天使による携挙は悪魔軍団の侵略が始まる前に予定されている | 浅利幸彦の預言解読講座

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預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

前のスレで、ノストラダムスが艱難期前携挙説を指示していたことを解説した。
その根拠とした記述をもう一度検証してみよう。


地獄の王サタンによってあまりにも多くの悪が成されるので、ほとんど全世界が破壊されて荒れ果てるでしょう。

その前に、異様な鳥たちが「今だ、今だ」と空で叫びますが、しばらくすると消えてしまいます。
(ノストラダムス アンリ二世への手紙、より)


これは「悪魔軍団の侵略が始まる前に天使的未来人による義人救出=携挙が行われる」と解釈できる。

だが、この書き方にも重大な意味が込められている。
予言というのは、「未来に起こる出来事を前もって予告すること」である。
普通なら時間の流れに沿って予言する。
だから、この記述が普通の予言だとしたならば、


異様な鳥たちが「今だ、今だ」と空で叫びますが、しばらくすると消えてしまいます。
その後で、地獄の王サタンによってあまりにも多くの悪が成されるので、ほとんど全世界が破壊されて荒れ果てるでしょう。


と書いた方が解り易いのではないか?
と思える。
しかし、ノストラダムスはこうは書かなかった。
それは、わざとこう書かなかったのである。
その意図な何だろうか?


ノストラダムスがただの予言者だったのなら、このように時間の順に書いただろう。
予言というものには、その背景に何の思想も哲学も無い。
ただ、予言者が各自の能力によって、未来を予知、予見して述べたものだ。
だから、予言の場合は、現在から近い順に出来事を述べていくのが普通だろう。


しかし、ノストラダムスはただの予言者ではなくて、預言者だったから原典のように書いたのである。


ここで、重要なのは、


「悪魔軍団の侵略が始まる前に、天使達は義人救出作戦=携挙を行う(予定になっている)」

ということだ。


これは、


「未来のある時点において、悪魔軍団の侵略が始まる、ということが既に決まっている。
これが既に存在している。
だから、義人を救出する為にその前に携挙を行う」


ということを強調したいから、わざとこのような書き方をしたのだ。


つまり、悪魔軍団の侵略がまず、第一次的にあり、
天使軍団が行おうとしている義人救出作戦=携挙は、これに付随じて発生した第二次的措置である、


という意味である。

この事情をより詳しく説明すると、


天使軍団が未来から戻って来た時には、既に地球は悪魔軍団のものになっていた。
悪魔軍団の方が早くタイムマシンの開発に成功していて、先に未来から過去の地球に戻って来ていた。
天使軍団の方がタイムマシンの完成に要した時間が長かった為に、過去の地球に戻って来るのが遅かったのである。
天使達は悪魔軍団に先を越されてしまった。
遅れを取ってしまったのである。
それで、天使軍団は地球の覇権を悪魔軍団から奪い取る為に預言書を書き、地球人の歴史に付加した。
つまり、未来を変える為、歴史を変える為に預言書を(過去の)地球人に与えたのである。

ただし、預言書を与えたと言っても、それだけで直ぐに全ての未来を変えられる訳ではない。
「ごく一部分の未来(歴史)しか変えられない場合もある」
今回のケースもそれに該当する。
携挙というのは、そもそも、


「天使が悪魔軍団から地球の覇権を奪い散る、というメインの目的達成に失敗した場合、それでも義人がいたなら、その義人だけを特別に救出してげよう」
という天使の義人に対する憐れみ、慈悲の心によって行われる慈善運動である。


つまり、


「未来のある時点において、悪魔軍団の侵略が始まり、やがて地球人は悪魔軍団によって征服されてしまう。
この未来はもう変更できない。
(この悪魔支配を変更する為には、地球人は期限=1999年までに天使軍団を呼んで準備を始めなければならなかった)
しかし、この場合でも、義人がいたなら、その義人を救出する為に携挙を行ってあげましょう。」


ということだ。
だから、わざと


>地獄の王サタンによってあまりにも多くの悪が成されるので、ほとんど全世界が破壊されて荒れ果てるでしょう。

その前に、異様な鳥たちが「今だ、今だ」と空で叫びますが、しばらくすると消えてしまいます。


という書き方をしたのだ。

さて、こう説明していて、何かを思い出さないだろうか?
それは、この前の前のスレで解説したイエスの言葉である。
その部分を再掲してみる。


24:21その時には、世の初めから現在に至るまで、かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。
24:22もしその期間が縮められないなら、救われる者はひとりもないであろう。しかし、選民のためには、その期間が縮められるであろう。

(マタイによる福音書、第24章)


「その期間」とは「今現在からその艱難が起きるまでの期間」という意味だろう。
「選民」とは「救済されるべき者=携挙されるべき義人」を指している。
つまり、
「今現在からその艱難が起きるまでの期間」よりも、「今現在から携挙が行われるまでの期間」の方が短い。
「選民(義人)の為に、その期間を短くしてあげる」、とは、
すなわち、


「艱難が起きるよりも前に携挙を行って選民(義人)を救出してあげましょう」


という意味だ。

どうだろうか、ノストラダムスのこの記述の解釈と全く同じだ。
つまり、イエスのこの言葉とノストラダムスのこの記述とは関連している。
リンクしている、と考えられる。
あるいは、


「イエスのこの言葉がノストラダムスのこの記述の伏線、予型になっている。
ノストラダムスのこの記述がイエスのこの言葉のより詳しい解説になっている」、


と考えられる。

更にこのように考えた場合、
イエスは


>24:21その時には、世の初めから現在に至るまで、かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。



と言ったが、「この艱難が何よって、誰によって引き起こされるのか?」
ということは説明していない。
だから、この艱難を引き起こす犯人は判らない。
ところが、ノストラダムスは、


>地獄の王サタンによってあまりにも多くの悪が成されるので、ほとんど全世界が破壊されて荒れ果てるでしょう。


と書いたので、


「この艱難は地獄の王サタンによって引き起こされる、
この艱難を引き起こす犯人は地獄の王サタンだ」

と判る。

もっとも、この記述だけでは、その「地獄の王サタン」とは何者なのか?
は判らないが。
しかし、


ノストラダムスの作品全体を総合すると、この「地獄の王サタン」の正体とは、悪魔軍団=悪魔的未来人の集団である、と解る。