娘が「パパ、これあげる!」と四つ葉のクローバーをくれました。


しかし、よく見たら三つ葉にもう一枚足してある偽造四葉のクローバーでした。


どうやら見つけられなかったらしく、頑張って四つ葉にしてくれたようです。


そして、懐かしくなりました。


私も子どもの頃、夢中で四つ葉のクローバーを探して、母にあげたことがあります。


その時、母はそれを本に挟んでいました。

押し花にするのか、しおりにするのか、そんなようなことを言っていた気がします。


時が経ち、母とは別々に暮らすようになり。

久しぶりに実家へ帰った時のこと。


「これ、覚えてる?」と母が一冊の本を持ってきました。


開いてみると、そこには茶色くなったカピカピの四つ葉のクローバー。

母の好きな文章が書かれているページに、そっと挟まれていました。


それは、子どもの頃の私が渡した四つ葉のクローバーでした。


「大人になったら一緒に見ようね」

そんな約束をしていたことも、母は覚えていてくれたのです。


その記憶を思い出して、

今度は私が娘に言いました。


「パパの好きなページに、この四つ葉のクローバー(偽造)を挟んでおくね。

 大人になったら、一緒に見よう」


さて、この約束。

娘は覚えていてくれるでしょうか。


その前に

今度は本物の四つ葉、一緒に探しに行こうか。