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go abroad

旅の計画をたてれば、全てがエキサイティングになる。
海外ツアー・歩きお遍路・旅にまつわる日常の話。

Tanjung Aan Beach

ビーチに近づくにつれ、おしゃれな店が現れ若者で溢れていた。

近くの道端でバスを降りて、トイレ(マトモなの無い)や屋台の場所と、日の入りの10分後となる18:40集合、の説明を聞いて解散になった。

まだ2時間近くある。

なぜなら、

みんなが毎度集合時間10分前には揃ってしまうから、どんどん時間を巻いていたからだ。

公園のような場所にたくさん屋台があった。
服屋さん、雑貨やさんもあり、ジューススタンドとか揚物屋とか
串物屋とか
火が灯してあってキレイな焼物屋もあり、
ついについに!フレッシュマンゴージュースが飲める店を発見!
会いたかったよ生マンゴー!
母はシンプルにマンゴージュース、
自分は欲張り3レイヤーにした。
マンゴー&アボカド&ドラゴンフルーツ
あれ、冷凍ケースからなんか凍った何かを出してミキサーに入れたよ…
3色ジュース、ひとつ回すたびにどこかへ洗いに行くけどよく見えないよ…水道らしきものが見えないよ…

長〜々待って、ついに手に入れた、
なんか薄いジュース!!!
母のマンゴー!どうみても正解!!
並んで座って、ジュースを飲んだ。
私の薄味3レイヤーは大ハズレで、東南アジアでついにまともなフレッシュマンゴージュースが飲めなかったと泣き笑いするしかなかった。
フルーツはそのままミキサーにほりこめるよう切って冷凍してある様で、そのせいでシャビシャビなのかも。でも母のマンゴーストレートはあまりそれを感じさせなくて美味しい。

まあ文句を言いながらも、キレイなビーチを眺めながら飲む冷たいジュースは美味くて、
気温は高いはずなのだけど、風があって涼しくさえ感じた。
なんだかどうでもいい話ばかりしていたら、
空が焼けてきた。
ほう…
写真を撮りまくる。
18:25くらいには、雲の向こうへ日が落ちてしまった。
40分集合なら、このあともう一度焼けるのが見られるな…と思っていたら、
近くに座っていた姉さん達に「さあ終わった。他の〇〇さんももう行ったから行きましょう」
と促された。

むむむ。
ここまで我慢してきたが…
みんなせっかちすぎる。
みんな15分前には集まってしまうから、我々が毎度遅刻みたいになる。
みんな乗り継ぎして丸一日かけてこんな遠くまで来たのに、
なぜ毎度とっとと帰ろうとするの!!???

と、言いたくなったが、
同じ釜の飯を3日も食っていて、
他にはさっぱり日本人を見ないもんだから
仲間意識が芽生えすぎていて、一緒に戻ることにした。
横倒しの木にみんなで並んで座って、
ぼちぼち現れたガイドさんが、すでにほとんどみんな集まってることにまた驚いていて、
夕焼けきれいだった!とか話しているうちに、なんだか「まぁ、いっか」と思えてしまった。

次の屋根(動物)はテングザル。
一家で一番高いところにいました。
野生のテングザルのオスは動きが早すぎてまともな写真もとれなかったけど、
こちらのオスはうなだれすぎている。
こうして見に来て、必ず見られるのはありがたいのだけど。
どっちが幸せなのか。悶々‥
次はボルネオ象!
子象がいっぱいのご飯タイム!(いや、客我々のみだから我々合わせなのか?)
マレーグマもボルネオ象も、ボルネオ固有種の動物はみんな少し小さいサイズ。
子象が可愛くて癒される‥

雨はどうしても止まず、
諦めて、ひとつひとつの動物をのんびり屋根の下で眺めて周る。ある意味、短い海外旅行で贅沢な時間の過ごし方だな。
動物園を一周して、本来ならいよいよロッカウィ名物動物ショー!のはずだった。
鳥が芸したり、大蛇さわったり‥
しかし、雨が酷すぎて鳥が飛ばないからショーは無し。とスタッフに見送られ、
とぼとぼバスに戻る我ら一行。
ロッカウィ動物園終了!
びしょ濡れの服をバスのエアコンで乾かす。

次はチョコレート工場でお土産タイム。
大型バス用駐車場完備の、バキバキ観光客向け施設!
入口で割引券もらう。
お土産に小綺麗なチョコレートええやん!って、配りたいスイッチが入り、
買わない予定だった弟家の土産チョコレートやらを大量買いした。
海外土産のチョコレートは、もらう側にとっては複雑な(不味い)チョコレート。
土産に少なくともチョコは選ばない、と決めていたのに。雰囲気にのまれてしまった。
ちなみに、このゴリゴリ観光客用施設なら安心!と、お手洗いに入ったら、
姿香り共にとんでもないクオリティだった。
エジプトのブルーモスクの「爆水手洗いアラブ式鍵閉まらない個室」を余裕で超えてきた。

今思うとここが決定打で(もう帰りたい‥)などという、信じられない考えが浮かんでいた。トイレショックが続きすぎて精神に支障をきたしはじめていたのだ。

この国の接客業の人々は、世界標準のお手洗いを見たことがないのか?

心折れたまま、
本日のメイン
タンジュアルンビーチの夕焼けへ移動する。

この旅初の、外国人観光客用お土産物屋に来た。

バスにぶらさがっていたテングザルのぬいぐるみが欲しかったが、それが買えるという店。しかしぬいぐるみは約三千円超え‥手が出ない‥
観光客用なので民芸品も全部高い‥
かわいい菅笠も約2千円。値引きは無理とすっぱり断られた。東南アジアも変わったもんだ。
すると仲間の姉さん達がコレ安い!と教えてくれたのが‥
5個入りのナマコ石鹸。
ナマコ?あのナマコ??と驚いた。日本で買うとめちゃめちゃ高いと聞き、気持ち悪いが試しに買うことにした。
(しかしナマコ酢は食べられる)
綺麗な瓶のパイナップルチリソースがあったので迷わず買った。
500円ほどだった。これは帰国後、あまりに美味しくて開封して1週間で無くなった。
お土産物屋終了。買い物は楽しいなぁ。
次は郊外の動物園へ向かう。
途中、水上生活者の集落を通った。
相当臭いらしい。バスから見るだけではよくわからなかった。
大きなモスクにも立ち寄り一瞬記念撮影タイム。
それから30分くらい走る。
天気がどんどん悪くなっていき、
着いたら大雨になった。
みんな傘を持ってバスから降りる。
‥なんということでしょう。傘は何故かスーツケースのなか。
仲間のご夫婦に小さい折りたたみ傘をひとつ貸してもらった。
Lok Kawi Wildlife Park
ロッカウィ動物園
そこそこ広い園内。
動物の前には屋根があった。
サイチョウ→鹿→小さい象、と、見ては次の屋根へ小走りに移動する。
ものすごいスコールがきた。
ここでしばらく雨宿りか、と着いた場所に、
見たことのないかわいいもふもふがいた。
伸びてる。
いっぱいいる。
なんだこれは?
看板に、熊猫、ビントロングって書いてある。
東山動物園の、真っ暗の夜行性展示のとこにいるやつや!!
大量の餌のバナナ。
あまりにももふもふでぼてぼてで可愛くて、
だいぶ長い間眺めていた。
ガイドさんの案内で仕方なく次へ移動する。
どこ?
いた。
暇そうなトラ。

雨は止まず。
雨宿りしてるひとりぼっちのオランウータン女の子。
このあと、麻袋を被って外を歩いていた。
おりこうさん。