こちら埼玉県西部は一昨日は午後から急激に天気が崩れて雪がちらつきました。
猛烈な冷たい突風と真っ黒な雲とともに。
うちは山間部なので積雪というほどは雪は降っていませんが周囲は真っ白になりました。
厄介だったのが翌朝日曜日の朝の路面凍結。
日の当たらない路上は明らかに凍っていましたね。
そんな日曜日、朝から雲一つ無い快晴でした。
 
 
 
そんな快晴のもと、鈑金塗装をお願いしていたプレリュードが戻ってまいりました。
全塗装ではなく、部分的に劣化していた箇所の補修です。
これから車検整備・ナビやオーディオの交換装着・ボディのコーティング・ルームクリーニング・アルミとタイヤの交換などを済ませたらいよいよ完成・納車です。

うちのユーチューブ動画にもある31万キロ超のプレリュードです。
つい最近まで新車から車検を1度も切らさずに普通に日常使用されており、ある程度の整備に前オーナーさんが手を入れていた個体だったので納車前整備はいつものような重整備は必要ないかなという感じです。
こういう個体は面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、乗りながら故障したら修理を都度繰り返していくほうが整備費用に無駄がないかもしれません。故障とお付き合いしていく必要は旧車であるどんな個体でもありますからね。
 
今回の外装の仕上げについての簡単なご紹介を。
前回りはリトラクタブルヘッドライト左右、ボンネット、フロントバンパーあたりを再塗装しました。
 
そして。
 
 
右のフェンダーから右ドアにかけてはクリア塗装だけが劣化も進んでいたのでクリア塗装をボカしての再塗装。
 
 
色が抜けていたルーフパネルも全体を再塗装しました。
 
 
 
窓枠まわりも前後のウインドモールやカウルトップまわりは手をつけず、左右の窓枠まわりだけ色抜けが激しかったのでマットブラックで再塗装しています。
 
 
フロントバンパーはまるごと再塗装しています。
ボディを一周している前期の特徴であるメッキモール入りブラックモールは、傷は少し入ってはいるものの色抜けも少なく状態はさほど悪くなかったのでお客様と相談のうえ再塗装はせず。下部のリップスポイラーのみ色抜けが目立っていたので加修しています。
こうして拡大してみると気になる方もいらっしゃると思いますが、普通に車の近くで眺めているぶんにはあまり気にならないかもですね。こういう部分は後からでも気になればまた加修もできるのでなんでもかんでも完璧に仕上げなくても良いのでは?という考え方もありますよね。
この車両は内装の色抜け皆無、シートの変形やヘタリさえも感じられない極上インテリアでしたので、こうして外装が美しく仕上がると本当に素晴らしい1台になったと思います。
 
昨年に同型のBA5プレリュードをご注文いただき整備その他諸々の作業待ちのお客様の車両は少し遅めの納車をご希望されているので仕上がる順番を逆にさせていただきました。助かりましたm(__)m
そしてそのほか直近では同様に昨年ご成約いただいたCR-Xのエアコンのおおがかりな修理完成は2月初旬くらい、事故のフレーム修正中のABプレリュードも同時期くらいには完成する予定です。(あくまで予定ですが)
旧車はアクシデントもあるので予定通り思い通りには中々いかないんですよね。
 
 
 
話題を変えてホンダ車以外のネタ。
ワタクシのスバル サンバーディアス。
こうして撮影してみると違和感を感じませんが大量のオイル漏れがありまして。
富士重工製サンバーの定番中の定番トラブルでもあるタペットカバーパッキン劣化によるオイル漏れです。
部品も入荷していたので空いた時間でササっと交換しました。
 
 
せっかくなので、まだ全然漏れてはいなかったのですがイグニッションコイルの裏側にある昔のデスビがあった時代の痕跡残るデスビの跡地(正式名称わかりません)のカバー内にあるOリングもよく漏れる箇所なので併せて交換してしまいます。
2つのコイルを外すとこうして見えてきます。
 
 
 
これがそのOリングです。
こうしてすぐに純正部品が入手できるのはストレスフリーですね。
 
 
 
 
これが古いオーリングです。この金属のカバーを抜くときに手ごたえというか引っ掛かりが多少あって少々抜きにくかったのでまだ寿命は尽きていなかったのでしょう。劣化が進むともっと容易に抜き取れるようですね。
 
 
地べたに座りながら、リアバンパーにお店をひろげて。
ラクに感じちゃいます。
あっ、電気ストーブは点けていませんのでご安心を。缶スプレーなどのケミカルを点灯中のストーブの周辺に置いたり使用するのは危険ですからね。
 
 
画面真ん中に写るブローバイホースが劣化でカチカチになっていてヘッドカバーに一体化していて外すのが一苦労でした。
なんとか再使用してやろうなんて愛車ゆえの貧乏性が生まれて猶更に時間が・・・。
結局部品を本日注文でした。こんなんだったら最初から切って外せば時短でした。
 
 
タペットカバーパッキンはご覧のようにゴムパッキンというよりは石のよう。
パリパリと折れまくりでした。
 
 
こんなブログを参照してご自身でパッキン交換なんて人もいないでしょうけれど念のため。
こういう角の部分(左右にあります)には必ず液体ガスケットを薄く塗布したほうが良いですよ。
本当は今回のパッキン交換をきっかけにタペットカバーを赤い結晶塗装をして赤帽サンバー風カスタムを、とかバルブクリアランス調整も、と思っていましたが、クリアランス調整するほどカチカチ音もまだ出ていないということと、そこまでのんびり愛車を愛でている時間的に余裕もないのでまた今度!ということにしました。
あとはオートマクーラーホースの交換と結局まだ手付かず😢の右スライドドアの修理が直近の課題です。