感想の続きです。
このドラマ「コンビニのセッピョル」、
中盤に私は結構泣けました。
チチャンウク君が演じる主人公デヒョンと恋人ヨンジュ。
デヒョンやその家族を陥れた、ヨンジュの母親の手口があまりにもいやらしいというか、
もう見ていていたたまれないというような気持ちで胸が苦しくなり涙が止まらなくなるシーンが続きました。
プライドに負けてヨンジュの母親の運転手をさっさと辞めたデヒョンの父親と、
プライドを捨ててヨンジュの母親から大口の保険の契約をもらったデヒョンの母親。
この二人の対比が、ものの見事にこのドラマの骨となるデヒョンの家族像を象っていると思うわけです。
この二人に「降って湧いたと思った幸運」が、実はデヒョン一家に地位の差を思い知らせるための、ヨンジュの母親の仕向けた事だった。そのこと知った時の、デヒョンの悲しみや悔しさは、
たかがTVドラマという事を忘れるほど見ていて苦しく辛く映りました。
そしてデヒョンの恋人ヨンジュもなかなかひねくれているとでも申しますか、
最後にデヒョンのコンビニが本社直営になった時、
セッピョルを辞めさせるように仕向けるという卑劣極まりないセリフがあり、私は驚きを隠せなかった。
そもそも、この恋人とデヒョンの関係ですが、かなりの序盤から、あれ?主導権は恋人の方にある?と思わせるシーンがありました。
特に、デヒョンが恋人にホテルに誘われたシーン。
このドラマはコメディなので笑ってサラッと流すシーンなのだと思うのですが、
ヨンジュにホテルに誘われた事を勘違いしてデヒョンが嬉しそうにソワソワする場面があり、
ここからすでにこの二人の関係性が見えた気もしました。
ホテルに誘うのはデヒョンではなく、女のヨンジュ?と。
実際にはヨンジュはホテルにあるスポーツジムにデヒョンを連れてきただけだったけれど、
「ホテルに誘われた事を勘違いしてデヒョンが喜ぶ」というシーンが、二人の関係性を物語っている、と感じます。
それにしても、韓国ドラマには身分の差、地位の差による結婚を反対する母親像というのが頻繁に登場しますね。
私はこうして韓国ドラマ歴が大変浅いですが、
それでもこれだけ「身分の差」を表現する作品に巡り合う事に驚きます。
そういえば、あのオスカーを獲った大ヒット韓国映画を少しパロったシーンが、このコンビニのセッピョルにも登場していましたね。
まさにあの、「金持ちと運転手」という関係で、地位の差、身分の差を表現していました。
もう一つこのドラマで大変印象的なのは、デヒョンの母親だと思います。
デヒョンの母親役はキムソニョン、あの「愛の不時着」で、リジョンヒョクの親衛隊長とも言える村人の一人。
私が最近見たドラマだけでも、「ロマンスは別冊付録」や「椿の花咲く頃」にも出ている名バイプレイヤーです。
デヒョンの母親は声がやたら大きいし、若干うるさいし暑苦しい、お節介すぎる面もあるけれど、
その反面とにかく情に熱くて実はめちゃくちゃ優しい人。
このギャップがとても良い味を出しているし、決して特別裕福ではないけれど暖かい家族を築き、困った人を助けずにはいられないデヒョンの母親らしさをとてもうまく表現しているな、と感じます。
女子の乱暴者のシーンがあまり好きでは無い私ですが、
家族を若いうちに亡くし、強く逞しく生きてきたセッピョル像には、
乱闘シーンも必要だったのかなとは思いました。
私が特にこのドラマにハマっていったのは、9話、10話あたりからで、
やはりデヒョンがヨンジュと別れるあたりから、
その後セッピョルの幼なじみで俳優の男とのちょっとした三角関係が出来、
さらには別れたはずのヨンジュがデヒョンを取り戻すべく遠くから見つめる、ある意味、
デヒョンとセッピョルとセッピョルの幼なじみとヨンジュの四角関係ができた
この辺りが、一番面白くてストーリーにのめり込んでいったと思います。
ラブコメという単純な表現に分類される作品ですが、
ラブの要素はかなりあっさりとしていると思うし、
無駄なイチャつきも少なく、これをちょっと物足りないな、と感じる人もいるかも。
私としては、デヒョンがセッピョルとの距離をグッと縮めたあたりが一番好きなシーンでした!
コンビニのバックヤードでセッピョルがデヒョンに抱きついたけれど、
デヒョンが改めて自分からセッピョルを抱き寄せるシーン。
これがたまらなく、、、最高でした!!
チャンウク君の吸引力は、、、だー!!
このシーンは、旦那の前では見たくありません。
目がハートです。
このハグシーンは、ヒーラーの、カフェでのハグシーンを彷彿とさせるなー、と思ったりしました。
デヒョンをめぐるストーリーとしては、本社に諮問委員として役員になることになりましたが、
それも大して長くなくサッサとコンビニに戻ってきてしまい、
オイオイ、なんか無責任じゃないか?!と
かなりツッコみたくなりましたね。
ところでこのドラマ、やたらとガラス張りで店内スケスケのところで
愛の告白をしたりするシーンが多かったです。
コンビニという見知らぬ客が出入りするだけでなく職場でもある場所で、
ずいぶんと愛を表現しちゃうんだなー、と、なぞな感じでした。
それに、スタッフや店長が普通に店内でラーメン食べすぎですね。
これは国の感覚の違い、なのかな?
ツッコミどころはとにかく満載です!!