「コンビニのセッピョル」を見終わりました。


このブログにはぼやっとしたネタバレを含みます。


このドラマ、

チチャンウクくんが見たい一心で初めて衛星劇場を申し込み、見る事にしました。


序盤、かなり濃度の高いコメディ感、

私が今まで見てきた韓国ドラマの中でもおふざけ感が最も強い雰囲気にとまどいました。

その雰囲気に慣れるまでは、「火山」という名前のエロ漫画家を絡んだやりとり、なんだか笑いきれない微妙な空気感に、

これは?私は何を観ているんだ?と自分に問いたくなるような時間が流れ、、、


しかーし

さすがチャンウク君。

彼演じるデヒョンとその恋人とのやりとりの中で、

彼が時折見せる憂いのある表情でグッと作品の質が上がる、というシーンが登場。

私の大好きな、最大の怒りのこもった三白眼も、キレッキレのアクションも見えませんが、それでも

あらゆる場面で彼の刹那に満ちた表情はこのドラマのレベルをぐっと上げてくれていると思います。

そして、思いっきりのキラッキラの笑顔とのギャップに萌えました、、、


チャンウク君はたしかインタビューで、

「普通の生活の中で普通に存在するコンビニの店長、という特別ではないキャラクターを演じる事に魅力を感じた」というような事を何度か答えていましたね。

このドラマを見るまでは、「きっと彼の選んだ役だから、何か特別な意味があるんだろう」と思っていました。

序盤、「?チャンウク君が選ぶべき作品だった?」と、頭の中にクエスチョンマークが飛びまくりました。

それでも彼の選んだ作品だからと、見続けていくうちに、いつのまにかこのコンビニを舞台にしたストーリーに引き込まれ、続きがどんどん気になるようになり、、、

特に後半、かなり面白かった!です。


ドラマの題名は「コンビニのセッピョル」。

セッピョルは、チャンウク君演じるデヒョン(29歳)が店長をしているコンビニにアルバイトとして雇われることになった22歳の女性の名前。

セッピョルは、とある事をきっかけに、デヒョンと10年も前に出会い、実はその頃から彼に想いを寄せていた、、、


題名に名前が使われているわけだがら、セッピョルが主役、と思うわけです。

しかし中盤までは、

セッピョルが勤めるコンビニの店長デヒョン(チャンウクくん)の恋人をめぐる展開が根幹となりストーリーが進んでいきます。

デヒョンはもともと恋人が働くコンビニ本社の社員で、恋人の部下だった。

その会社をある理由で自ら退職し、加盟店であるコンビニの経営者となったデヒョン。

恋人とは会社員の頃から3年交際をし、結婚も視野に入れていた関係だったけれど、

恋人がデヒョンとセッピョルの仲良さげな関係に嫉妬するようになり、二人の関係に亀裂が入るようになる。


恋人の母親には交際を反対されていた。

恋人の家はコンビニ本社の大株主で、かなりの金持ち。

父親は働かず、母親は保険外交員、という家族のデヒョンは、

恋人との立場や地位の差を否応にも感じていた。

そんなあるとき、事件が起きる。

恋人の母親が、二人の身分の差を思い知らせるために、デヒョンを陥れた。

恋人の母親の標的はデヒョンにとどまらず、

デヒョンの両親にまで及び、デヒョンや両親それぞれが地位の差を感じざるを得ない事になってしまう。

辛抱して耐えた母親、プライドに負けた父親。


そんな頃、デヒョンとセッピョルの関係への嫉妬でうまく交際がいっていなかった事から、恋人からデヒョンに別れを告げた。

後に両親が被った侮辱を知ったデヒョンは、悲しみを堪え、悔しさを噛み締めた。


このドラマ、このデヒョンと恋人の別れがあってこそのセッピョルとのストーリーだと思うんだけれど、実はそのセッピョルとデヒョンの距離の縮まり方が若干唐突過ぎる、と思う。

デヒョンは、恋人にふられたわけだから、しばらくの間は途方に暮れ、悲しみの淵にいたわけだけれど、

セッピョルがデヒョンを慰めに来た海で飲み明かした夜を境に、2人の距離が急接近する。

もちろん、デヒョンは恋人が大好きだったけれど最後は自分のみならず大切な家族までも辱めを受けることになり、デヒョンはある時の恋人の冷たい態度にも、自分達を陥れた恋人の母親にも、ある程度の嫌悪というか、許し難い気持ちがあったはず。

だから、恋人に振られた後も吹っ切るまでにはそう時間がかかることは無かったのかな、とも思うけど、

セッピョルとの距離が縮まることとはまた別のような気もする。

ドラマとして、ずっと長い間自分を好きでいてくれたセッピョルに心が傾いていく経過や、彼女に惹かれていくきっかけ、彼女が改めて実は大切な存在だったと思い直すとか、、、

そんな描写が無さ過ぎて、見ているこちらは

???いつの間にデヒョンはセッピョルのこと好きになってた???と、若干の興醒めが。


メインはこの2人の関係なんだけど、もちろんその2人を取り巻く面々も、ストーリーを盛り上げてくれましたね。

いろいろありましたが、まあこのドラマの二番手、スピンオフにしてもいけるか、というくらいの存在が、デヒョンの友人でありコンビニの斜め前に住んでいる「火山」という名前のエロ漫画家でしょう。

最初は、この「火山」という男の存在が、ドラマ視聴者である私を悩ませたのですが、

見続けているうちに案外悪くないな、と、思い始め、最終的には火山の恋を描いたストーリーにほっこりした気持ちになりました。

彼はこの「コンビニのセッピョル」という作品の大オチにも関わってくるという重要な存在に。

なるほどな、といったところでした。