『100年見つめてきました』(吉野万理子・作 川上和生・絵) | ほたるの学校

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新刊『ショウと伊介のふしぎなスケッチブック』がでました。どうぞよろしくお願いいたします。

読みました💓

 

主人公は、奈良県生駒市の生駒山上遊園地の飛行塔。
飛行塔は、標高642メートルの生駒山から昭和4年から戦時中、令和まで何を見続けていたのでしょう。

飛行塔は、子どもたちを空の世界へと誘う楽しい遊具として、昭和4年に生まれました。
戦争中は、飛行機部分をもぎとられ「金属回収」されてしまいます。明石空襲、大阪空襲を目の前で見て「戦争とは何か」を考え、
その後、高度経済成長期の変わる日本を見届け、令和の子どもたちにあたたかい声をかけます。

長い年月の間、高い山のてっぺんから、いろんなものを見てきました。
飛行塔は、現存する最古の遊具となりましたキラキラ

 

生駒市に住む私にとって、子どもが小さい頃、この飛行塔の遊具に乗っている姿を下から見ていたのですが、山頂であったため、風当たりも強く迫力があったことを覚えています。実際の高さより、もっと高く、飛行機ごと空に飛んでいくように感じられました滝汗滝汗滝汗

 

風雪に耐え、歴史の目撃者となった飛行塔さん、すばらしい💓