ハノイ⑤ハロン湾で気付く | go abroad

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船は6人掛けに4人で座れてとても快適。
出港してまもなくランチコースが始まる。
スープと茹でた海老1人2尾。
わたり蟹?甲羅揚。さっくさくで具沢山、旨い!
次に安定の旨さの揚げ春巻きがきて→雷魚?のフライ。
魚はフライが比較的臭くなくてよいと思った。この辺で、ガイドさんから「景色が良いから皆デッキへ!!」と進められる。若干めんどくささを感じながらご飯を中断し、外に出ると、はるばる観にきた景色が広がっていた。
これ食べてたら見逃すわ。ガイドさん感謝!
晴れてる‥
雨も覚悟していたのに。
青空まで見られるのは珍しいそう。
一旦ご飯に戻った。野菜炒めと白いご飯。デザートのスイカを後にして、皆より先にデッキへ戻る。
岩山の景色が続いている。
ドン札になっている有名な岩山の前では減速してくれる。
先頭のウッドチェアに座り、のんびり景色を眺める。
(この頃民芸品の販売タイムだったらしく、皆あまりデッキへ来ない。)
湾に出ると、風が少し強いが気持ちいい。
深夜特急に出てくる、「Breeze is nice」のシーンを思い出していた。父がウッドチェアに寝そべりながら、とても満足げに景色を眺めていた。尚更ぴったりだと思った。

ゴリラ岩を過ぎると、メインイベントのティエンクン洞窟に着いた。船を降りる。
入り口には綺麗なトイレ完備。
ガイドさんが、ティエンクンは天国という意味です。週に3回天国に来るときあります。と、おそらく鉄板ギャグを何度も聞かせてくれた。
急な階段を登り、洞窟(鍾乳洞)内に入る。
思ったよりかなり広い。
散々書かれていた「嫌らしいカラフルな照明」は無く、普通のライトが灯されていた。明るいので歩きやすいし、鍾乳石を遠くの細部まで観ることができる。
岩にはそれぞれ名前がついている。日本の鍾乳洞と同じやな。
一方通行の見学コースを30分くらいかけてのんびり廻る。
最後の方に池や噴水があるのだが‥
もちろん「つくりもの」だと。観光地として見映えするようにけっこう手が加えられている様子。ガイドが「噴水、やめたほうがいい」と言うので一同爆笑。
このあと鍾乳石をくりぬいてスピーカーを埋め込んでいるのも見た。世界遺産になる前に加工したんだよな、きっと多分‥笑

洞窟見学が終わり、船に戻る。
デザートのスイカが、残して置いてくれてあった。おもてなし精神すぎる。果物があまり好きではないが、申し訳ないのでかじってみると、見た目よりかなり甘く、水分たっぷりで美味しかった。

皆室内でまったりしていたが、1人でデッキへ出てみた。
岩山が遠くになっていた。ずっとここに来たかったんだなぁ、と思いながらも、どうも謎の違和感があったのだが、ここで重大なことにやっと気づいた。

あれ?水上生活者は??

そもそもハロン湾と水上生活者の日常のコラボレーションを見たくてずっとハロンへ来たかったのだ。
海に浮かぶ村。
岩山に沿って、発泡スチロールなどの浮きの上に立てた家が並び、そこで洗濯や炊事をする人。家電まである家。小学校まである村!は???

夜、ホテルに着いてから検索してみると、2年くらい前から政府が陸に家を用意して、水上生活者へ陸に上がるよう促し、沢山の村がなくなってしまったらしい。
世界遺産の景観に相応しくないから。

帰りに見たチケット売り場の鍾乳洞のポスターには、七色のライトに照らされた洞窟内の写真が載っていた。
世界遺産に相応しくないから、最近普通の照明に変えたのか?

何年も思いこがれているうちに、ベトナムの景色は変わってしまっていたのだ。

遅すぎた、と思った。
アジアは、徐々に発展してしまっているのだ。