われ王道を突き進む?
湾岸戦争、9.11テロ、拉致問題等を経て、戦後の戦争アレルギーや一国平和主義といわれるボケた状態からようやく脱却し、”憲法9条教”と言うカルト教団の熱狂的信者社民党も風前の灯になった今、ようやく冷静に自国の安全保障を考えられるようになったと思った矢先、防衛省の度重なる不祥事でアレルギーが再発しないかと心配になってくる。
機密の漏洩や事務次官の不祥事などは、安全保障などと大げさに言わなくても論外の事だが、今回のイージス艦の漁船衝突事故は、災害派遣などでせっかく身近に感じてきた自衛隊対する気持ちに、冷水を浴びせることになりそうである。
安全保障を考えるに当たって、この”身近に感じる”事は非常に大事だと思う。
60年以上も”考えないようにしていた”事を考えるには訓練が必要で、「ある日突然、自分の子供が外国に連れ去られた。」など、身近なこととして感じやすいものなどで、少しずつ練習しなければならない。自衛隊の特殊能力が災害派遣等で発揮され、具体的に被災者の助けになった時、あるいはニュースで見た時、当然親近感が沸く。しかし今回の事故は、せっかく近づいてきた国民を突き放すことになってしまいそうである。
さまざまな不祥事で言われてきた防衛省や自衛隊の驕りを、今回の事故にも強く感じる。
ここからはまったくの想像である。根拠は何もない。ニュースで見ただけの印象である。
”そこのけそこのけ王様が通る!”
的な事を自衛艦が日常的にしていたのではないか?
”天下のイージス艦様だ! どけどけ!!!”
これが、海での暗黙の常識ではなかったか。
偏った軍事力を持つ日本の自衛隊。最先端の技術が詰まっている艦とはいえ、イージス艦ごときでも戦中の戦艦武蔵や大和、アメリカ海軍の原子力空母的なプライドを持っていてもおかしくない。
国防を担う主要艦としてプライドを持つ事はそんなに悪い事ではないが、プライドが驕りに変わった時、海でのその振る舞いはまるで”王様”のようだったのではないか?同じ海を航行する他の船が、そんな”王様”に日常的に手を焼いていたのではないか?
その事は、苦々しい表情を浮かべながらインタビューに答える、漁協の漁師たちのイージス艦に対する辛らつな言葉を聞いただけで想像に難く無い。普通海に生きるもの同士、事故の調査結果も出ていないうちから、一方的にイージス艦批判はしないであろう。同じような危険を、常に感じていたに違いない。
近い将来、事故の調査も終わりその結果もきちんと出る事と思うが、どちらが悪いにしろせっかく芽生えた親近感にしこりが残る事は確実で、そのしこりが膨らんで”考えない国”に先祖返りする事だけは勘弁してほしいものである。
それにしても、
どちらかと言えば後方支援的なイージス艦が、いかに最新鋭とはいえ”王様”とはお笑い種である。それとも全ての自衛艦が”王様”航行をしていたのか。
そうであれば、あまりの”意識に低さ”に、笑うどころか泣けてくる。話をするだけで平和になれると信じていた旧社会党に勝るとも劣らない。
まさか非武装中立などと言い出す輩が出てこないだろうねえ~!