歩き遍路2019 ③焼山寺への道 | go abroad

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ここから長く下りが続く。
多分、遍路転がし5のはず。
ガタガタの石段の、下りはかなり膝にくる。
時々大きなみ○ずがいるので、ふらふらでも気を抜けなかったのは、良かったかもしれない。
(一度滑ってこけた気がするが、記憶があまりない。)

開けた場所に出た。
突然現れる、里山の風景。左右内の集落だった。
久しぶりの文明がある‥
高台の、アスファルトの段に、腰を下ろして少し休憩した。
(写真を撮る気力が無くなっていたようで、写真が無い。でもその妙に喉かな景色をはっきり覚えている。)

目の前に今から登る山がある。実感がないまま眺める。もう散々登ったり降りたりしてきたから、次の山もそのうち終わるだろう、と、クライマーズハイというよりも、全てを諦めたような気持ちになっていた。
(振り返ると、悟りに近い状態なのでは‥)

出発。集落の隅から、すぐにまた山道に入る。
すると、一本杉までの道から、さらに人気が無くなった険しい道になった。
12:50
遍路転がし6。最後の試練!のはず!!
もう、なんでこんなとこ歩いてるのか、意味がわからなくなる。
(この辺から記憶がない。)
古い丁石が、この獣道が遍路道であることを教えてくれる。たまに進む道から反れてしまった気がして不安になってくることがあるが、丁石を見つけると本当にほっとする。
(といっても、先達オタラの後ろをずっと追って歩いているのだけど。)

ついに、ついにお寺の敷地が見えた。
13:45
駐車場から歩くツアーお遍路さんたちとすれ違う。やっと、現世に帰ってきた気がした。
14:00
山門到着。
着いた‥運動能力皆無の自分が、たどり着いた。信じられなかった。
ここまでの時間、6時間30分。
先達オタラは前回4時間で登ったから、今回のほうが何倍も疲れたらしい。ごめんよ、そしてありがとう‥

お参りをして、納経所へ。
歩きですか?と聞かれたので、「ハイ‥」とボロボロの姿で答える。カラーの御姿をもらった。多分、歩きだとカラーなのかも。ありがとうございます。
あとは宿まで歩くだけ。あと1.5キロくらいだから、と励ましてくれるオタラ。
それならまもなく到着だ、と、広い休憩所でまったり過ごした。
14:50
そろそろ出発するか。
自販機で、本日分の飲み物を2本調達した。
(途中で翌日の分2本を買うつもりだったのに、なべいわ荘まで、ペットボトルを買えるところが無かった!!なべいわ荘で緑茶2本を売ってもらい、助かった。)

外にいた、かわいいお遍路犬を撮らせてもらった。
おりこうさん。

寺から車道まで、急な下りになる。太もも、脚、ふくらはぎが恐ろしいほど痛かった。
しばらく車道を歩く。文明っていいな。
15:30
杖杉庵についた。
大きな杉を眺めながら、オタラにもう宿に着く?と聞いたら、
あと1.5キロ。ニヤリ
ここまで約1.5キロ。ここから約1.5キロ。
心の脆い姉を気遣い「あと1.5キロ。」と、ゴールの焼山寺からさらにもりもり歩くことをあやふやにしてくれた、優しい嘘だった。
さすが姉を知り尽くしとる、ありがとう。
(実際は3.5キロくらい。あの満身創痍の状態であと3キロと聞いたら、絶対泣いたと思う。)
一本杉を後にする。やばい、だいぶ陽が傾いてきている。
そうは言っても宿までは文明道だと思っていたら、なんと遍路道は、大きくジグザグに下る車道を真っ直ぐ突っ切るべく、山の斜面に続いていた。山に入ると薄暗い!日の入りまでまだ3時間はあるはずなのに、恐ろしいほど暗い。
フラフラなのに、日没への恐怖で最上級の速さで進む。(超遅い。)

廃校のような敷地の横を通ると、ついに集落に着いた。
明るい‥。左右内川を渡る小さな橋は景勝地のようで、薄紫の花も満開。少し立ち止まって写真を撮った。
集落に機能している自販機が無い‥
誰にも会わないので、ゴーストタウンにいるみたいだ。
車だと、こっちから来るかんじなのかな?
山突っ切ってきましたから、
最短距離で来たはず。
なべいわ荘は、この集落の一番端にあった。
なんとか日のあるうちにたどり着いた。

【買ってよかったお遍路グッズ】
毎日洗濯なので、服はとにかく乾きの早さが最優先です。高くても、乾燥機が無くて部屋干しになってしまっても乾くものを!