【見落としがちな事実 予想以上の構造改革派】


「TPPへのアプローチを始めたのは日本政府、米国政府から持ちかけられたわけではない。当時は自民党政権。」
http://sun.ap.teacup.com/souun/10201.html

元々TPP推進の安倍総理・麻生副総理が、さも組閣時にTPP反対であるかのネット情報が流布していたが、これは誤りだ。事務所に電話をしても確認できた。

上述したように麻生内閣二階経産相時にTPPに触れたのが最初。
日本からTPPの提案。
外務省 APECリマ閣僚会議(概要と評価)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/2008/kaku_gh.html
「二階大臣より、現下の金融危機における地域経済統合の取組の確実な前進のため、CEPEA(東アジア包括的経済連携)、ASEAN+3、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などの取組を同時並行で進めるべきことを主張したほか、知的財産権や基準認証等の貿易・投資の自由化以外の幅広い分野でも経済統合の推進に向けて知恵を出し合いたい旨発言した。」

TPP交渉参加賛成を明言。
麻生太郎氏(現副総理)のTPPコメント(大阪・女性局講演会・2011 02 12)
http://www.youtube.com/watch?v=wG4R1RRXJYU

安倍現総理もTVで交渉参加賛成を明言している。
2012年2月25日放送『ウェークアップ』
TPP交渉参加に賛成する安倍晋三 
http://www.dailymotion.com/video/xy0rw7_tppyyyyyyyyyyyyy_news


自民党は総裁選前にネットで有名な6条件を掲げていた。当時はこれが「公約」「党見解」。

その後、総裁選にて
「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します。」
をTPPの公約とする安倍新総裁が誕生。

つまり公約として、反対派にとっては、「6条件」と比較して党見解としては明確に後退したのである。

安倍総裁がTPP推進側にシフトした動きを見れば(事前協議で早々に折れ交渉参加表明)、また元々TPP推進派だったこと、さらに政界きっての道州制推進派だったこと、数々の発言を鑑みると…

安倍自民支持で現状のグローバリズム大暴走の阻止は不可能と言えます。

(私は「グローバリズム反対かつ安倍支持」は、偽装保守・隠れ構造改革派と考えています)


【見落としがちな事実 「安倍総理が財務省と戦っている」は嘘】

2012衆院選 消費税増税を明言。
つまり元々増税派。
安倍晋三
http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A35004001001
麻生太郎
http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A40008001001

このような記事もある。
安倍晋三は「消費税増税派」である
http://wondrousjapanforever.blog.fc2.com/blog-entry-120.html
※『安倍晋三は、2006年、第一次安倍内閣時の所信表明演説で、「消費税については、「逃げず、逃げ込まず」という姿勢で対応してまいります 」と述べて、消費税率引き上げの可能性を示唆』
『2007年6月に発表した『骨太方針2007』では、「消費税を含む税体系の抜本的改革を実現させる」と明記』
『2007年の参院選の直前には、日本テレビの報道番組NEWS ZEROの中で、「消費税から逃げるつもりはない。消費税を上げないなどということは一言も言っていない」と発言して選挙後の消費税増税の可能性に言及』
2011年11月民主党政権時代『自民党の安倍晋三元首相は17日、都内で講演し、消費税を2010年代半ばまでに10%まで引き上げるとした政府・与党の方針に関し、「10%で足りるのか、場合によっては12%ということになっていくかもしれない」との認識を示した』
かなり前から繰り返し増税に言及していることがわかる。

今回削除しようという景気条項は民主党が入れたもの。自民党は元々削除したかった側。それを安倍首相の判断で今回行ったことは要注意。

民主金子議員「増税三党協議で、自民は景気条項を拒否した」
http://togetter.com/li/497982

自民党衆議院議員 中谷元ブログ
http://www.nakatanigen.com/modules/archive/details.php?bid=386&cid=1
「経済情勢により増税を最終判断する『景気弾力条項』については、自民党は、経済成長率の努力目標の削除を要求し、政府・民主党は、現段階では削除しない構えであるが、溝はそんなに深くない。」

一連の流れを鑑みると(グローバリズム同様に)消費税増税反対でも安倍自民支持が続くようでは決して止まることはないのである。増税の影響の凄まじさはご存じのとおり。


【衆院選後の見通し このままでは構造改革路線は加速し増税も強行される】


民主党はTPPでも消費税でも反対派が抵抗していた。それこそ党を割ってでも抵抗していた。

しかし自民党はどうだろうか。

民主党分裂を誘うためのネタ扱いだったのではないのだろうか?

例えばTPPでは民主党が抵抗していた事前協議を、自民党があっさり呑んで交渉参加表明したことが知られている。

そしてJファイルは公約ではないと言い放った。

地方のTPP反対を願う方々の票をかき集め、TPP反対を願うネット民を煽り、その勢いで首相になったのに、政権についた途端TPP反対派の願いを無残に踏みにじって民主以上の構造改革路線に走ったのだ。

つまりTPP反対の票が効かなかったということは言える。

明確に不支持を打ち出さずに構造改革路線が止まることはない。

このままでは移民・道州制、どんどん進んでいくとみます。



※当エントリーは、三橋貴明 新世紀のビッグブラザー 2014-11-28 ユーロ国債「金利」暴落! コメント欄112.116.120 
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry2-11957876916.html#cbox
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11957876916.html#cbox
に書いたものを一部加筆・修正し掲載した。

当然のことながら、この文章は「反グローバリズム・反消費税増税をダシにしながら真逆の政治家を推してきた」三橋貴明や三橋支持者への牽制を含んでいる「投下」である。

上記リンクを見れば解るようにすでに三橋ブログのコメント欄でも自民党支持を堂々と言えなくなっている。三橋の論理的破綻はもっと早くから明らかだったが、遅かったと言わざるを得ない。もっと早く保守ブログ界隈で論争をすればよかったのかもしれないという思いも残る。組閣時点でグローバリズムへの傾斜は明らかだったのであるから。

衆院選がどうなるか今の段階では結論は出せないが、日本の大きな分水嶺となるに違いない。

この記事を、リンク先の所謂「安倍信者」や自民党支持者や「ネット保守」含め、プロパガンダに対抗する参考としていただければ幸いである。私は所謂「ネット保守」がこの記事で触れた「事実」を無視し続けて、政治家への希望的観測で増税やTPPを語ることに非常な憤りを持っている。知的頽廃極まれり。確かに、何も「保守」できないのは理由があるのだ。