空手を習う息子が昇段審査に合格し、黒帯になった。

とにかく大変だった。


まず各地の道場で行われる段講習に参加するのだが、これがかなり厳しい。


怒鳴られ、蹴られる。

泣き出して帰ってしまう子もいる。

そのまま辞めてしまう子もいた。


今の時代にこんな指導いいのか?

と思ってしまうほどだ。


ちなみに私は学校などで本当に悪いことをして先生に怒られて1発くらいぶん殴られることは体罰だなんて思わない。


逆に叱ってくれて先生に感謝したいと思う。

これには賛美ありますが、あくまでも私の考えだ。


しかしこの段講習はかなり厳しいと感じた。


そんな環境に耐えて、ようやく本番の昇段審査に挑む。


これもまた厳しい。

会場には独特の緊張感があり、審査員の視線にも凄まじい圧がある。


昇級審査の時とは大違いで驚いた。


そこで形と組手を披露するのだが、雰囲気に飲まれて普段の力を出せない子もいる。


うちの息子はだいぶ変人なのだ。

周りの子たちがサッカーや野球に夢中になる中、息子はみんなでやるスポーツが凄く苦手だという。


空手は自分ひとりで戦う。

だから続けられると言うのだ。

(団体戦で出場する組手や形もありますが基本は1人でします)


私としては正直サッカーのようなチームスポーツもやってほしかった。


仲間と協力し、気持ちを共有し、勝てば一緒に喜び、負ければ一緒に悔しがる。

そういう経験はきっと大切だと思う。


ぜひ味わってほしかった。


けれど本人が団体競技をどうしてもやりたがらない以上、そこを無理に押しつけるつもりはない。


人には向き不向きがあります。


自分だけの戦いなら得意だと言う変わり者の息子。

あの張りつめた空気をあまり気にしないタイプらしく、むしろ普段以上の力を出せたらしい。


以前、私は息子と約束していた。


「黒帯を取れたら、好きなだけゲームに課金していい」と。


教育的にどうなのか。

親として正解なのか。

物で釣る最悪な親なのかも。

とも思いましたが

それでも頑張ったご褒美ということであります


結果は見事合格




へなちょこで、臆病で、弱虫だった息子が本当によく頑張ったと思う。


私なら途中の段講習初日で泣いて帰り、

黒帯どころか色帯のまま引退していただろう


そして、団体競技の良さを味わって欲しかったと言ったが、私も団体競技のスポーツはやったことはない。