\ 環境の学校で講演したよ!/
武蔵野市の環境の施設。
むさしの エコ reゾートにて
「環境の学校」連続講座(全6回)
DAY4「環境と社会」にて
お話しさせていただきました。
タイトルは、
[ "食"を起点に考えるエシカル生活 ]
大人向けに、「玉ねぎ染色」のワークショップと
「地産地消や食品ロス」に関するお話し。
食、という社会環境の中で、
私たちがどう生きていくか、
参加者の皆さんと共に考えていく2時間♡
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12/26(日)東京都武蔵野市
むさしのエコreゾート
第2回 環境の学校
DAY4 [“食”を起点に考えるエシカル生活」
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【日時】12/26(日)14:00〜16:00
【場所】むさしのエコreゾート
東京都武蔵野市緑町3丁目1番5号
https://musashino-ecoresort.com/
【定員】30名
【講演内容】
「"食"を起点に考えるエシカル生活」
身近な"食"から広がる環境問題と社会問題を知り、
楽しく学べる科学実験などを通じて、
健康や環境に配慮した理想のエシカル生活を探ります
【講師】 キッチンの科学プロジェクト
http://www.city.musashino.lg.jp/shiminsanka/kankyou/1031246/1033337.html
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< 環境の学校 とは>
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持続可能な未来をつくる、第一歩を踏み出そう!
「環境」について学び、考え、伝えていく連続講座です。
この講座を通して、「地域」・「社会」・「経済」などさまざまな視点から「環境」について学び、講座の仲間と一緒に考え、私たちが普段でもできる「環境に配慮した暮らし」の第一歩を踏み出してみませんか。全5回の連続講座です。講座終了後には、成果発表会があります。
第1回:9月19日(日曜日)
「私たちの暮らしとSDGs」
第2回:10月16日(土曜日)
「地域に愛し愛される、地産地消の取り組み」
第3回:11月20日(土曜日)
「武蔵野市の水とみどり」
第4回:12月26日(日曜日)
「“食”を起点に考えるエシカル生活」←今回ココ!
第5回:1月23日(日曜日)
「やりたいことを、地域につなげる」
成果発表会:
令和4年3月6日(日曜日)
「むさしのエコチャレンジ」
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今回はDAY4ということで、こんなお話しを。
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<今回の講演の概要>
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●講演タイトル
"食"を起点に考えるエシカル生活
身近な"食"から広がる環境問題と社会問題を知り、
楽しく学べる科学実験などを通じて、
健康や環境に配慮した理想のエシカル生活を探ります
●ねらい
「環境と社会」をテーマに、講義やエコ科学実験(玉ねぎハンカチ染色)、グループワーク等を通じ、身近
な“食”から広がる社会課題について体験的に理解し、健康や環境に配慮した理想のエシカル生活を探る
●当日のレクチャーの内容
・自分が食育に携わるまで
・食育と環境教育の実績報告(エコギャラリー新宿での受賞)
・玉ねぎ染色のしくみ
・食品廃棄
・ベジブロスって?
・食品ロスとフードロスの違い
・家庭での食品ロスの現状
・家庭ではじめる食品ロスの基本
・楽しく取り組む食品ロス!
・リメイクして美味しく食品ロスを減らす?
・スープジャーのすすめ
・ローリングストック
・乾物とエシカルな生活
・伝統食、和食の推進
●ワークショップ案
「美味しさとエシカルの両立」
・家庭で今日からできる食品ロスは?
・食と環境のつながりは?
・今日一番印象残ったことは?/疑問に持ったことは?(ポストイットで書き出す)
・あなたにとって理想なエシカル生活とは?
・どんなことができる?
・そのために今日からできることってなんだろう?
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<当日の流れ>
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・アイスブレイク:自己紹介5分
・実験:玉ねぎ染色 30分
・レクチャー:美味しく食べる、地球に優しい環境 20分
・グループワーク 15分
・質疑応答 5分
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フードマイレージや、地産地消、食品ロスのネタを用意したもの、
もう参加者は意識の高い皆さんで。
玉ねぎ染色も草木染めも経験された方もいっぱい。
こんな人たちに私が話すことなんてない・・・(汗)と
その中で急遽切り替えて、
最近考え抜いた思いを、
みなさんに最後伝えていきました。
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●食品ロスや環境問題に取り組むメリットって何?
●どうやって周りを巻き込む?
●美味しさと環境やエコは両立できる?
〜あなたにとって、食品ロスに取り組むメリットはなんですか〜
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食品ロスに携わるメリット。
・環境問題
・社会問題
ゴミの処理に大量の税金が投入されていること。
企業も然り、人件費やゴミ処理にかかる問題。
でも。個人的には
・精神的な心の豊かさ。
あるものを大切に使う。足を知る。
環境問題は、途上国と先進国は一方的な問題で、
問題を生み出している先進国と、
被害を一方的に受けている途上国。
飽食でメタボで、そして食品ロスを生み出している先進国と、
毎日飢餓で切実に今を生きている、途上国の一部。
その問題を解決するだけでなく、
私たちにメリットはあるのだろうか。
そこで、私なりに考えた「精神的な豊かさ」
摂食障害で苦しんでいた大学生時代。
大学生の頃、いつでも買えるスーパーで、適当に買って好きなだけ食べて捨てて、という生活をしていて。
ですが、ある時ストレスでやけ食いしていたときに、いくら食べても心が満たされず、
食べて吐いてといった摂食障害を経験。
そこで、食べ物を見直したわけですが、ゆっくりと味わい、感じると自然と心が穏やかになりました。
そもそも食べ物は、自然の恵みであり、そして生産者から料理してくれる人までたくさんの人の手がいのちがこめられているのです。
足るを知る、という言葉があるように、
食べ物を無駄にしないことは、食べ物だけでなく、限りあるものや人、
時間を大切にできることで、それは心の豊かさに通じることだと、私は思う。
飽食の時代において、
食べ物が私たちの口に入るまで、生産者から料理する人まで、たくさんの人のいのちがバトンとなって続いていて。
食べものは、自然の恵みであり、生産者から料理する人まで
いろんな人のいのちのバトンを
いろんな人のいのちのバトンをいただいていること。
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私にとって、
食品ロスに取り組むメリットは、
「意識高い系」の自分になりたいとか、
社会の流行に、入りたいわけではないんだな、ってことに、
やっと、やっと
気付かされた。
その中で私が考えた食品ロスに取り組むメリット。が3つ。
一つ目は、誰もが生きやすい社会をつくれるということ。
私は今、食育の活動の一方で、摂食障害という病気を伝える活動している。
そこで言われるのが、健康な人には無関心な問題だと。
その際に私が伝えるのは、その病気の人でもいきやすい社会は、みんなが生きやすい社会。
飽食の私たちも、飢餓で苦しんでいる人たちも、みんなが生きやすい社会をつくっていけると思う。
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2つ目は、食に取り組むと幸せになれること。
私は食育の活動をしていますが、食って、誰がどう食べても構いませんし、本来は自由。
ですが、食育の知識を知ることで、より健康的な、幸せな生活ができる、
食にはそんな力があると思う。
だからこそ、私は少しでも多くの人と、食を通じて幸せな時間を共有したいし、
素敵な未来を生きて欲しいと思って
食育の活動をしていて。
3つ目は、誰かのために頑張ることで感じる幸せ。
今私は、2人の子供がいて。
子供が産まれて思ったのは、誰かのために生きることで、はじめて自分の人生を生きることができること。
わたしたちは無力かもしれないけど、みらいをつくることができる。
生産者がいて、作る人たちがいて、食べる私たちがいる。みんなが支え合って生きている。
そんな思いを、改めて、心に留めていただけたら、本当に嬉しく思う。
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そんな思いを伝えた、2時間。
大人向けの講演はまだまだ勉強中で、
知識のインプットが多い方がいいのか、
少しでも、自分の思いを、伝えてもいいのか、と
悩んだけれど。
最後声かけてきてくださった、
参加者もいて、本当にありがたい限り。
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2021年の大きな活動はこれにて仕事納め。
本当に大変お世話になりました。
そしてまた来年もよろしくお願いいたします。