さて、一昨日に取り上げたマタイによる福音書13-24~30の「麦と毒麦のたとえ話」であるが、この記述の後は次のようになっている。
13:31また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと、
13:32それはどんな種よりも小さいが、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる」。
ここで「種」と言っているが、これは福音、預言書を指していると考えられる。
聖書を喩えている。聖書の暗喩だと考えてもいいだろう。
つまり、
「天使は聖書という種を歴史に蒔いた。それはキリスト教という宗教になり、教会の働きもあって、欧米を中心に広がり、やがて世界最大の宗教になった。」
というのである。
これは従来の聖職者や信者も何となく考えていて、漠然とそう解釈していたのではないだろうか?
しかし、聖職者も信者も、この記述の本当の意味を理解していないのである。
真の作者である天使の意図を汲み取っていないのである。
何故そうなのか?
というと、「天使と一般の人達の間に次元のズレがある、歴史認識にズレがある」からだ。
一般の人というのは、単一歴史観しか持っていない。
単一歴史観というのは「歴史というのはこの歴史ひとつしか存在していない」
とする思考だ。
この思考でも、この記述は一応解釈はできる。
「預言者やイエスが出現してこの歴史に聖書が完成した、その影響が徐々に広がっていって・・・」
と考えればいい。
だが、聖書の真の作者である天使(天使的未来人)は本当は、もっと別のこと、もっと深く、高次元のことを表現していたのである。
まず、実際には歴史というものは、この歴史が唯一単独ではない。
既に歴史は何回も変更されてきていて、変遷してきたのである。
元史(最初の歴史)には地球人しかいなかったから、聖書もイエスもキリスト教も存在していなかった。
そういう歴史が存在していた。
その元史では今の西暦2000年頃にスペースコロニー計画を実行してしまい、地球を破壊してしまった。
その結果、宇宙へ脱出した人達だけが生き残って、その子孫が宇宙を彷徨って何とか生き延びていった。
そして、途中で悪魔軍団と天使軍団とに分裂した。
悪魔軍団の方が人数も多かったので、タイムマシンの開発も早く、悪魔軍団の方が先に未来から過去の地球に戻って来て、2016年の7月から地球人征服戦略を発動して、地球の覇権を盗み取ってしまった。
これを前史というが、この前史でも聖書もキリスト教もなかった。
その後、遅れて天使軍団もタイムマシンの開発に成功して未来から過去の地球に戻って来て、旧約聖書を歴史に付加し、イエスを派遣してキリストとして活動させて新約聖書を付加して、聖書が歴史に出現したのである。
これがこの歴史=今史である。
つまり、聖書、キリスト教というのは、今史になってようやく出現したものなのだ。
元史、前史には存在してなかった。
聖書は、今史になってから、天使によって「付加されたもの、後から付け加えられたもの」なのである。
この「付加された、後から付け加えられた」と理解することが重要なのである。
これを天使は「種(聖書)を畑に蒔いた」と表現したのだ。
もともと畑には何も無かった。
何も無かった畑=何も無かった歴史、に聖書という救済方法が書かれてある福音預言書を蒔いた=付加した、
という意味で「種を蒔いた」と書いたのである。
歴史の変遷と天使の仕業を理解していないと、この言葉、表現の本当の意味は理解できない。
歴史が変遷していくという思考=5次元的思考、を理解していないと、真の意味は解らないのである。
天使が5次元的思考の下で書いた聖書を4次元的思考=単一歴史観だけで解釈しようとするから、低次元で浅い解釈しかできないのである。
13:32それはどんな種よりも小さいが、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる」。
「空の鳥」とはUFOの喩えである。
この節は、
旧約聖書というのは、最初はユダヤ人の間だけの民族宗教の経典だったが、イエスが派遣されて、世界宗教の聖典となるように救済条件を拡大し、弟子、ペテロなどの働きもあって、教会の勢力も拡大し、信者も増えて、キリスト教は世界最大の宗教となった。
そして、期限(1999年)の前に、地球人がイエス=天使を呼べば天使軍団の地球復帰が叶う(だろう)。
と解釈できる。
しかし、後半は天使の願望だったので、今回もこの願望は叶わなかったが。
木は成長して大木になったように見えたが、肝腎の実がなっていなかった。
棘だらけで食べられない毒の実しかなっていなかったので、鳥も枝にとまることすらできなかったのである。