「デザイナーは医者だ」
そんなようなことを、様々なデザイナーが言います。
「デザインとは、クライアントさんの抱える病気(問題)を発見しそれを療す(解決する)ものだ。」というような意味合いです。
エンブレムの問題にばかり言及して申し訳ないのですが、新しいエンブレムの募集コンセプトは「国民に愛されるエンブレム」だそうです。
だからと言って、ただわかりやすく、華やかなエンブレムを選出してしまうのは危険だと思います。
「頭が痛いから頭痛薬をくれ」という患者さんにすんなり頭痛薬だけ渡してしまう医者はいないでしょう。頭が痛いという現象の奥には違った病気が隠れている可能性が高いからです。
同じように、世の人々のいうことの表層だけをすくい上げてデザインしても、本質的な問題解決にはならないでしょう。
少なくとも次に選出されるエンブレムは「5年後のヴィジョンとそこにたどり着くまでの道筋」をわかりやすく提示する責任があると思います。