ノストラダムス 3-50 トランプ大統領出現の予言だと噂されている詩だが。その2 | 浅利幸彦の預言解読講座

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預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

昨日の続きである。
ノストラダムスの第3巻50番の詩を解釈している。

大都市の共和政体は
大変な強情さで同意したがらないだろう、
王が喇叭手 〔らっぱしゅ〕 を通じて外に出るよう命じたことに。
壁に梯子、都市は後悔する。

 (ノストラダムスの大事典の訳)

この訳で考えていこう。
この詩はトカナというサイトでは、トランプ大統領に関連付けられて解釈されているが、その根拠というのが、
3行目に trompete (ラッパ)という語が出てくるが、これを英語のtrumpet (トランペット)に変えて、この綴りから Trump (トランプ)を連想したのだ。
というのである。
この説はけっこう広まっているようだ。
そして、このサイトでは、この詩を、
>ここでは、「大都市の共和政体=アメリカ国民」の意向を無視する形で、トランプが破滅的な戦争、たとえば核戦争に突入することが予言されているという。

と解釈している。
連日トランプ大統領の動向が報道されているが、就任したばかりなのに暴走しているから、このままいくとこうなりそうな気配だ。
この解釈について、私は、
>少しは賛同できる。
確かに、「トランプが終末、悪魔軍団の介入=艱難開始のトリガーを引く」ということは充分に考えられる。


と書いた。
しかし、私は、
「多少はトランプにかかっているかもしれないが、この詩のメインの意味は違う」
と考えている。

では、私の解釈を書こう。
昨日、既にヒントは出しておいた。
>だが、私はこの詩は、
 目先のトランプ大統領の出現とその後の動向について予言したのではなくて、もっと大きなこと、地球人全体が決断した「あること」について預言したのだと感じる。
というと「既に過ぎ去った過去についての預言か?」
と思われるかもしれないが、そうでもない。
 「そう決断したことによって、これからどうなるか?」
という近未来に起きるであろう結果についても預言されているからだ。


簡単にヒントを出すと、
>大都市の共和政体は
大変な強情さで同意したがらないだろう、

これは十数年前に既に起きたことであり。

>都市は後悔する。
これは、その結果でこれから起きることだ。
と書くと、このブログをよく読んできた方には見当がつくだろう。

 

これの答えを書こう。
「十数年前に起きたこと」
というのは

「1999年に起きたこと、つまり、1999年のノストラダムス騒動である」
つまり、簡単に書くと、
「1999年の期限に天使を呼ばなかった愚かな地球人は、艱難が始まってから後悔するだろう」
というのだ。


1999年にノストラダムスの予言(10-72の詩の解釈について)が騒がれたが、あの時には何も起きなかったので、「ノストラダムスは外れた」と決めつけられて騒動は終結した。


しかし、あの詩の真意は、
1999年に何かが起きる、という予言ではなくて、
「1999年よりも後に(実際は2017年以後に)悪魔軍団が攻めてくるから、
1999年よりも前に天使軍団を呼びなさい」

という指示、忠告だった。

 

つまり、「1999年」というのも、

「1999年に何かが起きる」という予言ではなくて、

「1999年までにイエス=天使、を呼びなさい」

という期限を示しただけだった。


この真意が理解できないでこの指示にも従わなかったから、

>1999年よりも後に(実際は2017年以後に)悪魔軍団が攻めてくる、
という方が2017年になってから現実化してくる。
そうなってからやっとこの預言の真意が解って後悔する(だろう)

というのだ。

この詩は、「天使が期限までに地球人の説得に失敗した」、というケースを想定して作成した詩である。
あるいは、既に何回も(11回以上も)天使は失敗してきたから、「その失敗した過去(前の歴史)をただ表現しただけだ」、と考えてもいいだろう。

ただし、この詩はそう単純ではなく、よく読むと、この詩は「再臨と携挙の二重預言になっている」と解る。
再臨(天使の地球復帰)と携挙(義人救出)の意味がダブって記述されているのだ。

特に3行目
>王が喇叭手 〔らっぱしゅ〕 を通じて外に出るよう命じたことに。

は「(義人の)地球脱出=携挙について述べている」と考えられる。
それで、混乱を避けるために、両方を分けて、まず、再臨(天使の地球復帰)の意味だけを考えよう。
この場合は、3行目を除いて、

大都市の共和政体は
大変な強情さで同意したがらないだろう、
壁に梯子、都市は後悔する。


で考えていけばよい。
では、「再臨=天使の地球復帰」の場合についての解釈をもう少し詳しく説明する。
この詩は特に「天使が自分の立場に立って、自分達の目から見て」
という天使の主観で書かれてある。
だから、そのつもりで読んでいかなければならない。


まず、1行目の「大都市」というのは「地球人全体の暗喩」と考える。
しかも、1999年以前の地球人だ。
というのは「共和政体」と書かれてあるからだ。
これは、「民主主義の」と考えれば聞こえは良いが、それよりも、

「地球人が地球を支配管理している(時代)」という意味だろう。


それは「悪魔帝国=悪魔軍団が地球と地球人を支配管理している時代、に比べれば、民主的、共和政体と表現できる」
という意味だ。


>大変な強情さで同意したがらないだろう、

では、これはどういう意味か?
というと、
「地球人はイエス=天使軍団の受け入れを拒否した」ということを暗示している。


天使達は預言書(聖書とノストラダムス)を書き、歴史に付加して地球人を教育啓蒙してきた。
それは、天使軍団を受け入れさせるためである。
ところが、地球人はその期限=1999年になっても天使を受け入れなかった。
イエスに「来て下さい」と言わなかったのである。
天使の目論見は外れた。
あんなに苦労して預言書を与えて教育してきたのに、天使達は落胆した。
地球人はなんて愚かで頑ななんだろうか。その気持ちを
>大変な強情さで同意したがらないだろう、

と表現したのである。
この表現には、「悔しさや呆れ」というこの地球復帰の失敗に対しての天使達の感情が込められている。

そして、4行目、
>壁に梯子、都市は後悔する。

「壁に梯子」というのは、「外敵が城壁に梯子を掛けて町の中に侵入して来る」
と考えればよい。
期限までに天使を受け入れなかったので、もう悪魔軍団の侵入を阻止することはできない。
いや、実際に失敗した過去(前の歴史)では外敵=悪魔軍団が2018年以後に侵入してきた。


せっかく救済の手を差し伸べてやったのに、それを断るなんて馬鹿な奴らだ。
お前ら(都市)はきっと後悔するぞ、
というのだ。
前の歴史では実際に地球人は後悔した。

ただし、「天使の地球復帰を断った1999年かその後直ぐに地球人は後悔する」、というのではない。
地球人は預言書の真意を理解できなかったから、未来がどうなるのかも解らなかった。
悪魔軍団が艱難をもたらして侵入してくる、という未来も解らなかった。
だから、1999年当時に「ノストラダムスは外れた」
と大喜びしたのだ。

今だにずっと勘違いしたままだ。

この勘違い=ノストラダムスの1999年の予言が外れたと早合点していたこと、の本当の意味が解るのは、艱難が始まる2017年の後半になってからだ。
とは言っても、

疫病と大飢饉が世界中に蔓延して、驚いた人達は最後までその意味も解らないまま餓死していくのだろうが。

まあ、艱難が始まってから「預言の真意が公開されていたんだ」と気が付けば、その時になってから、
「ああ、期限までに天使を呼んでいたら艱難と悪魔軍団の侵入を防げたのに。
それなのに俺達はそれをしなかった。
せっかく天使が与えてくれた救済のチャンスを、その意味も解らないで一笑に付して捨ててしまったんだ。
何て馬鹿だったんだろう。
ああ、でもどんなに後悔しても1999年以前に戻って、やり直すことはできないんだ。
もう手遅れなんだ。
俺達は何て愚かなことをしてしまったのだろうか」
と後悔するだろう、というのだ。

このように、天使の立場に立って、事情を理解すれば、この詩の真意は簡単に理解できる。

さて、ここで予告編を少し、
「壁に梯子」の意味について、
>私は、この「壁に梯子」という言葉を考えていくうちに、聖書の中のある記述、というか聖書に書かれてあるあるストーリーが思い浮かんできた。
「ノストラダムスはここを伏線にしていたのではないか?」
というのだ。
それが解るとこの詩の真の意味、意図がよりはっきりと明瞭になる。


と書いた。
ただ、この意味を説明すると長くなりそうだ。
それで、ヒントとして私が思い浮かんだ聖書の文だけを挙げておこう。

>2:15そこでラハブは綱をもって彼らを窓からつりおろした。その家が町の城壁の上に建っていて、彼女はその城壁の上に住んでいたからである。