓄音機

デザインと木目の美しさで国産Victorolaよりも高価でした。製番〜4,000台迄の初期のものは米国での組み立て品が270円、以降に国内Victorで組み立てになって190円、都内で庭付きの3DKの2階家が1,000円で買える頃、大正時代。本品も凡そ100年前の蓄音機。

 

 

 Rusty Dusty Blues.  Voc.James Rushing

 


パルロフォーン(英国製)1946年とレーベルに有り。

カウント ベーシー楽団の第二黄金期の録音か⁈

アメリカからのコピー原盤での製造なので音質は少し劣りますが(欧米録音の日本製と同様に) C.BASIE の全盛期のSP盤特に米国製で状態の良いのは中々手に入りません。(有っても高価になります)

 

 

結構 聞かれてしまっている盤ですが…?

鉄針なので、盤の白いのは針に削られた…、音を出すSound Boxだけでも米Victrolaのものは140g有ります。(国産のは何故か150g!…多湿で鳴らないと思い⁉︎)

Victor Orthphonic Sound Box …中のジュラルミン製の振動板のデザイン開発は あのWestern Electric社で、WE社の後のツィーターのドライバーの振動板デザインも このサウンドボックスのを小さくしたものでした。米Victorolaで、このオルソフォニックの製造は わずか数年で終わり、針圧凡そ半分で鉄針を使った電蓄(電気式蓄音機)を開発し、Victorolaは RCA(Recording Company America)に社名を変更しました。

日本及び、最後まで製造を続けたのは英国のHMV(His Master's Voice)社で1960年迄でSP盤の製造も中止となりました。(複雑ですが…英HMV社は1930年代には英Columbia社に買収されており、英Columbia社は30cm LP盤の開発に専念、米RCAの25cm LP盤は先発でしたが、コロンビア社に破れ、〜1960年代はRCA社の録音した30cmLPは 少し古めかしい響きがしました。英Columbia社はEMI社となり、録音で有名なアビーロードスタジオを持ち、30cmLPを世界的にヒットさせました(蓄音機では米Victorolaに負けて早期撤退し、買収したHMV社にOEM委託、その特許技術が日本のColumbia社の金属ホーンの115.116.117型蓄音機へ、1959年まで川崎の日本コロンビアで録音製造されていました))



 Taps Miller.

 

 

ステレオ録音の 1972年 JAZZ AT THE SANTAMONICA  CIVIC'72 のLP盤については後ほどupします。