第12話 あらすじと感想です。

従兄弟であるギョンジュンをつてに、
ジェウォンとウノが再びの対面を果たした夜。
友人達に、首からさげているペアリングの存在を明かされ「彼氏が出来たのか」と問われたウノ。
ウノは「私は誰かと違って自分の恋愛を他人にべらべら喋らない」とジェウォンに向かって言った。
ウノはいたたまれなくなり、その場から離れてしまうが、ジェウォンはウノの後を追いかけ、ついに彼女を問い詰めた。
なぜ僕と別れたのか、なぜ連絡をしてこなかったのか。なぜあんな別れ方をしたのか、と責めた。
あの海の君は全て嘘だったのか、と責めたてた。あの時の君は偽物だ、と。
ウノは連絡をしなかった理由も、別れた理由も何も言い返さないでいた。
何も言わないウノに苛立ちを隠せないジェウォン。
ジェウォンは酷く強く彼女を問い詰めた後、その場を去って行った。

ジェウォンに問い詰められ泣き崩れ、やけくそになって酒をがぶ飲みした後、ウノは
大きなスーツケースを持ってバスに乗り込んだ。
以前にも同じようにスーツケースを持ってバスに乗り込んだ事があった。

結婚を約束していた元カレからとんでもない裏切りにあい、さらには内定していた就職先から内定を取り消され、行き場を無くしてしまった時だ。
悲しみと失望に暮れたウノは、大きなスーツケースを持ってバスに乗り込み、辿り着いたのは海だった。

そのバスがウノをジェウォンに導いた。
その海でジェウォンに出会った。

約束の地の川にかかる橋の上で1人佇むウノ。
彼女が「カメラを盗んだ」とメッセージを残しただけでジェウォンへそれ以降連絡を一切しなかった理由が明かされた。
ひどい女だと憎まれたかった。
憎まれて、忘れて欲しかった。と。
最初はカメラを返すつもりで約束の時間に約束の川に行ったけれど、
彼の姿をソウルの地で見たら実際に会う事が怖くなってしまったのだ。

ジェウォンに問い詰められ、泣き腫らして酒をがぶ飲みし酔っ払いになったウノはバスに乗っていたはずだったが、
真っ白なベッドの上で目覚めた。
扉を開けるとそこにパクジェウォンがキッチンに立つ後ろ姿があった。

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前回のblogに、私はひどくチチャンウク演じる男性ジェウォンに共感する、と書いたけれど、もちろん、ウノという女性の気持ちもとても理解できる。

ウノは、最初から彼をだますつもりでもなかったし、カメラを盗むつもりも無かった。
寒空の下パクジェウォンと再会を果たしたウノだったけれど、
結局素直になることは無かった。
怖かった。自分の惨めな状況を知られて、明るくてエネルギーが溢れ、思った事を正直に口に出せる海での「ユンソナ」という女性は仮の姿だったことを認める事はできなかった。

あの海で、草原にキャンピングカーで行く約束をした夜、
行くことを躊躇って約束の時間を過ぎてしまったけれど、
走り出したキャンピングカーの前に飛び出して
車から降りてきたジェウォンの胸に飛び込んだウノ。
そんなふうにソウルの地でもジェウォンの胸に飛び込んでいたなら。
ジェウォンはあの海での夜と同じように
何も聞かずに抱きしめてくれたんじゃないだろうか。
ジェウォン自身もそう言っていた。

ウノの失望や絶望は、あの海の日々の輝きとの対比によって陰がより一層濃いものとなる。
だから、たびたび幾度となく差し込まれる海での熱く甘くキラキラ輝く2人の出来事の映像が、胸を酷く締め付ける。



はあ〜〜〜
これは、、、実はとてもリアルで普通にありえる話。
たしかに、フィクションであるドラマだから突拍子もない偶然が重なって2人は再会を果たしたわけだけれど。
長い休みの間に訪れた旅先で。
恋に落ちた2人が一気に思いを強くし、
キラキラの中で、ある意味の
バケーションハイ。
、、、なんか言葉的にはダサいけど、そんなこともきっと手伝っている。
旅先という、日常とかけ離れた土地で、
恋は加速した。
その加速は突如の別れで急停止し、ソウルに戻る事で現実に引き戻される。

でもこの2人に関しては、海にいた時点でウノは、
かなりの「その後」についてのヒントを撒き散らしていた。
でもバケーションハイの中で、
ジェウォンはウノの真意を汲み取りきれずにいたんだ。
間違いなくきっかけはジェウォンからで、
彼の方からアプローチしたし、
想いの比重は彼の方にいつも傾いていたと思う。
だけど、失恋や就職に関する失望から、
アプローチしてきたジェウォンの想いに応えたのは間違いなくウノで、
彼女も彼女自身の境遇を呪いながらも
「変わるんだ」と海の日々でジェウォンに身を任せた。

あーーー切ない。
これは、ジェウォンの気持ちも、ウノの気持ちも
どちらにも共感出来てしまう。
ソウルに戻ってからの自分の姿も、ウノは予想できてしまっていたし、
実際にソウルに戻ってからもウノはモヤモヤの中にいた。
海辺でのキラキラな自分はどこにもいない。
本当の自分はソウルでの姿なのだと、
それをジェウォンに見られてしまうのが怖かった。

気になっているのは、ウノがカメラに向かって、
「別れた理由は飽きたから」というようなことを言っていたこと。
本心じゃない。はず。

ウノは、ジェウォンに「捨てた」
と思われた結婚指輪を、大切にネックレスにぶら下げていた。
しかも、2人が再会した直後に交番から出てすぐ、
ジェウォンが怒りの感情にまかせて川に投げ捨てた彼の指輪を、
寒空の下、川に入って探して拾ったのは紛れもないウノだ。
そして彼の指輪をネックレスにぶら下げている。
2人が草原のキャンピングカーの上で交換し合った、ペアリングを。
そしてまだジェウォンは、ウノがぶらさげているペアリングが2人のものだと気付いていない。
川に捨てた指輪はジェウォンは見つけられなかった。
なぜなら、ウノが先に探して拾ったのだから。


、、、って、ストーリーは今後も続くのでこんなとこにしときます。