自分を表現できるピアノテクニック -4ページ目
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作曲家からのメッセージ

楽譜には作曲家からのメッセージが書かれています。音符やリズムや記号など、目に見えて示されているものだけを読むのではなくて、もっと目に見えない大切なものを読んでいこうとすることが大切です。以前私はよく"ソプラノを出して、あとの音は控えて・・・"って注意されました。メロディーさえ聴こえていたら良いってまで言われた事もあります。それはあまりに極端だと思いますが、表面的に聴くとそれくらいがいいのかもしれません。でもまずはすべての音をよく聴き、どんな音が書いてあって、それらがどうつながってどんな性格になっているのか、それらの音が合わさってどんな色になっているのか、何を表現しているのか、そしてどう感じるのか、すべての音を知っていく事からしていかないと、作曲家のメッセージは見えてこない気がします。



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鍵盤だけじゃない

日本ではピアノを習う時に鍵盤上のことだけ勉強するのがほとんどですが、ヨーロッパでは(ピアノに限らずどの楽器もそうですが)、体の使い方も一緒に学びます。リストはとても立派な教師でしたが、彼のレッスンの始まりは体操からだったそうです。体の使い方を間違えると必ずどこかに負担がきます。ピアニストで一番多いのは腕の故障ですが、これをたくさん練習した勲章のように思って放っていると、将来ピアノが弾けなくなる日がくるかもしれません。ピアニストはスポーツ選手とは違います。一流のピアニストで80歳以上になっても現役で演奏されている方いらっしゃいます。スポーツ選手のように現役を引退しなくてもいつまでも演奏していく事ができます。でも体の使い方を間違ったままで無理して演奏を続けていくと、傷めた箇所が回復できなくなっていって慢性化していくこともありえます。もし、弾いていて痛いと思うところがあるならば、あまりいい使い方が出来ていないと思って、無理しないほうがいいと思います。

体の使い方を知るということは、自分の体をいつも意識できるので、ピアノの演奏だけではなく、自分の健康や精神面でも役に立ちます。

これは体の使い方について書いてある本です。とても参考になりますので、ぜひ読んでみられたらいかがでしょうか?
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コンクール

生徒のピアノのコンクールを聴きに行ってきました。コンクールといっても、地元の小さなコンクールです。今日のは小学生の部門から一般の部までありましたが、本当に人によってピアノの音がこんなに違うのかと思えるくらい、いろんな音が聴けました。中にはただ音を出しているというだけで全く音色に無関心な演奏から、ドキッとさせられるくらいの美しい音色で音楽をよく理解して弾いている子とさまざまでした。ドキッとさせられた子は小学生でした。もう一度聴かせて欲しいと今でも心に残っています。中にはピアノ弾きながら踊ってるん?って思うような、体に芯がないぐにゃぐにゃの状態で、いかにも歌っているのよ!というような演奏や、鍵盤を舐めるように体を折って弾いている子や、腕をわざわざ高く上げて見せたりしている子、どの子も先生にそうやって教わって、そうさせられているんだろうなぁと、ちょっとかわいそうになりました。そんな無駄な動きがいっぱいなのに、難しい曲をちゃんと弾けてるのですから、日本人って本当に器用なんですよね。

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歌って弾く

もっと歌って弾きなさい!とか、あなたの音楽は歌えてない!って先生に怒られましたが、自分では精一杯歌って弾いているのに、何で怒られるのだろう?って疑問に思ったことないですか?私は自分に表現力がないからだとずっと思ってました。歌おうとして、鍵盤のタッチに変化をつけてみたり、ひじを大きく動かして歌おうとしたり、胸から肩を使って表現しようとしたり、顔の表情をつけてみたり、音を出す直前に気持ちを溜めてから弾いたり、いろんなこと工夫して演奏している人をみかけます。私もいろんなことやってみましたが、いろんな事すればする程、音楽は崩れていき、自分から遠のいていって、演奏はつまらなくなっていくばかりでした。今の先生に”自分で自分の体を全くコントロールしないで弾いて下さい”と言われて、初めて何もしなくていいんだと知りました。ただ、ただピアノの音を1つずつ美しい音で鳴らすだけの作業が、本物の音楽へと導いてくれます。


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地味な人間

個性的な人、存在感のある人、魅力的な人、感性のある人、どれにもあてはまらない本当に地味な人間が私です。ピアノで表現するには、人とは違う個性的な自分の音楽を持ってる、そしてそれを表に出せる感性を持っている、そんな素質のある人しかできないと思ってました。私にはそんな素質なんてないし、ピアノはやはり私には向いてないのかと真剣に悩んだ時もあります。でも、今は素直な人を一番うらやましく思っています。なんで素直な人なのかというと、ピアノで表現するには素直じゃないと出来ないからです。素直というか、自分の素をすべてさらけ出せる人。そのために欠けていることが私には素直になることだったからです。どうしてもええかっこして弾こうとか、それこそ個性的に魅せて弾こうとか、そんないらんことばっかり考えて演奏してきました。そんなもんは音楽には必要ない、それを捨て、自分をさらけ出せないと本当に美しい音楽を表現なんてできない事を知り、今は自然に素直に音を出す努力をしています。
もしかしたらCDデビューして活躍するには、人と違った何かが必要かもしれません。でも、有名な演奏家でも演奏の良し悪しよりもタレント性が先行している人も多くいます。本当にいい演奏をしている人程、地味なタイプが多いように思います。地味という表現はちょっと誤解をうけるかもしれませんが、あまり目立たなくて地道に努力しているタイプの人です。私にはそういう人ほど魅力的に映り、自分もそんな人でありたいと思っています。


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苦手な表現

自分を表現するのが苦手だと自分で意識するようになったのは、ピアノで表現出来る事を知ってからでした。今まで教えてもらったピアノとは全然違う本当の音楽を教えてくれる先生に出会ったおかげです。それまでは自分を表現するってことも意識した事なかったし、自分がそういうことを出来るとも思えなかったし、もっとはっきり言うと、自分に自信がなかったから自分を隠してました。今でもその時代の自分があちこちで見え隠れしていますが、少しずつ自分を表現する楽しみを味わっています。

ピアノと自分

自分を表現したりするのが苦手だから、ピアノを通じて表現したいって思っている人いませんか?私もその一人です。でもずっとピアノで表現しようにも、どうやって表現したらいいのか、どうしたらうまく表現できるのかわからずに悩んできました。素晴らしい先生に出会うことができたおかげで、自分のピアノが変わり、人生が変わったと思える程に成長できました。まだまだ未熟ですが、自分が学んだ事や得た事、今までのピアノのテクニックとの違いを紹介していきたいと思っています。ぜひ読んで下さいね。
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