デュリュフレ
デュリュフレはフランスの ルーヴィエに生まれます。
オルガン奏者として活躍しながら、フォーレやドビュッシー、ヂュカスらの伝統を受け継いで、オルガン曲や、宗教音楽の域で、優れた作品を残しています。
彼の作品では『レクイエム』がとてもすばらしく、その中で歌われる「ピエ・イエス」は、シンプルなメロディーですが、美しく心が洗われるような神聖な音楽です。
天使の声を持つボーイ・ソプラノで歌われる「ピエ・イエス」は、聴くものが自然体でいられるような空気が感じられ、気持ちが落ち着いてきます。
ぜひ聴いてください。
レクイエムとは、《死者のためのミサ曲》で死者の魂をなぐさめ、しずめるのを目的とする音楽です。
先日尼崎で起きた悲惨な列車事故で犠牲になられた方に、この曲を送ります。
どうか、犠牲になられたかたが安らかに眠られますようにとお祈りいたします。
あわれみ深い主、イエスよ、
安息を彼らに与えたまえ。
永遠の安息を彼らに与えたまえ。 『ピエ・イエス』より
レクイエムCD
視聴はこちら <再生に多少時間がかかるときがあります。(7.8秒) >
ブルッフ
ブルッフはドイツのケルンで生まれ、ベルリンで没したユダヤ人作曲家です。
教師で有名な歌手の母から音楽教育を受けて、作曲家になりました。
彼の作品で有名なのは、『ヴァイオリン協奏曲』や、『スコットランド幻想曲』ですが、合唱曲が得意だったようです。
あまり有名ではないのですが、私がオススメしたい作品は、『クラリネットとヴィオラとピアノのための8つの小品op.83』です。
どれも4~5分程度の小曲で気軽に聴けます。
クラリネットをやっている方なら、演奏されたことあるのではないでしょうか。 8曲のうち2番と4番が私は気に入っています。
この曲はあまり録音されていないようですが、”ensemble incanto”というグループの演奏が聴けます。輸入版ですが、とてもすばらしい演奏です。購入は こちら からできます。
このグループのリーダーのクラリネットのRalph Mannoは、ケルン音楽大学の教授で、ヨーロッパで活躍中の人気の演奏家です。
彼のマスタークラスは、ちょっとユニークで楽しそうです。生徒全員と先生とがとても仲良くて、みんなで楽しく音楽を学ぶ、そんなクラスです。
こちら は、今年の夏にドイツである講習会です。彼のクラスは8/12~8/28です。
ドビュッシー
ドビュッシーの管弦楽と言えば、『牧神の午後への前奏曲』が有名です。
この作品はフランスの詩人ステファン・マラルメの「牧神の午後」という長大な詩にインスピレーションを受けて作曲されました。
曲だけ聴いていると、なんだかぼやけた感じの、あまりパッとしない曲ですが、マラルメの詩の情景そのままで、神牧が見た、”ニンフ(妖精)との戯れ”の夢の光景が、音となってうまく表現されています。
今大人気のクラシックコメディ漫画「のだめカンタービレ」では、9巻にこの『牧神の午後への前奏曲』が出てきますよね。
この漫画でクラシック音楽に興味を持たれるかたが増えているようです。
音楽だけを堪能することもできますが、できればその曲に関したエピソードや背景を知ってから聴く方が楽しく興味を持てると思います。
この『牧神の午後への前奏曲』の訳詩やCDについてはこちら で紹介しています。
メシアン
メシアンはフランス南部、アヴィニョンで生まれた、フランス人作曲家です。
彼は、ドイツ軍の捕虜になり、収容所にぶちこまれていた経験があり、その収容所の中で生また作品『世の終わりのための四重奏曲』は、作曲のいきさつや、曲の持つ意味とかが、とても興味深い作品です。
この曲は自分自身と収容所で知り合った音楽仲間の為に書かれたので、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネットというちょっと変わった編成の4重奏曲になっています。
この曲の初演はもちろん、収容所の中、その時に聴いていた、ナチスの高官はメシアンに感謝の意を告げたそうです。
映画になりそうだと思いませんか?
この曲は、『世の終わりのための四重奏曲』という題名から、ちょっと悲劇的なものを想像しそうですが、宗教的な救済というようなものです。
収容所で読んだ、新約聖書「ヨハネの黙示録」第10章6、7節から霊感を得て作曲されていて、その内容は、神の支配する世界が到来し、この世はキリストとキリスト信者だけになるというものです。
全部で8楽章ありますが、特に五楽章がすばらしいです。
何かを訴えているような、求めているような、何か、メシアンからのメッセージが届きそうな音楽です。
オススメのCDは こちら
です。輸入版ですが、ドイツで活躍中の演奏家で、すばらしい内容です。
楽章ごとの解説はこちらに書いています。
山田耕筰
山田耕筰と言うと、"この道”や"赤とんぼ”"からたちの花”など、学校でも習ったなじみのある曲がたくさんあり、誰しもが彼の名前も彼の音楽も知っているのではないでしょうか?
彼は世界でも高い評価を受けています。
でも、残念なことに最近では学校で山田耕筰が消えかけているそうです。
こんなに素晴らしい曲を残してくれた山田耕筰が忘れられていくのは本当に悲しいことです。
山田耕筰は1886(明治19年)6月9日東京に生まれ、1904年東京音楽学校(現在の東京芸術大学音楽学部)へ入学して1908年同声楽科卒業しています。これは当時芸大にまだ作曲科がなかったためです。
1910~13年ベルリン留学後、1915年(29歳)と時に東京フィルハーモニー交響楽団を設立し、日本のオーケストラ活動の礎をつくりました。
1917年(31歳)にはニューヨークのカーネギーホールで自作の管弦楽曲を演奏し、欧米でも名の知られる日本人音楽家の先鞭となりました。
彼は音楽以外の芸術、絵画・文学・演劇にも関心が深く、ドイツの画家カンディンスキーの絵を日本に初めて紹介したり、詩人の北原白秋らと組んで雑誌「詩と音楽」を創刊したり、
劇団「土曜劇場」「新劇場」を結成するなど、明治~昭和初期の芸術界全般に大きな足跡を残したのです。
歌曲のスタイルとしては、言葉のイントネーションにあわせて、それに合った自然なメロディーをつける方法も彼が作り出しています。
昭和40年12月29日79歳で死去。
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歌曲のCD紹介
日本のうた・畑儀文
ポピュラーも入っていてちょっとがっかりですが、彼の歌から伝わるものは多くあります。
さくら横ちょう・佐藤美枝子
アマゾンのレビューでは★★★★★です
日本の四季・イ・ムジチ合奏団
おもしろそう?
『からたちの花』をこちらで紹介しています。
ぜひお立ち寄り下さいね。↓
http://klassic4234.fc2web.com/karatachi.html
