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テレントの読書日記

テレントが面白いと思った本についてだらだらと感想を述べるブログです。

江戸商人・成功の法則八十手 (PHP文庫)/羽生 道英
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今回紹介するのは、江戸商人・成功の法則八十手 (PHP文庫) です。

ここに登場する商人は、戦国時代末期~江戸時代に登場する人たちですが、色々と成功にいたるエピソードが紹介されています。

その中にも、現代に通じる格言や行動が記されているので、おもしろい本だと思います。

この中でも、私がおもしろいと思ったエピソードをあげてみたいと思います。


1.まずは、インフラから。(角倉了以)

 彼は、朱印船貿易によって富を得ていましたが、大井川を整備すればさらに便利になると考え、私財を投じて  整備することによって、さらに富を得ました。


2.贅沢は40になってから、老後は50になってから考えよう。(島井宗室)

 老後は50になってから考えるというのは、今の時代ではちょっと怖い気がしますが、贅沢は40になってからという格言は深いと思います。わかってても実行するのは難しいですからね。


3.目先の富にとらわれるな。(多数の商人)

 これは、いろいろな商人のエピソードに盛り込まれているので、多数と称しましたが、具体的な例として、多額の報奨金が触れまわっていたにも関わらず、関ヶ原の敗軍の将をかくまって、領地へ送り返した結果、その藩と太いパイプができた、道に落ちていた財布をパクらず、届け出たところ、信用を得て商売繁盛したなどたくさんあります。


4.商人の心がけは戦場と思え(三井高利)

 商人は、大金持ちになると気が緩みがちです。しかし、彼は遺言にも常に商売をやっているときは一寸足りとも戦場にいると思わねばならないと言いました。いかなる時も油断しないで目をはりめぐらせろということです。


5.不幸や惨事は最大のチャンス(河村瑞賢)

 不幸や惨事が起こった場合、普通は終わったと思いがちです。この河村瑞賢という人も何度も無一文になった人なのですが、振袖火事と言われた明暦の大火のときに、なけなしの財産の10両を集めて、木曽まで行きます。そこで木材商人の孫に3両のおこずかいをあげて、木材商人の機嫌をつかんで、木材を買い占めて、江戸にもどって大儲けしました。


このようなエピソードが80もあるのでここで割愛させていただきますが、面白い話が多いので、興味があったら読んでください。

 

 

今年もサッカーワールドカップ開催の年となってまいりました。

ということで、今日は初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅 (生活人新書) を紹介したいと思います。


この本は、女性のライターが書いた本であり、そういう意味でも珍しいと思います。


さて内容ですが、欧州サッカーの中でも、イタリア、イングランド、スペイン、オランダについて詳しく書かれており、最後のほうに、フランス、チェコ、ポルトガル、トルコについて簡潔に書かれている構成になっています。


まず、最初にその国のサッカーの歴史ついてが書かれており、次にその国の地域性とその歴史について書かれています。地域の歴史についても書かれているのは、ヨーロッパは昔いくつかの小国にわかれていたり、隣は発展してもう一方は寂れたりといった歴史が、サッカーのチーム同士のアイデンティティやダービーマッチの因縁につながっていたりするので、この辺もよく知っておくとより欧州サッカーが楽しめるのではないかということです。


さて。このまえぶれが終わるといよいよ各国のサッカーを実際に見に行った紀行記に変わります。

どうやってチケットを買えばいいか、各スタジアムへの移動方法はどうしたらいいか、地元のうまい飯は何かなど作者の体験を踏まえて説明してくれています。

驚いたのは、ホテルの話ですね。ヨーロッパは、ホテルの価格が高いところが多く、作者も苦労なされたようです。

しかし、ヨーロッパのサッカー熱は尋常でなく、その地元のサッカークラブのことについて熱く語ったら、有髄を聞かせてくれたという話を聞くと、勉強していったらいいのかなと思わせてくれます。


あと、町から町への移動には、すべて鉄道を使われているので、サッカーに興味がない人でもヨーロッパの鉄道事情の参考になると思われます(?)。


僕は、デポルティーボのファンなので、そこのスタジアムへのアクセス法、そのスタジアムや地方の特性など書かれているのはありがたかったですね。


これからヨーロッパへサッカーの試合を見に行かれる方、もしくはヨーロッパのサッカーに興味のある方にはおススメします。

初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅 (生活人新書)/元川 悦子
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変わる世界、立ち遅れる日本 (PHP新書)/ビル・エモット
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今回紹介するのは、変わる世界、立ち遅れる日本 (PHP新書) です。


この本の著者は、ビル・エモットという方で、2006年までエコノミストという雑誌の編集長をしていた人です。


題名からして日本の問題点を述べている本なのかなと思ったのですが、日本をメインに述べているのは、1章と2章のみでした。

メインの話は、リーマンショック後の現在の世界状況の行く末を、長い間ビジネス誌で編集長の目で予測した内容でした。


さて、日本の話ですが、日本の問題点として、日本はいわばものづくりがメインになっていると。

今でも高度なテクノロジーをいかした製品を作れば、まだ世界で戦っていけると思う人が多いと言われていますが、実は高齢化社会によって若い人が減ってくるため、家電製品などの需要が減っています。

昔から日本は貿易によって成り立っていると言われていますが、実は貿易が収支にかかわる割合は18%くらいなため、内需の落ち込みがひどいと大変なことになると書かれていました。

また、電化製品も円高によって中国などの海外の電化製品に値段で勝てなくなっているため、ものづくりをメインにするのではなくて、サービス業をこれから強化するのがいいと作者は述べていました。

サービス業は、いろいろな規制によって競争が激しくないため、この辺を変えていけばもっとのびますよと述べていましたがその通りだと思いました。

だってテレビもケーブルテレビだとチャンネル多いですが、地上波は8チャンネルしかないですものね。


その後の章については、世界がこれからどう変わっていくか作者が予測した世界を述べた感じになっています。

メインのキーワードは、環境、エネルギー革命、金融、中国などの発展途上国と先進国の関係でした。


より書くと長々となるのでこのへんで。

世界情勢とか興味ある方には向いている本だと思います。