忙しくて手をつけられていないのですが、一度は部品取りにしようと諦めた車を、やはり貴重な残存個体であることからなんとかしよう化計画をついに実行に移そうかと。

いくら思っていても公言しないとやはり後回し先送りになっちゃいますから自分にハッパかけるためにもここに。


少しずつですが、暇をみつけて仕上げていこうとここに宣言いたします!!


対象はこれ!!




たしかにシンプル!このままだ資料性も高いし、今見ると新鮮なんですけど、購買意欲につながる色気にはたしかに欠けますね。




バンパーの下半分が未塗装である点は外観上の特徴です。


このクルマ、だいぶ前に一度は広告掲載した3rdプレリュードなんです。

グレードはもはや探しても中々あるわけがない超レアなグレード2.0XR。

型式はBA4になるので4WSは無しです。

XRをコレクションに加えてくれるプレ愛好家はいるのかな?って思って。

問い合わせはあることはありましたよ。

でも、例のごとく怒りがこみあげてくるような不愉快な問合せオンリー。




新車時にほとんど売れなかった廉価グレードのXR。

この下に最廉価グレードのXLがありますので、正確には下から2番目ですかね。

もはや幻?ツチノコのような存在のグレードかも。




2ndモデルと大差ない、明らかに3rd用には見えない手動式可倒式ドアミラー。

この貴重なアイテムは絶対に残したい。

ここのところ中古車広告掲載台数も一時的に多くなった3rdプレリュードですが、現存する個体は他の同年式のクーペモデルに比較すると格段に少ないはずです。

一時的に売り個体が増えている理由は自分の勝手な推測ですけれど、昨今の部品供給難からディーラーで部品が手に入らず「修理できません、もう車検取れませんよ、もう乗れませんよ」と、ある意味「死刑宣告」のような感じで言われて引き取られたものが中古車のマーケットに流れ~中古車販売店が仕入れ~販売という流れなのかなと。

マニアならば、なんとかするものですが、今まで普通に維持してきた方なら諦めて降りちゃいますよね。

そんな理由が原因だから?か、一時的に中古車として販売されている数が多くなったとはいえ、それでも決して残存数は多くない貴重なことには変わらない3rdモデルの中で更にレアなグレードなのですから当然ウチで保護したわけです。


しかし、仕入れたはいいが、まわりからは「XXやSi以外のグレード売れるわけない!部品取って解体しちゃいなよ」などの声を聴こえるわ、前述のように実は問い合わせも数件ありましたが、もうね、腹立たしい内容でプレへの愛なんて微塵も感じない冷やかし的なものばかり。

でもそんな状況だとXRがほんとに可哀想に思えてしまう自分は商人失格ですかね。

昔なら自分も部品取りにしちゃったかもしれません。

でも、ここまで残存数が減ってしまっている現状、そしてXXとSi以外は一台も残らないなんてことになれば

もはやXRはカタログでしかお目にかかれないなんて状況になったらいけないなと思いまして。

売れないと言われる理由は自分でもわかってますよ!そんな自分もバカじゃありません。

やはり当時プレに憧れていた方は、やはり憧れのグレードを今なら所有したくなりますよ。

当時予算が足りなくてXR乗っていた人でも、今買い戻すなら当時買えなかった高いグレードを買うでしょう。

だからXRは・・・売れない。

売れない理由はいくらでもある!!

でも。


だからって、そんなにXRってメジャーなグレードのXXやSiと違うの?であります。


まぁたしかにわずかな仕様の違いで見栄えは違いますけど、エンジンのスペックもXXと同じだし、サンルーフだってリアワイパーだって付いてる立派なスペシャリティーカー!!

ちょっと手直しすればXX程度の色気は備わるんじゃないかと思いましてね。

それでいてパワーウインドや電動格納ミラーなど、今となっては故障リスクも伴う快適装備が付いてるぐらいなら、そういうリスクの少ないシンプル装備の方が、部品難の昨今ある意味維持は楽かなと自分など思ってしまいます。




ハンドパワーウインドウ!!

フロントドアスピーカーのサランネットの有無、パワーウインドスイッチの有無、集中ロックスイッチの有無だけでやはり雰囲気違いますね。

しかし、今となってはこの内張りだけでも希少貴重です。



比較するため、参考までに同モデル前期型のsiのドア内張りの画像を。





あれれ、画像の向きが・・・(^^ゞ

見にくいですけど、当時のカタログから抜粋。

ボディが白だと未塗装バンパーが映えますね。

リアスポイラー無い方が個人的には好きです。



当時の価格表より。

BA4 XRとBA4のXXのオートマ車の価格差は159000円也。

4WS付きのXXだとさらに価格差は生まれるけど。

でも当時はバブル景気、この程度の差ならたしかにXXが売れるわけです。


とにかくXRというグレードは、シート以外はsiなどと基本的に同じなのですが、シートの生地だけは廉価グレードらしい質感で劣化にも弱い素材なので、この個体もシートの劣化が他グレードより進行が早く状態よろしくありません。

オリジナルにこだわっても色気も備わらないし、そもそも内装の新品生地は入手不可能。

程度の良いXRの中古シートも残存同グレードが見つからないのだから交換なんて無理でしょう。

ということで、この部分はオリジナルにこだわりたい気持ちもあるのですが、あまり細かいことは気にせずとにかく修復してみようと考えました。


いつも完全オリジナルを目指す当店ですが、これは方向性を少し変えてみようと考えています。

もちろんノーマルに戻せぬような大改造とかカスタムはやりません。


自分は昔から貧乏性?なのかわかりませんが、低グレードを手に入れて最高グレードに近つける作業

プロセスが好きなんです。

免許とって最初に買ったBDファミリアも1台目は廉価グレードのXCを買い、XG仕様にしていたクチですから。


ということで少しずつXRの個性を残しつつの修復をしていこうと思います。

変化があればブログにUPしていこうかなと思ってますのでXRに興味のある極一部のプレ好きさんはお楽しみに!!(*^-^*)


プレリュード専門でやってるボクの秘蔵の隠しタマな愛車(車検切れていますが)は実は3rdプレリュードの本革内装のSiー4WSの限定車「ホンダベルノ10周年記念限定車」なんですけど、たぶんこれはそのうち手放してXRを愛車にしちゃおうか、などの妄想も今は脳内グルグルです。

だって限定車なら里親は見つかりそうですが、XRは今までの小馬鹿にしたような問い合わせを考えると里親は自分しかいない気もしているのでね。

もちろんウチは販売店なので、XRが欲しい!なんていう濃いマニアな方が現れればお譲りはいたしますよ。

ただしウケ狙いなネタで買おうという方へはお譲りできかねます。

このよく言われる「ネタ」については言いたいこと思うところが色々あるので別の機会にまたこちらで。




by クラインクラフト なべちゃん

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