追記、令4.8…、

1970年代の イベット シェーファー(E13)

EVETTE SCHAEFFER  製番 K27⭐︎⭐︎⭐︎

旧商標刻印 1972年頃〜第二世代(お嫁入り済)

吹きやすく 独特な良い響きを持っていて誰でもクラリネットらしい響きの創れる楽器がE13のセールスポイントでした。R13よりも内径が少し細い分、高音は明るく、最高音域は少し音が細いですが、管体が厚く低音域は太くて柔らかな良い響きが出せます。

 

  EVETTE SCHAEFFER 

            PARIS 

          FRANCE

MODELE  BUFFET CRAMPON と刻印

クランポンの旧商標刻印 R13の下位で若干の細管で内径〜14.85mm未満、〜60年代迄あった

BC20系の下位になります。フランス自社製造

 

上位にR13ラインとして、細管の逆円錐形音道のS1は70年代には有りましたが、RC やプレステージュは未だ発売されていませんでした。

現行機種で言えばベルが少し長いので、Vintage系、トラディションの下位に当たる第三の内径を持つ機種の仲間、極最近BCXXⅠが、またその下位モデルのGALAの元祖⁈ …仲間2種が新発売されました。

この頃はアフリカ産よりも少し軽くて高次の倍音の豊かな南米ホンジュラス産のグラナディラ材が豊富に手に入った時代です。仲間にキングウッドやローズウッド等、紫檀も有りホンジュラス産はマリンバの音板材としても有名です。アフリカ産はその比重が〜0.2g重い様です。

 

当時のグラナディラ材は黒く染めていません

木目の綺麗な管体

下管の下迄 グラナディラの柾目が通っています

 

 





新商標になった イベット シェーファーE13

 EVETTE  SCHEFFER E13  K4万3千台

1970年代半ば以降の新刻印のイベット シェーファーE13。現在はクランポンR13  C13 E13共に管体はランク分けしていて、バレル ベルにも機種名の刻印が有ります。イベットシエーファーブランドが確認出来ている最後の年は1982年まで。

(当時の最終価格18万円N/P  20万円S/P.

R13 S/Pは25万円…間を埋めるため⁈ この後にC13が22万円程で発売される  (お嫁入り済)


新イベット シェーファーの商標内側にリラのマークとビュフェ クランポンと…。



メッキに経年で霞が出ていますが、いぶし銀の 落ち着いた佇まい。ベルはR13よりも少し長く、旧ビンテージやBC20の下位に当たります。

当時のクランポン  のフィッシュスキンタンポは

表皮に薄く焦げ茶色でした。経年で色が濃くなり茶色く成っていて痛みも見られますが、現状演奏可能です。現在クランポン  ブランドのE13には合成皮革のタンポが使用されていて、長持ちですが、鳴りは悪くなったので ベルを薄くしています。  下管とベルの商標

この時代のものには、OHの際にはR13用のクランポン 純正のスキンタイプタンポに交換をお勧めします。現在のスキンタイプタンポは白い合成皮革同様に変色し難くなっています。

 
この楽器の販売当時、上位にはR13とS1しか有りませんでした。RCは78年〜発売、プレステージュは80年代に入ってからです。トスカもフェスティバルも未だ有りませんでした。上から3番目の良い管材で造られているわけです。現行品ならフェスティバルやビンテージ、トラディション以上の管材と言えます。


クランポンでは現在は15種以上あり、R13は中級レベルとなり、E13はフランス工場製の最下位機種となり、当然管体のグラナディラの質も、そうなります。

 
時期により組み立てをルブラン社に委託のものも有ります。(製造数が年により1,000〜2,500台とバラ付きが有ります。(E13には一貫してK⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ナンバーになっています。現在は30万台程?)

80年代の同価格帯だった ノブレ(ルブラン )の45M (YAMAHAが輸入総代理店の時)のものは YAMAHAの黄色い フィッシュスキンタンポが付けられて(多分国内で再調整の際に精度を保つ為に交換して発売された)いましたが 〜40年経っていても、同様に問題無く全ての音が出せていました。この時代迄は最高機種で無くても良材を惜しみ無く使って作られていました。
 
 

イベット シエーファーブランドは、クランポンが英ブージー&ホークス社に買収された時に消えたブランドです。

 

 

…その音は⁇

カタログにも 独特な良い響きを持っていて、初めてクラリネットを吹く方にも クランポンらしい良い響きを出す事ができる器であると…。

 

 

 

クランポン旗艦モデルのR13よりも若干の細管で旧BC20-E13イベット シェーファー - 廃版になった Vintage、現行トラディショナル系の下位モデルになります。R13よりも明るい少し細身の音ですが、内径が若干細い分、管が厚くなりますので、柔らかな低音の響きを持っています。少し長めのベルからも豊かで柔らかな低音が響きます。リードも〜3番程度でも良い音で吹く事が出来ます。R13はバンドレン青箱31/2推奨ですが…。

 


 

 …トーンホールの下がR 13と同じくアフターアンダーカットが施されていますので…←B 13は1回、E13が2回、R 13は3回…と、当然価格による差別化は有り。

…手軽にクランポン の響きが出せる…

R 13程に マウスピース リードに気を使わなくて済む …R13だと バンドレン青箱のリードだと

1箱のうち 当たりリードは2.3枚 他は酷い音がシビアに出る マウスピースも本体に合わせないと.同様。E13はそれ程シビアで無く、リードも だいたい1箱の半分〜は使える …その気楽さが 特に持ち替えの時等は嬉しい!


 


この頃のイベット シェーファーE13はR13用の柾目の管材の中から若干斜めな追い柾目のものが選別されて廻されてきました。その為、管体に縦の年輪ラインが有ります…R13同様にオイリングだけで、此の頃はR13同様に黒く染めて無いので艶が有ります、まだC13発売前ですので R13の次のランクの良いグラナディラ材で出来ています。

C13発売以降の80年代半ば〜のクランポン ブランドになった新E13は 柾目では無いので縦の線は有りません。RC以下は黒く染めて有ります。染めて有る分 響きがどうしても硬く広がり感に欠けてきます。染めてあるのは管材の質の低下で白又は灰色の線が入ってしまうからです。それでも80年代迄は、R13 は柾目  C13が追い柾 E13は その他…、樹齢50年〜100年の貴重なグラナディラ材から割れや空間部分を避けて、なるべく多くクラリネット材を取ろうとしますので、そうすると柾目でない管材が増えてきます。

この頃のイベット シェーファーはS1やR13から選別落ちした、木目のほんの少し斜めな追い柾の管材で作られていました。

 

 

 

全てオリジナルのままのセット:バレルは65mm 

80年代はR13 C13には66mm のバレル。
全てクランポン  ブランドになって95年新工場以後のE13 C13(2022廃番)  R13には同様に65mmのバレルが付いています。さらに下位のE 12Fのバレルとベルはドイツ製、E11は全てドイツ製なのでバレルは64mmが付いています。

 

 

 



チューニングについて…、

バレルは単独で抜いても1.5mmまでと思って下さい。66mm が442Hz の設計。

それでもピッチ高い時(夏場等)   +上管と下管の繋ぎ目 +下管とベルの繋ぎ目も 同様に 

同じくだけ +抜く事になります。例えば0.5mmずつ等…。

 

66mm のバレルは単独では1mm程、67mmバレルはアメリカンピッチの440Hzです。それでもピッチが高い時は バレル 上管下管の繋ぎ目 下管とベルの繋ぎ目 の3箇所を 同じだけ 例えば0.5mmずつ抜いてピッチを合わせます。

のブログのページの下の方に有ります。

 

 

E13よりも下位のモデルには…、

B13 EVETTE MASTER MODEL→E12→E12FRANCE→E12F(現行品)

E11 EVETTE(Made  in France)・・・→E11(ドイツOEM製造)

B12 プラ管 EVETTE ・・・→OEM委託製造に 〃

 

〜80年代になると B13→E12とE11はフランス管体ドイツ組み立て〜ドイツ シュライバー社の委託製造へと変わって行きました。

 

 

 

 

 

E11   EVETTE  MADE in FRANCE です。

1970年頃〜の 旧商標の後期のイベット(お嫁入りしました) 

 

欧米モデルとしては〜80年代初めにクランポンが

ブージー&ホークス社に買収される迄有った、旧型フランス製の(E11)イベットです。バレルは66mm でアメリカンピッチ440〜442Hz仕様で、国内で販売のものは65mmのバレル付属のハイピッチのものが多いです。製番D18☆☆☆

旧イベットのエンブレムはクランポン商標に良く似ています。ライヤー(竪琴)のマークも有ります

下にBCの花文字刻印が無いだけです。

殆ど使われていなかった様でニッケルメッキのキーも綺麗です。アメリカからの並行輸入品⁇

70年代〜学生が最初に手に出来るクランポン製でした。製造番号は上下管で揃っています。後で記しますがルブラン社製の上下管体の可能性も⁉︎

 

 

上下管で木目の違う初期のE11はフランス マーレイ社委託?←もう少し仕上げが雑な印象で、そのE11は上下管は同一管体では有りません←密度低めで、やや軽めのグラナディラ材の使用で柔らかな響きと吹き易さが….、自分は1体しか知りませんが、その器は高音域に弱点を感じました。

 

当時、クランポンの木製管で下位機種でしたが、

このルブラン社へ委託と思われる器は、トーンホールに簡易ですがアフターカットが手作業で施されていて音質音色音程を揃えています。仕上げも国産Y社並と迄は言えませんが、当時の外国製としては綺麗な方です。

 

上管のサイドトリルキーがルブラン 独特のホール形状では無く、クランポン型である事を除けば、管材 音色 トーンホール キーの操作 吹奏感からもかなりノブレ40Mに近く感じます。

2000年以降に一時有った、E11・E 12F ranceと同じくルブラン(ノブレ) 社に委託⁇…現行品のE12Fは管体はクランポンで造りキーシステム及び組み立てはドイツでのユーロ製になりました。
 
 
ルブラン  (ノブレ)社の製造番号
ルブラン  A☆☆☆☆☆ 
ノブレ 45M   A☆☆☆☆☆
              40M  B☆☆☆☆☆(45M一部Bもあり)
 
ノルマンディー D☆☆☆☆☆一部ジェフロワ
ジェフロワ(ジェファーリー)には頭にD無しも。
 
Depose (SELMER ) 委託 信頼の意味
〜10S初期のセルマーのクラとオーボエにも有り
 C☆☆☆☆ナンバー…ルブラン社に委託⁇
 
2004年〜の 
クランポンE 12Fには Aナンバー
     E 11Fには Bナンバーが継続され
どちらも最終 25万台辺りまででした。
 
 
ノブレ45M はSML(マリゴー)社のストラッサーモデルとして全く同一のOEM製品も有りました。
 
selmer London ←楽器製造は無く販売会社で、仏マーレイ社等に委託製造の可能性あります。
 
…確固たる証拠は無いのですが…本体を見ての自身の検証では ルブラン社製のOEM品の可能性が高そうです。ニッケルキーの仕上がり、木部ジョイント部の形状、その音色 にフランス ルブラン の響きを感じさせます。
 
 
 
E11(後に書くB13も)には様々な形式があるそうで、(委託先⁈マルレイ、マレーヌ社等が他社に吸収合併される迄)
2004年以降発売、後のE11 FRANCE  E12 FRANCEと同じく、製造工房がルブランだとすると、
本器はE 11F の旧型と言う事に…。
E11Plusは管体フランスで組み立てはドイツB&Sらしい…。←現行品E12Fがそうなりました。
E11はドイツ、E12ドイツE11Plusは現在廃番。
本器は通称:煙突と呼ばれる外に飛び出たトーンホールも樹脂製では無くて、木製で出来ています。
 

ノブレを感じさせなくする役割が、クランポンのマウスピースです。旧型の C でバンドレンの青箱のリードに特化されていますが…。ノブレ、ルブラン  の所でも書きましたが、セルマーのマウスピースだと 響きがルブラン化します。バンドレンの定番5RV系ですと 少し暗く 柔らかな響きに変わりますので、好みで…。基本は 明るくて芯のある響き、細管の良さの在る音質です。楽器の

音程の良い所も ルブラン製⁈ を感じさせます。手持ちのクランポンのE13←OH済みよりも音程が良く、その点はC13並かも⁈

 

 



追記…、

バレルの向き:木目で 音色も変化します!

上管と商標エンブレムの向きを揃えて接続しますと、木目の向きが揃うので 纏りのある響きで明るく芯の在る音に ルブラン  を感じさせます。

画像の様に少し向かって右側に ずらすと 少し細身になりますが、クランポン らしい広がり感のある響き方に…。現行E11.12のドイツの硬さのある響きとは違う、フランスのエスプリを感じさせる味わいのある響きです。

他社のものでも同様に響きが変わりますので、是非試してみてください…お気に入りの響きは⁈

 

通称 F1の接続について

上管の一番下から伸びてる連結バーの事を 通称
F1と呼びます。下管から上に伸びてるバーと並行に ズレ無く丁寧に接続してください。

但し…、

少し古い機種 〜80年代のフランス製は 日本人平均よりは手の大きな人に合わせてキーの配列が有りますので上画像の様に上管のバーが向かって左に1mm位ズラしている方が、左手小指で操作する、レジスター+ド#レバーの時、ド#キーが近くに来て操作し易くなります。影響は最高音域での替え指等…初心者では ほぼ使わないですから、演奏し易い状態から始めた方が良いかと思いますので…。自身は手は小さくは無いですが、薬指が長いので、ドのホールを押さえると小指が斜め上側の外に出てしまいますので、同様にド#のレバーが押しずらくなってしまいます。慣れれば、スプーン状に広がっている広い部分を小指で押さなくても操作出来る様になりますので戻せます。

 

 

 

 

 

 

新商標の EVETTE MASTER MODEL (B13)

イベットマスターモデル→現行 E12Franceの旧型にあたります。

〜1980年頃の新商標、中期のもので、made  in Franceの刻印ありモデル。製番D 42☆☆☆でルブラン社に組み立てを委託かと思われる→ルブラン (ノブレ.ジェフロワ)にもA B及び Dナンバー有り…2003年以降に発売のE11F  E12F (France)もルブランへの組み立て委託製造←製造番号はクランポンのものでは無く、ルブランのものを引き継いでいた…最終でA.B共に20万台の位。

 

80年代半ば〜同じく、クランポン での成型管体を送ってドイツシュライバー社に組み立て完成させたイベットマスターモデルは型番B13となり、製造番号は20万台〜以降で K.  D記号は無し。

以降シュライバー社委託モデルはE11.E12となり

シュライバーの製造番号の刻印となり、製番は10年前で90万台を超えていた。(現在E12は廃版)

…現行スクールモデルはE11 E12F E13のみ。

イベットマスターモデル (お嫁入りしました)

全分解再調整&タンポ総交換 OH令和4年11月完成

 

 

タンポはクランポン 純正R13用スキンタイプにて総交換してあります。

 

クランポンの〜80年迄の旧製造工場は良い意味で家内性手工業の工房の感じが残っていて、古い工作機器を使い手作業で硬いグラナディラ材から基礎管体を製造する段階で、特に凸部に小さな欠けが出来たりが有ると、それは旗艦モデルのR13から外されました。

 

↑ジョイント部上外側中央に小さく、管体外周部修復と丁寧な磨き跡←拡大して見ないと分からない⁇光って見える外周部の右端です。

 

…この程度でも⁉︎…当時は、その程度でも旗艦モデルのR13には使えないと判断されました←当時の手作業による工作機器の くり抜き作業では起こりえました。95年〜の新工場ではコンピューター制御の自動管体製造機を使って成型しています。

 

 

↑上管下ジョイント部の外側にザラ付き欠けが

此方は後から⁇ ←組み立て工程の最後に⁇ 

内周に欠けが無いのとジョイントコルク新調して有りますので演奏には問題無いです。

 

現行品では、この様な欠けは事前に割れの修理の様に削って、グラナディラと膠を混ぜた粉で整形してから最終の整型をしています←グリーンラインの粉が作れて以降。数カ所の修正材はE13に、修正が多数あったものは表面にラッカーを掛けて更に割れ防止を施してE12F用に廻されます。

悪い言い方をすれば、今の管体は割れていたものを修正してからスクールモデルEへ、その少ないものはE13に、多いものはE12Fに廻してクラリネットを作っています。現在グラナディラ材は伐採制限が掛り、希少な木材です。

 

イベットマスターモデルは クランポンの旧工場で製造数が一番多いR13の管体製造過程で←通称:煙突、凸部の欠け等、仮の成型の段階で不具合が出来てしまった管材や、木目で弾かれたものから作られて B13と 13の付く型番がありました。管材もほぼ柾目の良材です!上管の内径ですが、R 13と同じポリシンドリカル3重の内径かは⁇ですが、少なくとも、上管の上部15mmと下部14.85mmでは削り方が少し違う様です。

 

内径がR 13よりも若干細い、E13の様なストレートな内径では無い様です。音程感もE13とは少し違い、スロートの部分もR13系の音程の取り易さも待ち合わせています。

 

→旧イベット(E11)Made in Franceの木材は上下管が違うグラナディラ材でした…←委託先ルブラン のものは上下管体同一で作られていましたので他にもマルレィ社←英セルマーも委託。

マレーネ社については1975年にマリゴー社との合併により、以降委託先が変更された様です。

80年代後半にはドイツ シュライバーへ完全委託になりB13は E12となりました。

 

イベット マスターモデルの管材はE13以上⁈ 

 

…通称煙突は樹脂製ですがその下のトーンホールの周りが円筒ではなく円錐形に手作業でアンダーカットして有ります。

↑下管を下から写したもの ホールの下側にテーパー状の広がりが施されています。

音程 音色 音に幅を持たせる…伝統の工法です。現行E11. E12Fはアンダーカットは無い様なのでストレートに良く鳴りますが、管体の黒染め+ラッカー塗装と合わせて、響きに硬さが感じられます。

…最近のクランポン の最上位機種にグリーラインで粉末グラナディラ材と樹脂を混ぜて煙突部を作り、温度湿度差でのピッチの変化を最小限に抑えている機種が有りますので、その先行例とも言えます!吹奏 抵抗感も軽く音質も明るく出来ます。

 

上下管の接続部分…1本の木材で出来ているのがその木目で分かります。クランポンで作った基礎管体を ルブラン  社に組み立て完成を委託した可能性も大⁈

 
…上管の内部が上手く画像撮れ無いのですが、
R13の3重の内管構造までは判らないのですが、
上管上部と上管下部での削り方が違っている様なので、E13 (当時のイベット シェーファー)の真っ直ぐな内管の上管とは違い、直管では無い様です。
 
その音質は R13系の 明るくハッキリとした響きでR13よりも抵抗感が軽く、高音域はR13よりも若干細い響きですが、全体に吹き易くなっています。管材に上位機種と同じく柾目部分が多い事と、煙突が樹脂製のため、音の反応が速くなっているためなのかと思います。
追記…、

OH完成して 少し吹いた感じでは E13よりも

R13系を感じさせる響きで、E13→R13とグレードアップして行くよりは、B13→R13の方がより   すんなりと移行出来るのではと思います。

ちょっと吹いた感じでは第四世代のR13 〜90年代初の新工場へ移転前のものに良く似ています。管体の木目も、抵抗感が少し減った息の通り易さも…。最高音域の音が少し細く感じるのがR 13との違い…。(マウスピース バンドレン5RV)

 

90年代初ならこの管材でR13が造られています。

自身の持つ製番40万台、95年の新工場で作ったR13の下管の木材は80年代半ばのE13の木材レベルで既に柾目では有りませんでした。現行品ならRCプレステージュやトラディション  ラインに使われるグラナディラ材になるのかと…。


鳴りの良さと響き方にR13ぽさを感じさせます。ソ#〜シ♭  スロートトーンの響きと音程の良さはR13譲り、自身の持つE13超え⁈と感じます。

EVETTE  MASTER Model B13は、その様な訳で、製造数も少なく希少な良いモデルだったと思います。学生向けで、後のC13の様な役割を担っていました。


BC20ーE13ーS1 は細管系の持つ明るい響きで、E13はR13とは本来別設計のもの…B13の方がR13の下位モデルを感じさせます。

(S1は細管の逆円錐形内管、RCはR13系の逆円錐形の内管)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

再販モデル⁈ 令和5.3月 加筆

こちらは〜85年頃まで一時再販の有った

仏Buffet  Crampon EVETTE  MASTER MODEL  B13 イベット マスター モデル製番  24万台




E11の兄貴分ですが、管体はフランスで、

組み立てがドイツ.シュライバー社への最初期⁈

→現行機種で言うならE12Fとなり現在は組み立てドイツ(元B&Sのマルクノイヒェン工場?でB&Sは金管のみに特化したので、カイルベルス…現在はSAXのみの製造になった工場を其処に移し、組み立てさせているらしい…)OHに出しました。


当時、中学生〜が最初に買えるフランス クランポンのグラナディラ製がEVETTE E11の13万円

又は EVETTE MASTER MODEL (B13)で15万円程しました。


新商標とMASTER Modelの刻印有り



イベット(E11)及 マスターモデル(B13)には 様々な形式があり、初期は純フランス製で商標刻印も違っています。 




旧刻印 フランス製(他社委託の可能性も⁈)製番に2種あり…Dナンバー及び R13管ナンバー、

こちらはR13ナンバーの24万台83年製。

→フランス管体+ドイツ組み立ての初期。


タンポはクランポン 純正R13 仕様スキンタイプで総交換しました。



マウスピースはW S-B 18-110 ウィリアム シュライバー社に委託(現在のクランポン ブランドのマウスピースも EMS 新シュライバー社のOEM製造品です)



B13は製番25万台迄でしたので、この直ぐ後には無くなりました。→ドイツ シュライバー社OEM完全委託製造…クランポン ブランドのE12に。

→2004年以降のE12Fは発売当時、廃業となったフランス ルブラン の元工員達に作らせました。

現在は made   in Europe となってドイツで組み立て(E11Plus. E12PlusはB&S組立…廃番)

 下位のE11は現行品もシュライバー委託製造のままです。



R13と同じく柾目のグラナディラ材です。

自身の持つ40万台のR13は柾目で無く少し斜めな木目です。現行R13超える良材。

上下管 製番一致 1本の管体から製造。

この頃のクランポン  の機種は

R13→(E13)→B13→E11 →B12(プラ管)

逆円錐形 RCプレステージュ→RC→(S1細管)






…新生クランポングループ→ドイツ シュライバー社OEM委託製造になってからは、コンピュータ化された管体製作機器での製作で精度が高まったため、ツルツルのプラスチックのリコーダーの内側の様に綺麗で、アフターカットは施して有りません…手作業の簡略化とコストダウンが進められています。当然、音にもその差が現れます。
現行E12.11の方がもっとストレートでクリアな音がしますが、音の深み味わいのある響きは後退していると感じます。表面的には華やかだが…。
R13.C13.E13はランク別ですが、アフターカットが施されています。3回、2回、1回…アフターカットに掛ける時間は当然価格に比例しますが、アフターカットの有る管体は簡単に言うと適度な抵抗感が吹いていて有り、音の表現の幅が広がり、溜め のある太い響きが作れます。

 

 



80年代半ば頃の定価 記憶では…、

イベット    B12 プラ管 6.8万円 N/P

                E11 FRANCE製 委託製⁉︎ 11.8万円 

        同 銀メッキ  13万円

     B13MASTERモデル 15万円 

    →後のE12 独シュライバー委託 現廃番

    →さらに後のE 12F ルブラン社委託

    →現行品E12Fは管体クランポンで

     組み立てはドイツ委託のユーロ製

 

   E13 イベット シェーファー 18万円N/P

                         同       20万円S/P

     


クランポンブランドになってからのE 11  E12にも…ドイツ製刻印あり、ドイツ シュライバー社のシリアル整番はクランポンの二倍以上になっていました。プラ管のB12にはドイツ製刻印と そうでないとものとが混在していました。

 

イベット マスターモデルは 当時の値段的にはYAMAHAの62(650)プロモデルと同ランクでしたので、評価の分かれるところでした。

 

…音程はYAMAHAの方が良いとみる派 

…クランポンの方が音が良いとみる派

 

その上位機種には…1985年頃、

イベット&シェーファー E13     18万円 N/P

ビュッフェ クランポン R13     23万円 N/P

  25万円S/P


…E 13 R13にはキーがニッケルと銀メッキの二種が当時有りました。NPの方が2万円程安かったと記憶。ニッケルメッキは音に重厚さが増し、銀メッキは柔らかな広がり感の在る響きに.。

アメリカでは圧倒的にNPが人気が有りました。

さらに上位機種には S1  RC  プレステージュ。


 

クランポン社ではR 13が旗艦モデルで同じ13の B13が その派生モデル、E13はR13よりも以前に有ったBC20系で、今でいうGALA⁈

 

 

C13はブージー以降に出来た、商標の全てがクランポン名となってからで、コンセルバトワール:音楽院モデル←旧E13の格上げ?←R13の木目乱れの選定落ち管体使用がC 13となり、キーアクションはE13と同等で現C13となって、以後イベット、イベット シェーファー名は消えました。

イベット マスターモデルのみ〜85年頃在庫限りで販売が日本ではあった様です。製番で25万台まで、有ったのは確認できています。

 


現行クランポンのE13は 格下げされE:エコール:スクールモデルの上位機種となった…。

クランポンE11.12はドイツ シュライバーで委託製造。現E12は廃番。E12PLUS はクランポンの管体にドイツB&Sの木管部門で組み立てと調整。B&Sが金管楽器に特化に伴い廃番となる。

前記イベット&マスターもキーシステムがE11 .E12 と同じ様で、ドイツシュライバー社組み立ての混血⁉︎過渡期を経て、クランポン商標のE11 E12 の製造がドイツ製になった可能性があり←初期〜70年代はE11イベット にもフランス刻印有り、E13と同じか近いキーシステム搭載→バレル ベル 管体フランスとキーシステムはドイツ⁉︎…と E12 PLUSが2カ国製造初では無い可能性も⁉︎

 

(ある楽器店の話ではイベットのE11  B13マスターモデルには、フランス製、ドイツ委託製造に、過渡期的な⁉︎ 管体フランス+組み立てドイツ…と様々なものが有るとの記載が有りました


E12はシュライバー組み立て

→ルブラン組み立てE12F→ユーロ製(ドイツ組み立て) 、E11シュライバー製はドイツ製刻印有り

 

 

この当時からもクランポンのR13とE13 は上下管が同一木材から出来ていて上下管に同じ整番の刻印があります。自身K63***のR 13を使った事があり←70年代のもの、現在K68***のクランポンブランド名のE13←80年代があり、別シリアルだったのを⁈いつ統一したかは⁇…現在のシリアルは70万?80万台⁇… (シュライバーは100万台を突破しています)

 

〜80年代はR13になるには最高のグラナディラの状態で無くては為れません。当時のE11と比べても重くて密度の高い良いグラナディラ材だと分かります。←でもベルだけは軽いかな⁈←R13 E13に比べて…その分、音抜け良く、低音部の音程も吹き易い設計になっています。R13の廉価版になる訳ですがその分、R13系のDNAは感じられる響きを有するかと…。←YAMAHAの響きはつまらない派‼︎

 

音穴の凸部は樹脂製の埋め込みで時短、簡単なアフターカットを親木のホールの周りに施す程度で←音穴凸部の製造時に欠けてしまった良質なグラナディラ材も捨てる事無く、B13 イベットマスターモデルとして再利用できる‼︎  

 

現行品E11及びYAMAHAカスタムのCXも別製造の埋め込みの木製トーンホールになっている←時短と価格のリーズナブル化を図る…。

 

この時期までは黒くて艶のある重い良質なグラナディラ材が使われています。

堅くて密度の濃い木材から出来ていますので倍音を多く含み、トーンホールが樹脂埋め込みなので、音の立ち上がりが良く、明るく輪郭がハッキリしていて、抵抗感少なく、高音域はR 13よりも、若干細めですが、澄んだ響きがします。初めて吹く人にも優しい設計です。

 

スロートトーン 開放のソ 左手のソ#  ラ シ♭ ←シューシュー 息漏れトーンになり易い音域については YAMAHA 450モデルや シュライバーよりも良いと感じます←管体基本設計はR13のものですから…。



イベットマスターモデル(B13)廃番後→クランポンE12となりドイツシュライバー社委託製造へ

まず太くて明るい低音が魅力‼︎ 音量出ます‼︎

…特に3rd吹きには嬉しい響きです‼︎

トーンホールが樹脂の埋め込みで(当然時短も) 抵抗感が少なく、ストレートに反応します‼︎ …、何かスピーディなR 13と言う感じで!…現在クランポンには上管の通称煙突 トーンホールがグリーンラインのグラナディラと樹脂の粉末合成木を嵌め込んだ…温度演奏中の湿度の変化等での影響を受け難い、上位機種も発売されて居ますので、その先駆け的な存在とも取れます…。

クランポンE 11が樹脂トーンホールのドイツシュライバー社製OEM品でしたが、E12の廃止に伴い、新現行機種E11 はヤマハカスタムCXと同じく、後付けの木製トーンホールになりました。機械工程を増やして品質の均一化と時短で、よりリーズナブルな価格を実現した…。←且てB 13はYAMAHA YCL 62の対抗馬でしたが、現在はYAMAHA YCL450との同価格帯での競争になっています。

 

 

クランポンが1981年、英ブージー&ホークスの支配下となり、徐々に不自由になりながら、楽器工房から(株、株価、利益追求…、)旧イベット銘柄のロット在庫整理⁈で過去の栄光を…。
昔はイベットE11 木管を買うのも…10万円!…
YAMAHAのYCL61プロモデルと同等で高価‼︎
(仏セルマーのmk7アルト彫刻無しが20万円‼︎)
イベット シエーファーE13の新商標刻印が発売当時で13万円〜イベット シエーファーの最終価格18万円N/P   20万円S/P
 
2003年にブージーの倒産で 新たにクランポングループの楽器製造グループの再集結(第四世代⁈) ベッソン コルトワもフランスに帰還し、新たにドイツ シュライバーやB&Sの金管部門、2018年にはフランス三代名器のリグータがオーボエ製造部長として仲間入り。(現行 第五世代?)
 
 
 
 
 
 

  
 
 


…EVETTE  イベットB12 プラ管…

型番が1つ違いで 此方はプラ管になります。

 

Made  in W.Germany 又はGermany刻印は

無いので フランス製の可能性も⁉︎

 

YAMAHAのプラ管より 円やかな音です。

 ドイツ刻印の有る方が 管体の黒さも濃く

 音は硬めです。 

 

野外 マーチング用に 向いています。

EVETTE の新商標の刻印です

 

 

プラ管の中では ドイツ刻印の無い イベット(クランポン )の響きは好きです。

 ケースはクランポン純正欧米仕様 70年代後半〜

80年代に一時流行った樹脂一体型シェルケースで軽いです。
このシェルケース 開け方注意してください‼︎

 

 ↑ ❌です! レバー固くて爪剥がすかも⁉︎

 

 ↑⭕️この様にして両手の親指を四角いレバーの上に置いて、両親指でレバーを手前に倒す感じに押すと、ロックが楽に開けらます!日本人の指の細さでは片手では力が足りないかと…。

 

 

 

B13→E12へ⁈ 80年代半ば以降〜ドイツ シュライバー社に完全製造委託に

…此方は最近の全てクランポンの商標のE11 (E12?) の管体はシュライバー社(クランポングループのドイツの木管楽器メーカーで、のちのE46オーボエも、(現在は特にファゴットの製作が有名)に委託製造しています。E12はクランポンブランドでのみ存在しました。
B12 .10のプラ管のクランポンもドイツ シュライバー社製です。B12 イベットブランド時のプラ管には明らかに管体の硬さの違いのある器が有りますので、硬めで黒の色合いの深いものの方がドイツの委託で作った様です。B10は中国工場製⁈
 
クランポンブランドの(E12?) 製番90万台   (お嫁入りしました)
少し商標が薄く消えてしまっています。組み立て時に手が擦れる場所ですから…。商標下の唯一のE 11?12?の型番記載が消えてしまってよく解りません。バレル:樽は65mmのハイピッチA:443〜445Hzのフレンチピッチ仕様ですので、初心者でも音程が下がり難くなっています。イベットマスターも同様に…。(イベットマスターの進化系⁉︎)

商標:エンブレムが全てクランポンになりました

E11と12の違いは 管体の重さ と指掛けが可動式か固定式かでした。その点ではE12なのですが、(管体にラッカーが掛かっているE12)
新現行品はE11にも可動式指掛け装備されています。ドイツ製とフランス製の違いはクランポン の商標の下にMade in FRANCE刻印が有るか無いかです。

 

E12の方が管体が重く、グラナディラ材の木目が細かく詰んでいて←E11の方が木目が粗く軽くその分、抵抗感が少なく小学生でも楽に演奏が出来ます。

 

現行品E11は内管スベスベピカピカでアフターカット無しと思います。コンピュータ制御の管体製造機器のお陰で、精度の高い加工が出来て、後付けのトーンホールを接着で完了。

実販価格YAMAHA450木管下位機種よりも安い価格を実現しました。ストレートに良く鳴りますがかつての、味わいは完全に消えました。ドイツシュライバー社委託製造品なので音程は良いです!

 

 

 

 

 

 

 …追記、

クランポン 社は1995年 パリ郊外に管体製造工場を稼働させました。コンピューター制御の自動管体製造機器で、〜E13までは 煙突の形状から基礎管体内部ボアの削りまで機械製造出来て、あとは 各機種管体のボア内径の微修正とアンダーカットトーンホールのアフターカットを職人の手で施します。 E12 の管体はフランスで作られてドイツに運びキーシステム等、組み立て工程を行います。E11はドイツシュライバー社に完全委託の様です。E12 とE11は差別化されて製造しています。フランス工場は現在二ヶ所に分かれて製造されています。

 

…現在 RC R13以下の機種は管体を少し染めているそうです。E12とは塗装も差別化。

良質なアフリカ モザンビーク グラナディラ材も枯渇してきていますので…。

 

 

 

 

新商標のクランポンのラインナップ

B 10 12 ドイツ製プラ管体 B10は中国製⁈

(B13 マスターモデルは廃番 france→独へ)

 

 

E11 ドイツ←可動式指掛けに変更に伴い

    ↓

管体選定品+可動式指掛けE12 ドイツは廃番 

 

(E11F  フランス製 ルブラン社委託は廃番

E11 PLAS  管体フランス+組み立てドイツ 廃番)

 

E12F フランス旧ルブラン工場火災で工員再雇用

→現行品はユーロ製となり管体はフランス工場製で組み立てドイツに委託。

 

E13   フランス

C13   フランス

R13   フランス 

…RC …等上位機種は全てフランス製

 

 

 

 

 

管の内径でみると…、

R13-C13 上管が3重の内径を持つ

-B13 音質は似ているが下位の方が音が硬めに感じられる

B13の煙突の樹脂製は 現行グリーンラインの

煙突が樹脂とグラナディラ材の粉末合成へと進化

 

S1…逆円錐形内径の細管 クラシック向き

↓ 進化 一時在庫限りで同時発売時期有

RC …R 13の逆円錐形内径で抵抗感が違う

フェスティバル トスカ等は個性を重視。

 

 

現行クランポンE 13は分からないが…、←吹いたことが無いので…、

BC20-E13 イベット シエーファー の響き系

〜50年代のR13前の内径で柔かさが持ち味 細管

 現行→トラディション…第3の内径系へと進化

 

 

旧刻印では

EVETTE 11  EVETTE  SCHAEFFER フランス製は クランポンBC20の下位モデル⁈

EVETTE Masters Model B13は型番、音質からもR13系に近い…⁈ 上管上部と下部では削り方が違う様に見えるが⁈

 

 

 

 

 

 


 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 …おまけ的な…、一応 愛器です!

可哀想なE13 ⁈…クランポン名 最初期のもので  ~1982年まではイベット シェーファーがありました。

イベット シェーファー名では無く⁈、ブージー傘下となった、80年代の混乱期⁈の87年製のクランポン名のE13です。

 …全てクランポンブランドになった年からまだ間もない頃のものです。

 

 

一見普通のE13 英ブージーの傘下で増産体制を強いられて…、クランポンブランドになったシリアルナンバーK6万台のE13には管体割れが結構あります。

バレルはC13 66mm  80年代でE13もC13もバレルは18700円ほどで同額でしたが、音質は違いましたので、より太く柔らかい響きを…。

 

 特注⁇ 上管のジョイントがテノン仕様‼︎

image

E13のテノンは見かけません…長年愛用のせい⁈…実は割れの修復で、可哀想なE 13です!…今後割れが、さらに広がらない様に上部をテノン仕様に変更して修理しています。

image

一番上のトリルキーの穴までジョイント部から割れが…、膠に粉末グラナディラを混ぜて割れ目へと、左右に小さな楔を埋め込んだ修復。

 

左手小指ド#キーがロー付けから外れた‼︎

 

予兆⁇…ド#キーレバーが段々高くなって来て⁇

って思って居たら…裏側のタンポカップがロー付けされた根元からスコ‼︎っと外れて‼︎…吃驚‼︎‼︎

キーのロー付けも付け直した…、製造に慣れていないから⁇ …若い職人のなせる技⁈

 

 

この第三世代まではグラナディラの材質は良いと言われていますが、残念ながらブージー傘下の混乱期のE13の管体の割れは結構あります!…角材を円筒型に削りトーンホール等輪郭も出来た段階で 木目が柾目か少し斜めの追柾でないもの、木目に乱れ⁉︎←かえって木目模様が綺麗な場合も有るが…、R13の選別落ち材がE13に廻されていましたが、C13の登場で、さらにダウングレードされましたが、日本の吹奏楽ブームと重なり憧れのクランポンブランド刻印の正規フランス製のE13はR13以上に売れて…増産!…一説には、、バブリーな日本向けは⁈…東南アジアで組み立てたとの噂あります‼︎ 十分エージング時間のないまま製造ラインに…⁉︎

 

下管は95年製の第四世代のR13です。

ベルはC13のもの…内側にクラック修復痕有り…その為斜めに嵌めています。音色音程からも

その方が良かったのでそうしています。商標同士を合わせると、低音のピッチが若干低めになりますので、ヒビの修復してあっても音程に影響が有りました。

 

 

R13はクランポンの旗艦モデルで豊富な在庫の木材を十分時間を掛けてエージングしてから製造ラインに…でも増産出来る余裕が有りました。

急な増産体制に入った、しかも新しい管材ラインでのE13にはその時間が無く、夏の高温多湿は未だ良いが、冬の過乾燥との繰り返しで管体割れが…起こる率が高まります。外側だけでしたら修理可能…数千円から…で可能。修理しても100%元には戻らないですが、影響は数%位、分からない程度の事も多いです。現行品フランス工場で全て製造するクランポン E13は最下位機種ですから、

管材の、グレードもダウンしています…型前に軽度の割れや陥没を 割れの修理と同じ方法で直して作られる管材が廻って来てる可能性もあります

↓クランポン 190周年の工場見学レポ記事に…。

 

 

 

 ※※※※ tea time ※※※※

 

80年代まで仏マリゴーでもクラリネットを作って⁈いました←SML社は楽器販売会社

 

ストラッサーモデルには オーボエでは西ドイツのハンス クロィエルのOEM品が有りました。

クラリネットではストラッサーにも 仏ルブラン  製←ノブレ45Mも有りです‼︎ ←金メッキバネと右手トリルキーの独自の設計がルブラン  です!

 

ラ メールモデルのクラリネットは マリゴー社が70年代に買収した マレーヌ社製でしょうか⁉︎

 

 クランポンの、イベットB12とB13マスターモデルも フランス他社委託製造⁈でしょうか?

 …80年代日本の吹奏楽ブームで勿論R13も売れましたが、中学生はB13.高校生〜はE13とR13旗艦モデルの下位モデルが沢山売れると 忙しくなり、製造コスト人件費がかさみ その割には儲からなく……英ブージー&ホークス社に買収されたコストダウン 利益を求められた不遇な、時期があります。

21世になり、ブージー社の倒産で、クランポンは組織を脱出し、新たにクランポングループを形成して現在に至ります。クランポンのサックスは現在もカイルベルト社に委託製造となりました。スクールモデルは台湾→中国委託製造です。

 オーボエはリグータ社を傘下にしてリグータさんがオーボエ部長に…いずれR47もリグータ製に⁇

 

 

 

アコースティック楽器部門赤字のYAMAHAは工場を中国や管楽器はインドネシアに移し、現インドネシア工場は最新のコンピュータ制御の工作機器を使い、管楽器のスクールモデルを製造。品質を上げました←埼玉大井町旧ニッカン工場閉鎖で台湾工場と中国工場製→一部インドネシア製作も開始、現在スクールモデルはインドネシア工場製。

 

国産最後期のYAMAHA浜松豊岡工場製の古い設備、旧製作機器による精度のバラツキが無くなり、品質が上がったのと評も見ます←スクールモデルは中国製→インドネシアになり評価が上がる、

プロモデルは総台湾工場製でバランス品質良く、

最下位のカスタム82…は台湾製の本体にアッセンブリーは国産の混血組み合わせなので、プロモデルよりもバランス悪い…との評も、サックスは各機種ネックのみ国産でした。Made in Japanと有りますが…、ピアノはペダルアッセンブリーのみ国産で 本体は台湾又は中国製 純国産ピアノはアップライトでも200万円〜の機種。グラントピアノはC3までは中国製に最終調整が日本…鳴らなくなったとの評を良く聞きます。

 

 

純国産はハンドメイド カスタムの上位モデルのみと言われていました…。安いカスタムモデルは インドネシア工場部品になって来る←居る⁈ …2018年モデルチェンジ前のサックスの82Zのキーアッセンブリーは280とほほ同じインドネシア製…でフロントFに調整機能ネジの無いものとの話でした←タンポも‼︎で…現行品は2万円値上げしてイタリアピゾーニ製の防水タンポに変えたそうです!←ベルも二枚取りからカスタム伝統1枚取りベルに …82Zの中古を購入の際はご注意下さい!←かつて30万円台で買えたカラクリ…現行品は値上げして良かった説‼︎

 

ヤマハは薄利多売でやっていましたので、総国産時は値引きは5%、10%も引くと 販売代理店では利益が出ない⁉︎…保証期間の無料メンテナンス料を考えると…。スクールモデルの値引き用には「ニッカン」名を使いました…。現在ではヤマハでも15%値引き販売は当たり前⁈ …、原価を下げる為に生産地を国外のアジアに移しました。

 

YAMAHAはローマ字表記では世界一長い会社名と言われていた、日本楽器製造株式会社では無くなり←Made in Japan の日本楽器では無い‼︎

(株)ヤマハコーポレイトに社名変更し、社名に偽り無し、製造がグローバルになりました。

 

 

KAWAIは現在管楽器、打楽器 電子楽器製造から手を引きました。ピアノは国産ですが、安い機種は本体が圧縮紙PD F 厚紙に木目印刷なので、全て同じ木目、カタログと同じ木目ピアノが製造出来ます‼︎…響鳴板もベニア合板に表面に木目プリント 生地塗りピアノでは無くカタログに木目調と記載されています!

 外国製…イタリア製北アルプス松材使用響鳴板とあっても安いものはイタリア材チップの合板ベニア製で無垢材では有りません。

 
 

オーボエ製造のみとなったマリゴーも日本の野中貿易の資本の会社となり←SML社は楽器販売会社として、現在も独立して販売しています。←フランスでは歴史ある社名は経営が変わっても残す傾向が有ります…ピアノのガボー プレイエルも70年代には無くなりましたが、サル ガボー、サル プレイエルは残っていて(ホール:販売店)

 

サックスのセルマーですら身売りの話が有りますので…SA80 初期エイティーは作れば作る程赤字になり、僅か5年で コストダウン版SA 80Ⅱとなりました←エイティーは当時の定価以上の価格で中古で販売されています‼︎ ←自身はソプラノサックスのSA80彫刻無しを32万円で購入した歴史有

←現在 新品のセルマーのサックスの国内入荷が極端に減っているそうです‼︎

 

楽器製造には大変な時代…になりました。