It's All Greek To Me!!! -24ページ目

It's All Greek To Me!!!

人生初海外ひとり暮らしの挑戦。ヒトもコトバもさっぱりわかんない世界に単身乗り込みいっちょやってやっか的な日々を綴る予定は未定。

今日のニュース。


ついに自分専用の携帯を購入しました!


8月末にこちらに引っ越してから今日までの間、


TO史研究会の委員仲間に頼まれて、


彼の携帯を使ってましたが、やたらと不便でした。


すぐに充電は切れるし(1日2回充電してもフラフラ)


かなり重いし、


カラーディスプレイじゃないし、


音色は初代たまごっちを髣髴とさせるようなちゃっちい音だし、


人に見せると必ず笑われるし、


ひどいときは、


「それって本物?ちゃんと使える?」


って真顔で聞かれてしまうような代物です。




何と言っても、自分の所有物じゃないから愛着が湧いてこない。


なので、コードに繋ぎっぱなしで、そのまま忘れて出かけてしまうこともしばしば。




昨日、ネットでわがOTP BANKの口座の残高を調べたら、


今月分の奨学金がようやく振り込まれてたし、そろそろ買うしかないと決意。


住民登録も済ませてあるいま、もはや行く手を遮るものはないはず。




夕方、学校の終了後、強めの雨も何のその、


Momparkへ直行。


ATMでお金を下ろしてから、T-mobileの店舗へ。


プリペード式はそもそも選べる種類が少ないので、


わりあい早く決められました。




せっかく欧州で使うんだし、


先週は北欧に行ってきたわけだし、


今回はNOKIAがいいなー、みたいな、漠然とした希望はあったので、


あとは、値段との相談でした。


プリペードでは、NOKIAは3種類しかないので、選ぶのは早かった。


29970HUFの真ん中のを選んだ。


日本と違って、機種の色とか、番号とか、いっさい選ばせてくれなかったのが少し不満。


まあ、どの色でも使ってるうちに慣れるから問題ないけど。




待ち時間手続き合わせて、わずか20分くらいで終了。


これは日本同様あっけないくらいに簡単だった。




帰宅して、さっそく友人・知人に番号変更のメールを打ちまくった。


洪英独などでメールを打つわけだけど、


これって語学の上達にはすごくいいね。


気軽に作文の練習になるわけで。


でも、和文のように早く打てるようには、相当の鍛錬が必要と見た。


ひらがな、それから漢字の偉大さがわかるよ。




ちなみに、この携帯のマニュアルは洪語のものしか入ってなかったので、


これから使い方を憶えていくだけでもかなりの勉強になること間違いなし。


若い子に負けないように、早くマスターできるようにがんばるよ。


Mobiles

満足にブログを更新するだけの時間と気力が残ってないですが、


たいそう充実した一日だった。


ついに部屋のセントラルヒーティングの使い方をマスターし、


語学も先週の土曜あたりから、調子が上向いているし、


明日もがんばろう。


で、週末はとことん羽を伸ばそう。


そろそろ月一恒例の温泉企画の時期だしね。

昨日の昼間はセントラルヒーティングが使えてたのに、


昨夜寝る前くらいから再び、うんともすーとも言わなくなった ; _ ;


室温がある程度高いと、作動しない仕組みなんだろうか。


にしては部屋が寒すぎるんだけどね。


でもビール飲むと、身体が暖かくなって気持ちいいくらいだから、


まだ余裕ってことなのかな。


なんたって、まだ「秋」真っ盛りなわけでw


実際、昨日の授業では、


「秋になるとどんな変化が起こるか」


について作文するように、という課題が出た。


まあ、すべてそういうもんなんだな。


そういうことにしておこう。

昨日の日記を書き終わった直後、

セントラル・ヒーティングが狙い澄ましたかのように作動しだした。

おかげさまで、冬(いやまだ秋か)の過ごし方も、

少しずついい方に変わってくるんじゃないかと。


先週が秋休みだったので、今日は久しぶりの語学の授業。

午後のインテンシヴ・コースは第2期に突入。

今度の顔ぶれは、アメリカ人×3と日本人のわたしの計4人。


ぶっちゃけ、ものすごーーーく、ストレスが溜まるメンバー。

まず、3人とも発音がハチャメチャ。

米語訛りがひどくて、非常に不愉快。

まずはRとSZの発音だけでも何とかしてくれよ。

中級クラスなんだし、いいかげん、発音規則くらい憶えて欲しい。


それに、3人中2人は、授業中でもすぐに米語で質問する。

すぐに米語で逃げようとする。

洪語で応答するというもっとも基本的な語学講座のマナーを知らない。

自分の中で、ますます米国人の外国語学習姿勢に対する評価が下がってる。


わたしの母語は日本語である。

そして、これがまさか異国の地で通用するなんて最初から期待していない。

だから、英語も第三言語も現地語も、「生き延びる」という必要に迫られて学習する。


しかし、彼らの場合は違う。

名実ともに最強のグローバル言語を母語とする人々である。

外国語が面倒くさければ、いつでもどこでも自分のことばを話しさえすれば

たいていは、ことが足りてしまうおめでたい人々である。

そういう彼らが、わざわざマイナー言語を学ぼうというのだから、

その前向きな姿勢は評価すべきだと思うけれども、

ときとして、彼らの無意識な「甘え」を前にして、イライラが爆発しそうになる。


・・・みたいな幼稚な考えを抱いてしまうなんて、まだまだ修行が足りないかな。

まあ、彼らのおかげで、わたし本来の負けず嫌い精神に火が点くこと間違いなし。

語学学習に不可欠のモチヴェーションの維持にはもってこいの状況とも言える。

なので、明日からもっとがんばるよ。

本日、北欧より帰国。


あちらのすんごい気候に比べれば、ブダはなんと住みやすいことか。


やっぱり自宅が一番落ち着くぅ~。




しかし、部屋の中が寒い。


セントラルヒーターを何とか使えないものかと試行錯誤したものの、


いまだに使えず。


さっきなんて、間違って変なハンドルをひねったら、


バスルームが泥水まみれになった >_<


早いところ、アパートの前オーナーにでも聞いてみないと、


これでは不便すぎる。


じっさい、いまコート来て、マフラーしてブログ書いてます。




でも、寝るときは問題ないです。


今回の旅行でわが寝袋がデビューしたわけだけど、


これはすんごく快適!


下手な掛け布団よりも快眠可能。


なので、自宅でもしばらくはベッドの上に寝袋置いて寝れば、


風邪は引かないはず。




えっと、これから溜まってる旅行記も随時書いていきます。



本来なら、旅先で書くはずのない日付。


11時間遅れで、ペシュトに到着。




今回の帰国便は、


①半日の遅延 ②格安航空会社 ③悪天候で揺れまくり



キレイに3拍子揃っていたので、着陸の数分前、


わたしの中では、


「これだーっ!!!!!」


っていうアイディアが湧き上がっていた。


そう、着陸直後、我先に拍手をしたら、


案の定、かなりの数の乗客たちが、同調してくれた!


一度やってみたかったんだよね、これ。


なんか、運命共同体って感じで、それまで張り詰めていた気持ちも和んできて。




昨夜23:30頃、インテクが喫煙コーナーで洪人と会話し始めたのがきっかけで、


わたしもそれに仲間入りさせてもらった。



自分の語学力も、本当に少しずつ、ゆっくりした歩みだけれども、


世間話に耐えるくらいにはなってきてるなぁ、と実感。


まあ、夕食の頃を契機として、インテクと英語・洪語でわりとまじめに雑談してたから、


脳は活性化されてたわけで、すんなり会話にも入っていけたんだと思う。




そうそう、夕食!


実は、空港で缶詰状態のかわいそうなペシュト行きの乗客たちに、


無料で夕食が振舞われたのだ。


タダとはいえ、ここ数日(いや、下手したら欧州に来て以来!)で


最高の食事だったかもしれない。


北欧で食べたくても、その高値のゆえに食べる気になれなかった、


鮭にありつけたし、それだけでも好印象。


おいしかった。


あったまった。


いつになるのかわからない出発をひたすら待つだけの、


受身の乗客たちにとって、食事はいい気分転換になったはずだ。

今日は、ハンガリー革命最終日...ていうか、今回の旅行の最終日。


素晴らしい光景の数々に、癒されもしたけれども、


かえって疲れもたまった、そんな7日間だったかな。


まあ、大方、単独行動だったから、のんびり自分のペースで動き回れたのがよかった。


いっぽう、夜は宿でインテクと世間話的な会話はたくさんしてるし、それも有意義だった。




さて、今朝は気温は割と高めだけど、吹雪いてる。


バスで空港に近づく頃には雨に変わった。


特にフライトに影響はないものと思われる。


もう早く帰宅して、久しぶりのビールを片手にネットに繋ぎたい!


そういう気分で胸がいっぱいだ。


ここ数年、こんなに長い期間ネットに接続しなかったことないもんなぁ。


楽しみな半分、感じの悪いメールでも来てるんじゃないかと、不安も半分。


ああ、空港暇だぁ。


かといって飛行機乗ってても暇なんだろうけど。


ポテチでも食べて待つことにすっか。




みたいなことを、ぼけーって考えていたら、


インテクがわたしの方にやってきて、


何とフライトが2時間遅れるらしい、ということを知らせてくれた。


うーむ、やってられんわ。


(↑ 12時頃)




ところが、あれから6時間が経過してもなお、


まだストックホルムの空港に座っていたりする(泣)


15時少し前の段階で早くも、フライトは1a.mになるというアナウンス。


!!!!!


をいをい。


夕方には家でのんびりするつもりでいたから、


パンの残りはバックパックの中に入れて、チェックイン時に預けちゃったじゃないか。


それに、スウェーデン・クローネもきれいさっぱり使って、いまはフォリントしかないよ。


旅行の大詰めで、確実に食糧危機の到来。


いま手持ちのポテチの残りカスとボトル半分の水だけで、夜中まで耐えられるか?


それに暇つぶしになりそうなものもラジオとI-PODしかなくて、


これだけじゃ、到底10時間以上も食いつなげる自信はない。


というわけで、空港の高い物価に目をつぶって、


売店で食料と水を確保し、ついでにペーパーバックも購入することに。


今回の旅は、二人旅だし、本はいらないなと思って全て家においてきたが、


実際、これまでにも読書に当てられそうな時間はたくさんあった。


少し後悔。


というかだいぶ後悔。




こんな感じで、週末は予定外に完全につぶれてしまった。


しかも、睡眠不足になることは必死。


厄介だわ。


あとで振り返れば、いい思い出、ネタになるんだけれど、


いま、この瞬間を乗り切るのが大変。

文化の日...ですか。


きっと教え子のみんなは、何かと毎日充実した青春の日々を送っているんだろうな。


...とか考えるような余裕もなく、昨日は疲労困憊して日記が極めて手抜きになった(苦笑)


というわけで、昨日書き忘れたことを2点ほど。




まず、街を歩いてると、こちらの人ってよく独り言を言ってたり、


あるいは、わたしに向かって突然話しかけてくる!


というのは勘違いで、携帯マイクで通話している模様。


かなりの普及率。


日本なんて、例の運転中の通話が禁止になってからというものの、


だいぶ廃れてしまった印象だけど。


昨日気づいたんだけど、彼らはそれを寒いからこそ使っているのだ。


いちいち手袋を外したりしないで済むから。




そしてもうひとつの発見。


ストックホルムは、地図を見る限りではトラムが走っているはずだけど、


今のところ1度も見かけていない。


レールは見かけるのだが。


冬季は積雪と路面凍結のために、トラムは全線不通になっているらしく、


代行でバスが走っている。


そう考えると、日本の札幌は偉大な街だなぁ、と思う。


これが言いたかった。




さて、本日分の日記。


朝は7時半に起床。


昨日が、夜行バスでの移動を含む非常にタフな一日だったので、


ほんとうによく眠れた。


とても、9時過ぎに寝始めたとは思えないくらいに。


朝食はつかないので、昨夕と同じややひもじい食事内容(苦笑)




その後、9時半頃出かけて、昨日見てないところを中心に、


特に方針を決めないで、ぐるぐる、のんびりと回った。


昨日のうちにほとんど見るべきものは見てしまってるし、


今日は「秋休み」の自覚を持つことを優先。


とにかくこまめにバスに乗っていたので、


おかげで、この街の地理はだいたいわかるようになった。

ストックホルム行き、夜行バスはスペースを多めにもらえて、


それなりに快適には過ごせた。


でも、I-PODを手荷物側に持ち換えるのを忘れて、半端じゃなく退屈だった。




6時過ぎ、ストックホルム到着。


大雪の直後のせいか、やたらとびしょびしょに見える街路。


しかし、気温は充分に低く、どこもかしこもアイスバーン状態。




ユースホステルにはすんなり到着した。


しかし、受付の応対がいい加減で、チェックインするまでに


1時間以上待たされた。


(というか、存在自体忘れ去られていたというのが正解)




そうそう、夜行に乗り込む前に、スウェーデン人の兄ちゃんとちらっとしゃべった。


彼は現在、オスロで就職してるらしいけど、あちらの物価を


super-expensiveと形容しているのを聞いて、爆笑した。


スウェーデン・クローネでも、充分すぎるほどに高く感じられるのに、


上にはさらに上がいるわけで。


とりわけアルコール・たばこの値段がすごい。


気持ちよく酔えないお酒じゃつまらないわな。




さて、ストックホルム観光。


昨夜まともに寝てないし、ユースでの待ちぼうけの間に、


移動距離が短くなるようなコンパクトな経路を考えた。


今日も、インテクとは別行動。


旧市街のある小島、Holmgatanを散策することから始めて、


南東部の水族館、南西部の市庁舎とぐるりと見て回った。


風がそよそよ吹いてる。


歩いているだけで、顔も手も痛くなってくる。


でも街はキレイだ。


だから写真は撮る。


手袋を外すないといけない。


痛い。


萎える。


これの繰り返しの一日。




物価はオスロに比べてだいぶ安いけれども、ここでも充分高い。


旅程完了まで残り2日の時点で、早くも出費が予算オーバーになりそうで、


少なくとも水族館と明後日の空港バスはクレジット払いにせざるをえない展開に。


ずっとこんな感じでは辛すぎるよ。


とはいえ、こういう修羅場は慣れっこになってるんだけど。




でも、今日もステキな夕日を海辺で見られて幸せな気分になれた。


それにしても寒いよ。


夕食は、リンゴジャムの瓶を買った。


5.90SEKで、中身がたんまり入ってるし、大正解の買い物だった。


これとパンが帰国までの主食になるけど、2日くらいなら飽きずにすみそうだ。

今日の分の日記を書き始めて改めて気づいた。

11月に突入ですか、早いもんだ。

この時期が1年で一番苦手だし、今月は静かに過ごす予定。


夕方の17:50。

市庁舎近くのマクドナルドにて暖を取りながら、のんびり食事、

そして日記を執筆中。

それにしてもペンを持つ右手に違和感が。

ペンがしっかり握れてない。

そして、ペンの温度もひんやりと冷たい。

かばんの中身もすっかり冷え切ってしまっている。

恐るべし、オスロの秋。


それはさておき、夜行バスの出発は22:30。

時間はまだたっぷりとある。

今日は妥協しないで、少しは中身のある日記を書いてみようと思う。


朝は6時に目が醒めた。

しかも他のヤツのアラームで!

しかもしかも厄介なことに、こいつときたら二度寝、三度寝、四度寝と繰り返すため、

5分おきにアラームが鳴り響く。

だったら、最初っから、6時半にセットしておけよゴルァ。


まあ、そういうこともあったが、そろそろ旅の疲れも出てきてるし、

わたし自慢のルール違反の寝袋も殊のほか快適だったし、

よく眠れたと思う。

ていうか、寝袋使わなかったら、完全に風邪引いてたんじゃないか。

実際、起きた瞬間、外界との温度差に負けたわが身体はくしゃみを連発。

それに、hygienicalな理由のために、寝袋が禁止だというのであれば、

わたしの寝袋はno problemのはず。

だって、使い始めてまだ3日目だし、そもそも屋外で使ってないですから。

と、自分なりに納得させながら、荷造り開始。

(ちなみに枕カバーは自分のシャツを着させて代用。よく似合ってました 笑)


で、朝食。

さすが、宿泊費に1000円ぶんくらい上乗せされてるだけあって、かなりの充実ぶり。

パン、シリアル、ヨーグルト、肉、魚、卵、野菜、基本的なアイテムはすべて揃ってる。

ジャム・マーマレードの種類も豊富で、飲み物も同様。

だけど、サバっぽいおかずはどれも微妙。

ケチャップ、マスタード、オリーブオイルと3種類の味付けがあったけど、

どれも嫌らしい酸味で、苦手だった。

本来シメサバ大好きなわたしだけど、今回ばかりはおかわりとは思えなかった。

一方、パンは全粒粉トーストみたいなのがメインで、これは堪能できた。

(いつもまずいパンしか食べてないから、たいていのパンはおいしいわけだが 苦笑)

とりあえず、いろんな意味で、楽しめた朝食。

しかし、今回は世界一物価の高い街に来てる訳で、すんなり終わらせるのはもったいない。

なので、去り際にトースト6枚と、ハム・チーズ・ジャムをちゃっかり失敬して、

ランチ用にサンドウィッチを作ってから、悠々ビュッフェを後にした。


外に出た。

よく晴れていること、

そして気温も氷点下だということは出発前から知っていたが、

玄関を飛び出して改めてびっくりした。

あたり一面、白銀の世界。

でも、雲なんてひとつもない快晴。

「これだーっ!」って心の中で叫んだね。

こういう天気に憧れて、秋休みの旅行先としてわざわざ北方を選んだわけで。

昨日のマイナスイメージは大方吹っ飛んで、とてもワクワクしてきた。


まず中央駅へ行き、インテクと二人分の大荷物をコインロッカーへ入れて、身軽になった。

そして昨日、悪天候のためにじっくり見ることのできなかった旧市街、

Nasjonal Theatret周辺へ移動。

周辺にある大学キャンパスも、劇場も、どれもどうってことのないキレイな建物だったけど、

城Slottetの周りの並木道の美しさに、全身で感激した。

この時点で、わたしがいままで見てきた中で一番美しい景色であることは間違いない。

木の葉や枯葉の緑・黄・赤・茶色、土の暗い茶色、昨夜の雪の白。

それに木漏れ日と木陰の織り成す明と暗、白と黒。

そして今日の真っ青な空。

これだけの色が同居する自然の景色に出会えるなんて、

都会に住んでたらとてもありえないよ。

もっともオスロは大都会なんだけど。

これを見ただけでもう満足。

昨日のダークなマイナスイメージは完全に雲散霧消し、

オスロはお気に入りの街ランキングの上位に食い込んだ。


しかし、まもなくして24時間券が切れる頃。

先を急いだ方がいいと判断して、トラム停に向かった。

ところが今度は衝撃的な光景。

路線バス(たぶん停車中?)の後部にトラムが突っ込んだらしく、

両者ともにハデに破損している。

それに怪我人が担架で運ばれるところも、目にしてしまった。

トラムはしばらく来そうにないと判断して、地下鉄まで歩くことにした。

そして、本日のメインであるムンク美術館まで地下鉄で移動。


美術館は、なんと入場無料。

昨日から金欠に苦しんでるわたしにとっては恵みの雨って感じ。

しかし、わたしの手荷物は大きすぎるとのことで、ロッカーに預けよとのこと。

「お金がないんだよう。」とダダをこねたら、じゃあ預かっててやると

セキュリティのおじさんが親切に言ってくれた。

「セキュリティ」というのは、なんと入り口で空港ばりの持ち物検査があるのよ。

もちろんX線のやつ。

さすが国民的巨匠の美術館なだけあるね。

いっぽう、売店のおばさんがやたらとフレンドリーで親日的だった。

来年の9月に東京の西洋美術館でムンク展をやることが決まってるから、

わたしの家族や友達に宣伝しておいてねとか言われた。

このおばさんも来日するみたいだから、はりきってるんだろう。


まあ、それは置いておいて、ムンク。

ムンクって動物、とくに犬の絵をずいぶんと描いていたようで。

あまりリアルすぎるわけでもないし、けっこう好きな作風でした。

グッズとか、パンフとか欲しかったけど、東京の相場と比べて

どれも法外な価格だったので、我慢した。

だって、まだ夜行バスの出発まで10時間以上あるし。


美術館のあとは、再び市庁舎方面へ。

昨日は悪天候とわたし自身の士気の低さのために、まともに見られなかったから。

市庁舎までは、トラムチケットの有効期限が過ぎてるし、

他に特にしたいこともないから、時間かけて歩きで向かった。

1時間弱くらいかかった。

でも街の地理って、歩くなり、トラムに乗るなりしないと憶えられないから、

こういう体験はけっこう好きだったりする。

というわけで昨日の記憶を頼りに、街の景観を楽しみながら歩いた。

裏道に入ると、陽が射さない分、やたらと寒い。

「寒い」以外に、寒さをことばで表現できない自分にむなしさを感じるが、

とにかく寒いのである。


そして、辿り着いた市庁舎前。

ああ、なんて美しいんだろう。

天気ひとつでここまでがらりと印象が変わるとは。

本当に見事、街並みに広場に港に海。

そして空。

もう笑いが止まらない。

到着したのは14:50くらいだったが、まもなくして日は沈みそうだ。

この場で落日を待ちたいと思った。

突き刺すような寒さのことなんか、この際気にならない。

この素晴らしい景色が、静かに移ろっていくさまを見届けたい。

わたしも景色の一部になりながら、みたいなキザな考えに取り憑かれてしまった。


今日はこれまでインテクと一緒に行動してきたけど、

彼はすぐに飽きてしまったようで、

後でバスターミナルで落ち合う約束をして、いったん別行動することになった。

わたしは港を時折ウロウロしながら、落日が始まるまで待ち続けた。

そして16:25くらいにピークを迎える。

この頃になると、シャッターを押す指の感覚はほとんど失われていた。

手袋をしているにもかかわらず、とにかくイタイのが消えない。

ときどき指先を夕日にかざすと少しだけ癒される気がしたが、

まるで焼け石に水。

とはいえ、今回の旅行には持てる限り最強の冬装備と新しいブーツで来てるので、

その効果は十分だったと思う。

これまで何度も冬に欧州旅行に来てるけど、とにかく寒いのが苦手だった。

それが、今日はわざわざ気長に夕日を待とうとしてるわけだから、

装備のおかげで価値観がだいぶ変わったように思う。

特にブーツはすごい。

アイスバーンの坂道を一度もこけることなく移動できてるし、

足先も指先に比べたらほとんど冷えていない。

買い物のときにケチって安い方にしなくて良かったってしみじみ思った。


そして、落日は始まった。

思わず自分以外誰もいない港でエェーッ!って声を上げてしまった。

こういうのは見たことない。

きっと常夏の南国なんかでは、いつでも見られるようなありきたりの光景なんだと思う。

だけど、ここは初冬の北欧。

昼が短くて、気温も氷点下。

こういう状況で見る夕日に、自然と太陽に対する感謝の気持ちが込み上げてくる。

まもなく、あの長い夜がやってくる。

でも、明日もまた、少しだけでいいからぬくもりをください、

みたいな素直な感情、ていうか身体感覚になっていた。

お日さまの偉大さ、ありがたみをこれほどまでに感じたことはいまだかつてないだろう。

「こんなすごい景色を毎日眺めている君は幸せ者だね」と隣にいたカモメに語りかけたりした。


それから、名前を忘れたけど、海水のミネラル分の結晶が

タンポポの種子のように舞っている現象にも出会えて、これも幻想的だった。


落日の一部始終を見届けたあと、もはやあまりの寒さに耐え切れずにマックに入った。

ビックマックセットみたいな文字の並びのメニューが目に入ったから、

それを頼んでみた。

計62NOK也。

って、ちっともバリューセットじゃないぜよ (ToT)

1NOK=\10なら、充分納得のいく金額だけど、

何と言っても、現実はその2倍ですからね。

なんで1200円するかなー。

日本の倍も取っちゃうのか、このヤロー。

単品800円のビックマックってどうなの?

日本の200円台のとほとんど変わらないですけど?

しかも、テイクアウトにすると、価格はさらに1割増しになるとか。

こういうのすべて、北欧ならではの貴重な体験だと思う(ようにした)。

ちなみに、このマックの価格でも、他のレストランに比べたらずいぶんと割安。

洪国になれた後にやってくると、なおさら金銭感覚がおかしくなるわ。


17時にマックに駆け込んで、日記を書きながら18時過ぎまで粘った。

あと1時間くらい経ったら、ここを後にして、バスターミナルへ向かおうと思う。

手元にはラジオと、一昨日買ったヘアスタイルのカタログしかないし、

残金もたったの19NOK。

どう過ごしたものか、考え中。

ああ、喉がやたらと渇く。

たまにはコーラでも飲みたい。


太陽は先にストックホルムへ向かったけど、

予定ではわたしの方が先に着くはず。

先に着いたら待ってるから。

さて、やることもなくなった。

いざ、中央駅バスターミナルへと向かうとするか(19:45)。


写真はこちら ↓


http://photos.yahoo.co.jp/ph/speichergold/lst?.dir=/9f7b&.src=ph&.order=&.view=t&.done=http%3a//photos.yahoo.co.jp/