ノストラダムスが「春に大地震、5月に地震」と預言していた。その2 | 浅利幸彦の預言解読講座

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預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

昨日の続きである。


今日は、ノストラダムスが「5月に地震がある」と書いた詩のうちのひとつを解説しよう。


第9章83番


Sol vingt de Taurus si fort de terre trembler,
Le grand theatre remply ruinera:
L'air, ciel & terre obscurcir & troubler,
Lors l'infidelle Dieu & saincts voguera.


太陽は牡牛座に二十度 大地震が起きるだろう
満員の劇場が崩壊するだろう
闇 災難が大気 空 地に満ち
異教徒は神 聖人に救いをもとめる

(山根和郎 訳)


太陽は金牛宮の二十度、非常に強く大地が震える。
満員の大劇場が崩れるだろう。
大気と空と大地は暗く混濁し、
その時、不信心者は神や聖人に祈るだろう。

(ノストラダムスの大事典の訳)
http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/136.html



「この詩のどこに『5月に地震がある』、と書かれてあるの?」、
と思うかもしれないが、これは「5月に地震がある」と解釈されている有名な詩だ。

1行目の「太陽は牡牛座に二十度」というのは、だいたい5月10日前後を指している。
太陽は1年で12宮を1周するが、牡牛座の20度を通過するのは、だいたい5月の10日前後だからだ。
つまり、一般的には「ある年の5月10日頃にどこかで大地震が起きる、という予言だ」、
と解釈されてきた。

それで、「満員の劇場が崩壊するだろう」とあるので、この地震はどこかの大都市で起きるだろうと考えられてきた。


更に「異教徒は神 聖人に救いをもとめる」
とあるから、これは非キリスト教徒が多い国、中近東かアジアの大都市で起きるのではないだろうか?
などと推測されてきた。

ノストラダムスはクリスチャンでフランス中心の視点で予言したから、「異教徒」とは「キリストではない宗教を信仰している者を指す」
と考えられたからだ。

つまり、皆、「ノストラダムスは16世紀に出現した予言者だ」
と考えて、その視点から彼の作品を解釈しようとしているのである。
まさか、「ノストラダムスは未来人(天使軍団)から派遣された二人の預言者のうちの一人だ」
とは夢にも考えていない。


ただし、この詩には、「この大地震が何年に起きるのか」
ということが全く書かれていないから、その年は判らない。
それで、毎年、5月10日が近づくと「今年起きるのではないか」
と蒸し返されてきた詩である。

だが、私は4月30日の記事にこう書いた。


>預言というのは「全人類の運命に関係していること」しか記述していない。
ノストラダムスの詩にも「地震」という語がいくつも出てくる。
従来の研究家は、「この地震はどこかの地域で起きた地震だろう」
と考えて、それを当てようとしてきた。
しかし、ノストラダムスはそんな局地的な地震なんかは予言していない。
彼が「地震」と言ったのは「地が震える~地球という惑星が震える」
という意味で言ったので、ポールシフトか特別な意味を持つ大地震を指しているのだ。


これも伏線になっている。
つまり、従来の研究家は、

「この詩は5月10日前後にどこかの国に起きる大地震を予言した詩だ」
と考えて、それが何年にどこで起きる地震なのかを当てようとしてきた。
「地震」といっても、普通の局地的な地震を想定してきたのだ。
だが、この思考そのものが根本的な誤解、勘違いだ、というのである。


私は、この詩で予言されている大地震も、どこかの国で起きる局地的な地震ではなくて、「全人類の運命に関わる特別な地震だ」と考える。

そして、私は今まで出版した本で、
「地震というのは、(惑星としての)地球そのものが震える」と考えて、つまり、ポールシフト=地軸の移動、を指している、
と解釈した。


今までの歴史で数多くの大地震と呼ばれる地震が起きた。
だが、どんなに強くて大きな地震であっても、「全地球人の運命に関係するような地震」、というものは無い。
どんな地震であっても局地的であり、そこから離れた国の人にはほとんど影響は無いからだ。

それで、「全地球人の運命に関係する地震」というのはポールシフト以外には考えられないから、「詩に出てくる地震というのはポールシフトを指しているのだろう」と考えたのである。


それで、歴史の変遷を考えると、元史(最初の歴史)においてだけポールシフトが起きた。
元史において、1999年頃にスペースコロニーから地上に強力な電磁波が放出された。
地上に残された人達を殺す為である。
ところが、この電磁波放出が強烈過ぎた為に、地球の磁場を乱し、ポールシフトを誘発してしまった、というのだ。


このストーリーは預言全体を総合して解読していくと構築できる。
そして、2000年5月に惑星直列が起きたので、このポールシフトは元史の2000年5月に起きたのではないだろうか?
と推測した。
つまり、「この詩は元史の2000年5月に起きたポールシフトを描写した詩だ」、と解釈したのだ。




だが、前史においては、先に未来から戻って来た悪魔軍団がスペースコロニー計画を阻止したので、前史以後ではポールシフトは起きなくなった。
だから、この地震=ポールシフトは元史の出来事であり、今の歴史では起きない。
もう過ぎ去った過去の歴史の話なのである。


だから、「この詩は我々の未来には関係無い詩だ」、
とこう考えていた。
もう済んでしまった詩なので、我々の未来を考える上では参考にはならない詩だ、と考えて解釈の対象から外してしまっていたのだ。
だから、この詩についてはもう考えていなかった。


ところが、サラザール氏の予言を考えていくうちに、
「5月に大地震が起きる」というのは、

「今年の5月15日に起きるカリブ海への小惑星衝突によって引き起こされる大地震を指しているのではないのか?」
という考えが浮かんできた。

この大地震は全地球人の運命に関係するから、ノストラダムスが預言してもいいはずだ。


そして、考えていくうちに、
「この詩に出てくる大地震は元史のポールシフトを指しているのと同時に、今年の5月に起きる大地震も描写していたんだ」
という考えがどんどん強くなっていったのである。


元史のポールシフトの描写だから関係無い詩だ、と思って除外していた詩が、甦ってきたのだ。
そして、考えていくうちにこの詩の真に意味することも解ってきた。


それにより、ノストラダムスとサラザール氏と2062年から来た未来人氏による予言が結合してきて、この二人の予言も確かなものではないか?
という確信が得られた。

だから、この二人の予言をしっかりと解説しよう、という気になったのである。


では、この詩、ノストラダムスの9-83の詩をこの視点から解釈し直してみよう。


まず、1行目、


太陽は金牛宮の二十度、非常に強く大地が震える。


これはどう考えても「5月10日頃に大地震が起きる」
としか考えられない。
太陽が金牛宮(牡牛座)の20度を通過するのは毎年5月10日前後だからだ。

だが、サラザール氏は「カリブ海に小惑星が衝突するのは5月15日から17日だ」、と予言した。
10日と15~17日ではちょっとずれている。
「5日のズレくらい大したズレではない。許容範囲だからいいんじゃないか?」
とも思ったが、どうも気になる。
「5月15日を示したいのならば、牡牛座の25度、と書けばいいではないか?」
とも思う。
まあ、四行詩なのでフランス語だと韻律や語数の制約があるのかもしれないが。


それで、考えていくうちに、「牡牛座の20度」というのは占星術の天宮図を指しているのでは無いのではないか」
という気がしてきた。
発想の転換である。

「牡牛座」の象徴的意味を考えてみよう。
牡牛座は「地の宮」であり、資産や財産、金融を司る。
となると、「地球そのもの」を暗示しているのではないか?
と思える。


それで、20度というのは天宮図の20度を指しているのではなくて、地球の緯度、北緯20度を指しているのではないか?
と思った。
サラザール氏は小惑星はプエルトリコ沖に墜落した、と予言した。
それでプエルトリコの地図を調べると、プエルトリコはだいたい北緯18度から18度30分に位置している、と判った。
北緯20度にかなり近い。
それに、サラザール氏は「プエルトリコに衝突する」と予言したのではなく、「プエルトリコ沖に衝突する」と予言した。
プエルトリコの少し北か北東に落ちたのならば丁度北緯20度になる。


そうすると、ノストラダムスが


>太陽は金牛宮の二十度、非常に強く大地が震える。


と書いたのは、

5月10日(前後)に大地震が起きる。
と、
(プエルトリコ沖=北緯20度に小惑星が墜落するので)北緯20度を震源とした大地震が起きる。
というのを両方かけて暗示したのではないか?
と解釈できる。

これでサラザール氏の予言とノストラダムスが合致した。


2行目、

>満員の劇場が崩壊するだろう


「満員の劇場とは地球と地球人の喩えである」とも考えられる。
小惑星の衝突による衝撃で、地球そのものと、地球人の社会が混乱、崩壊した、というのだ。

だが「満員の劇場」とは、喩えではなくて「実際の満員の劇場を指している」とも解釈できる。

サラザール氏は、


>・2016年5月15日~17日:プエルトリコ沖に、現地時間午前2時20分、直径 5.6マイル(約 9キロメートル)の小惑星が衝突するだろう。この衝突により、世界中で地震と津波が発生し、12億人が死亡するだろう。


と予言したが、この予言の中で
>現地時間午前2時20分、に小惑星が衝突する。


と言った。
午前2時と言えば真夜中である。こんな時間に劇場は公演していないはずだ。
だが、地震波と大津波がここから世界中に広がっていくのはかなりの時間がかかるから、かなり離れた国、地域の劇場が公演している時間に地震か津波が到達して建物が倒壊した、とも考えられる。
それ程、この地震と津波は世界中を駆け巡った、と考えていいだろう。
しかし、今の時代、これだけの大ニュースが起きれば、テレビやネットで直ぐに全世界に伝わるだろう。
このニュースを知ったのにのこのこと何かの公演を見る為に劇場に出かけるだろうか?
という疑問もある。

だが、小惑星が衝突した衝撃は瞬時に地球そのものを震わせた、とも考えられる。
ニュースがテレビやネットで伝えられる間も無く、全世界で地殻がずれて大地震が起きた、とも考えられる。

そうすると、丁度その時に劇場で公演を見ていた人達もいるだろう。
そういう人達は「カリブ海で小惑星が衝突した」というニュースを知る間もなく大地震に遭い、劇場が崩れ落ち、その下敷きになって死んだ、と思われる。


三行目


>大気と空と大地は暗く混濁し、


サラザール氏は、

>・小惑星の衝突の直後に、世界中の火山が噴火する。ここには、アメリカのイエローストーンも含まれる。これにより、太陽の光は長い間、遮断され、氷河期に突入し、また、カリフォルニアの大部分が消滅する。


と予言した。
この通りだとすると、火山から排出された噴煙、火山灰はジェット気流に乗って世界中に広がっていくから太陽光を遮蔽して、やがて昼間でも暗くなるだろう。

ここでもサラザール氏の予言と適合している。


四行目、

>その時、不信心者は神や聖人に祈るだろう。


これはかなり問題がある行だ。
従来の研究家は、「不信心者、異教徒」というのは、「非キリスト教徒を指している」、と考えたが、
これはそうではなく、


「(天使から見て)不義なる者=不合格者」すなわち「携挙にあずかれなかった者=レフトビハインドされた者」を指しているのだろう。
というのは、大地震が起きた時=小惑星の衝突が起きた時、5月15日には既に義人は携挙されてしまっていて地球には残っていない。
地上にいるのは不合格者=携挙にあずかれなかった者、だけだ。

そういう者達は、大地震や大津波、火山の噴火などの酷い災害に遭い、その時なってから
「神様、どうかお助け下さい」と祈るだろう。
だが、携挙はもう終わってしまっているので、天使は迎えに来ない。
神やキリストにいくら祈っても無駄なのだ。
彼らは艱難に遭い、苦しんで死んでいくしかない。


このように解釈していくと、この詩は、
「2016年5月15日の小惑星衝突によって引き起こされた大災害、艱難を描写した詩だ」
と解釈できる。


特に四行目、
>その時、不信心者は神や聖人に祈るだろう。


は「元史のポールシフトが起きた時に地上に残された人達の描写」
と解釈するよりも、
「今年の5月15日以後に地上に残っていた人達=レフトビハインドされて人達の描写」
と考えた方が適合する。

元史では、預言書も宗教も無かった。
これらの福音は今史になってから天使(天使的未来人)が歴史に付加したものだからだ。
とすると、元史のポールシフトによる大洪水で死んでいった人達を「不信心者、異教徒」と表現するのはおかしい、と思われる。
この表現からも、この詩は、

「今年の5月15日以後に地上に残っていた人達=レフトビハインドされた人達の末路を描写した詩」
である、と考えた方が良いように思われる。



勿論、天使は両方を表現した、二重預言、多義構文になっている、というのだろう。

となると、どっちみち今年の5月には(小惑星の衝突による)大地震が起きるのではないか?と思える。
特に、「牡牛座の20度」を「北緯20度」と考えると、サラザール氏の予言が適合するように思える。


ノストラダムスには「5月に地震が起きる」という詩があと二つある。
それは明日解説しよう。


さて、先月更新を止めてからアクセス数、訪問者数も順調に減っていって(?)、
「このままフェイドアウトするのでいいのかな?」
とも思っていたのだが、先月末に更新し始めてからどっと訪問者数が増えた。


4月28日に339人だったのが、昨日、5月2日には932人までに増えた。
その理由だが、検索ワードを見ると、
「南海トラフ地震 5月17日」などの2062年から来た未来人氏に関する予言について知りたくて、このブログに辿り着いた、という人が多いようだ。

世間的には2062年氏やサラザール氏の予言はほとんど話題にならないが、オカルトファンの間ではかなり知名度があり関心もあるようだ。
だが、これらの予言が当たると、携挙のタイムリミットは5月14日だろう、と推測される。
「今から知って間に合うのだろうか?」
という疑問はあるが。

だが、もし、携挙が始まったら、その時点で締め切りになる。
携挙を見てから知って、「自分も携挙されたい」と願っても駄目である。
その締め切りも数日後に迫っている気もするのだが。